小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月9日






与一「石燕の奴 まーた部屋から出てこんわ」はーやれやれっ

粋「Σえ。湯立ってんじゃねえの?」ひいっ

与一「定期的に見ておるわ
全く 貧弱な癖に集中すると動かんから恐ろしい」げんなりっ



家康「この時期に部屋から出ないのは怖いよねえ」

与一「まあくたばりかけたら取り憑いとる私にも影響有るのでな。
消滅する前に頼んだ」真顔

粋「幽霊なのに存在してるだけで命懸けだよなお前」うわー。



白「けど今日ホント暑いよな
なんかダルい」ため息っ

千様「Σえ。白君が!?」

テオドール「熱中症に御座いますか!? シロさーん氷氷氷っ」だだだだだっ



家康「あの、シロ今日バイトなんだけど。」

粋「Σこの炎天下の中 春一まで走ってったの!?あいつ!」えええっ





白「確かに暑いしダルいけど
暑さに負けてる感じじゃ無いと思う?」はて。

シロ「そもそも炎ばんばか出す体質の癖に熱中症なっておったらキリが無かろう」

千様「Σあれっ シロ君!?」




家康「あの テオちゃんは?」おそるおそるっ

シロ「忠義見事。」ザルに灰こんもりっ

千様「辿り着くには着いたのね」わお。

粋「Σうおお灰が焼けてる! テオ起きろおおおお!!」ひいいっ




間。







白「涼しい。」ひんやりっ


シロ「確かに弱ってはおるぽいな?」冷風びゅおおっ


千様「やだわー。夏風邪?」

粋「兄貴は風邪とかひかねえよ?
体内に入って来た悪いもんは無意識に焼いちゃうらしいし
だから薬も毒も効かねえって飛天も言ってたし」


家康「ん?て事は」ふむ。

シロ「む?」




家康「テオちゃん起きて もっかい伝書鳩して貰った方が良いかもしれない」

千様「殿、テオ君まだ灰よ」

家康「いやだって 白これ緊急事態かも知れな
テオドール「Σなんで御座いますかあああ!!!」気合いの高速復活っ!




一同(Σ 気力凄っ!)ひいっ



テオドール「我が主が緊急事態かもとはどういう事に御座いますか!」うがあっ

家康「襟首掴まないで締まる締まるっ

えーとほら この子言わば自分で病焼き付くすから病気知らずだったんだよね?
でもさ、それが具合悪いってなるとだ うっかり何か悪いのの侵入許しちゃったのかもしれない
でもって薬が効かない体質となるとだ

テオドール「Σ!!」顔面蒼白っ

粋「Σあ!言われてみればっ」ひいっ




家康「まあ この子だし大丈夫だとは思うけどね
私等人間でも 具合悪いのは体が悪い物と戦ってる証拠って言うし

けど、念の為 天海には相談しといた方が良いと思うよ?」襟直しっ




テオドール「申し訳御座いません。緊急事態につき 血を頂いてもよろしゅう御座いますか!」くわっ
白「Σえ」



シロ「もはや緊急事態しか聞こえとらんな」ふむ。

家康「あのテオちゃん? そんなパニクらなくても

テオドール「急がねばいけないので御座いましょう!
申し訳御座いません失礼致します!!」

粋「Σ待て待て待て待て! 病人なら尚更それは駄目



がぶっ!





変化バササッ


テオドール「すぐに魄哉さんを呼んで参ります!
持ちこたえて下さいませ!!」

びゅんっ!


シロ「Σ速い!!」ひいっ

千様「確かにバンパイア化した方が飛べるし速いけどー」あらまあ。



家康「あの、なんかごめんね?」

白「・・・」腕に歯形ぐったりっ。



粋「飼い吸血鬼に噛まれたショックのが辛そうなんだけど
ほれ兄貴。饅頭要る?」饅頭っ
白「いらない」


千様「てか白君が負ける様な病気なら テオ君も血吸っちゃ駄目よねえ?」あらあら


与一(あいつ 自分の意思で吸血したのは初ではないのか?)ドン引きっ





ーーーーーーー






石燕「あー 水分水分っ
干からびる前に完成して良かっ ん?」


与一「おお石燕 生きておったか」


石燕「Σいやそっちが大丈夫なんすかその人!!」ひいっ


白「」どんよりずーん。

粋「Σおおおい!マジで兄貴大丈夫なの!?」オロオロッ

家康「動物ってケガその物より ストレスでダメージ受けたりするからねえ」うーん。

シロ「Σ普段無神経の塊の癖にどんだけ精神に来とんのだ!!」えええっ



与一「謎の体調不良の上に パニクったテオドールに噛まれてな
心身共にダメージを っておい、聞いておるか?」


石燕「あの、誰も気がついてないんすか?」

与一「? 何がだ?」




縁側の障子がしゃんっ!!


魄哉「白君そのまま! 動くんじゃ有りません!!」

数珠ビュゴッっ!

白「Σ!?」びくっ



柱めきゃっ。

がらバキャずずーん!!




魄哉「なんで避けるんですか」真顔。

白「避けなきゃ俺がぐしゃってなってたろ」くわっ




家康「あー また家が」あちゃー。

粋「Σ何!? マジで何!?」ひいいっ



石燕「いやあの

単純に白さん憑かれてるっす」

死神「Σうっおバレた!!」どろんっ

一同「Σなんか生えた!!」




石燕「見た所西洋の死神っすかね?
この国の化物でこの人タゲるとか有り得ないっすし

せいぜい点数稼ぎの為に あの世に強い化物連れてこうとしたら しぶとすぎて難儀してたとかそんなんっすか?」

死神「Σ何こいつ! 見てきたみたいに!!」ひいっ

与一「コイツは化物より数段思考が化物なのでな」うむ。




彬羽「言っとくが あの世のシステムは何処の国もさほど変わりないぞ。
名簿に無い奴連れてっても事務処理が大変でむしろ評価は下がるはずだ」

死神「Σマジか!!」えええっ

千様「あら彬羽君 いつの間にお帰りなさい」

彬羽「シロが戻って来ないんでな
割烹が暑くて仕事にならん」

シロ「Σあ、忘れておった」はっ




白「あ。肩軽くなった」腕ぶんぶんっ

家康「Σ回復速い!」

粋「あー 良かった」ほっ。




魄哉「えーとつまり
まだマニュアル頭に入ってない 新人の死神さんとかで?」

死神「えーまあ
いやすみませんね 海外土産に調度良いと思ったんですけど」へらっ

魄哉「成る程そう言う事ですか。
あの 管理職として言わせて頂きますが、基本は大事なんでマニュアルは絶対目を通しとかないとド偉い事になりますよ?」

死神「いやーですねえ
ホント こりゃすみませんでしたねえ。
では私はこれで」とんずらっ





魄哉「うちの子の魂勝手に手土産ですみませんで済むかああああーーっ!!」

渾身の数珠フルスイングっ

死神「Σごぶはあっ!!」




ばたーん。


魄哉「おととい来やがれです」はんっ

家康「天海、仮にも僧侶が中指立てないの。」どうどうっ




シロ「そりゃなるわな」うむ。

石燕「つーか。なんでこんだけ人外揃ってて誰も気づかないんすか」

与一「いやあの そもそも病気ではと話で有ったし
少なくとも私は霊視とかそっち向きでは「脳ミソ筋肉しか居ないんすか」ほんとにもー。




白「ま、もう良いや 体軽くなったし」あっさり

魄哉「君ねえ 2、3発どついても西洋からクレーム来ないと思いますよ?「お前のせいでもう殴る所無いだろ」





死神(に、日本怖いっ
今のうちに) 這いずりっ





テオドール「おや?まだお話終わって御座いませんよね?」


死神「Σなんでこんな所にハイクラスバンパイアーーっ!!」ひいいっ





白「あ、テオ変化したまんまか」

彬羽「お前が殴る所がますます無くなるな」うわ。



粋「Σこらテオ! どうどうどうっ
マウントポジションでボコボコはやめなさいこらっ!!」ひいいっ



石燕「触らぬ神にタタリ無しっすねえ」しみじみ。

与一「あの破壊神に下手にちょっかい出すと あらゆる方向から災いが来るのだな」うっわー






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