小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月17日






大江山





酒呑童子「おいおい。 俺が頼んだのは鬼退治要員だぞ舐めてんのか?」はあ?

茨木童子「いやー これ以上の適任居ないだろ」苦笑。


人魚「Σえええ 鬼退治って悩みでもあるんですか!?いやー死なないでー!!御二人共愛してますっ」びたんびたんっ



酒呑童子「うるあ!!」

池にぼじゃーん!!


人魚「良かった元気ー!」ごぼぼっ




白「人魚 相変わらずだな」うわ。

ダミアン「うむ。見てて疲れるくらいな」げんなりっ


シロ(俺は此処で任務を完遂出来るのであろうか。)うーん。






間。







人魚「Σえええ!茨木さんが片腕なのって その刀に切られたからなんですかっ」ひいっ

シロ「当時の使い手は俺では無いがな。
そもそもコレも1度折られとるし 打ち直されたので別物と言えば別物かもしれん」鬼切ちゃきっ。

茨木童子「Σ!!」びくっ


酒呑童子「マジでトラウマなんだな」うわ。

茨木童子「Σ腕切断されてくたばりかけりゃそりゃなるだろ!!」




白「鬼って 腕ちょん切られたくらいで死ぬのか?」はて。

茨木童子「アンタは何なら致命傷になるんだ」


ダミアン「出血多量的な問題では?」うーん。

酒呑童子「いや俺らも普通に生物だかんな?」



白「バカラスが言ってたけど
傷口は焼けば血が止まるぞ」炎ぼぼっ

茨木童子「うん。絶対嫌だわ」


シロ「いや出血云々は関係なかろう
これは名の通り元々鬼を斬るための刀で有るしな」

酒呑童子「ん? こんな物がそんなヤバいのかよ?」鬼切ちょいちょいっ



茨木童子「ヒント。俺は本来お前らで言う白目が黒いタイプの鬼です
そして、今現在 斬られた腕と同じ方の目のみ お前等と同じ形状の目です
以上から導き出される答は?」

ダミアン「Σ切断の上 刀に色々吸われたかっ!?」うわっ

人魚「Σえ。やだ釣り上げると同時にシメるみたいな!?」いやああっ!




シロ「偉い飛びのいたな。」うわ。

酒呑童子「Σんなヤベえ物なら早く言えよ!」心臓ばくばくっ


シロ「本気でそこまで解らんとは思っとらんかったので すまん。」困惑っ


ダミアン「酒呑殿 本能と言うのは無いのか?」

酒呑童子「なんて殿付け?

いや、危ない感じは無かったんだけどな」うーん。

白「少しくらい斬られて吸われても大丈夫なんだと思う
こいつ血の気多いし」

人魚「そういう物なんですか?」えー。



白「晴明の話だと 鬼ってのは昔は化物全部をそう呼んでたらしいし
だから俺も斬られたら危ないはずだけど 別に何も感じないしな」じーっ

シロ「だからと言って刃をガン見すな。危ない危ない」むう。


一同(確かに死ななさそう) ああうん。



シロ「そう言えば この前のアレだが
手元が狂ったのが鬼切でなく氷の方で心底良かったわ」しみじみ。

白「あー テオは鬼切刺さったらちょっと危ないかもな」うん。


ダミアン「すまん、今何か我が同胞が偉い目に遭っとる様な話が
白「大丈夫だ。生きてるし即治ったし なんか覚醒した」

ダミアン「Σどういう事だ!?」えええっ


酒呑童子「何があったんだよ?」ひそっ

シロ「その、テオの奴が俺のミスで本気でくたばりかけたのでな
救命の為あいつのアホみたいな効力持ちの血を流し込んだと言う事件がだな」しどろもどろっ

人魚「助かって良かったですねえ」うわあ。


ダミアン「そう言う事か
初吸血おめでとう これでお前も1人前だと伝えておいてくれ。」ふっ

白「吸われてないけどな」

シロ「死ぬ程嫌われとるのに上から目線はやめておけ
また五寸釘で襲われるぞ」きっぱり。

ダミアン「Σうっ!」メンタルぐさっ





白「さて、そろそろ俺は帰るから後よろしくな」くるり

茨木・酒呑「Σえ」

ダミアン「え?このガキ1人にやらせるのか!?」えええっ

シロ「Σ誰がガキか!」むかっ

白「そいつはただのガキじゃないぞ
鬼を斬るにな多分一番向いてる奴だ」


酒呑童子「マジかよ」ええー。

茨木童子「刀が怖いのは認めるけどなあ」うーん。



シロ「確かに霊感等は無いに等しいが
鬼憑きとさえ確信が持てれば 憑かれた人間は無傷のまま鬼のみ斬る事も可能なのだが?」こめかみに青筋っ

酒呑・茨木「うん。適任」わお。


人魚「そもそも今日は何がどうしたんです?」

白「此処の奴じゃない鬼が都の方で夜な夜な暴れてて
酒呑童子達が濡れ衣着せられてるからどうにかしろって言われて来たんだ」

ダミアン「あー それは。」成る程


酒呑童子「つか 相手間違える凡ミスの話聞いた所だし 出来たら大ボスのアンタが居た方がありがたいんだけどよ?」



白「今日から新演目。」きっぱり。

シロ「役者業が稼ぎ時なのだそうだ」うむ。

茨木童子「副官のカラスは?」
白「珍しく店に団体予約灰入ったって」

ダミアン「それは板前抜けれんな。」


人魚「どちらも表のお仕事お疲れ様です。」あちゃー






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粋「Σえええ!んじゃマジで片付けたの!?さっすが凄え!」おおおっ



人魚「あらお迎えですか?」あらあらっ

テオドール「白さんがお仕事終わってお疲れで爆睡されましたので」苦笑。


酒呑童子「魔王がそこまでバテるって人間の世界ヤベえな」うわ。


茨木童子「いやーでも助かった助かった
ホント一太刀だんな」わははっ

粋「お。 お前高評価じゃね?」

シロ「当たり前だ

しかし、待機中暇潰しに駄弁っていて思ったのだが」ちらっ

茨木童子「ん?」



シロ「お前 昔は酒呑童子の数倍やんちゃしておったとは本当か?」怪訝っ

茨木童子「お前は何を喋ってくれてんのかな?」ん?
酒呑童子「Σ!」ぎくっ




テオドール「Σええ!茨木さんそうなので御座いますか!?」えええっ

粋「Σ貴族の牛車に蛇投げ込んでた程度とか言ってた癖に!!」うっそおっ

茨木童子「Σいやホントに大した事無いから!
そんな引く程の事じゃ」あたふたっ




酒呑童子「ぶっちゃけ毎日酒池肉林してたけどな」

一同「Σえ」

しゅぱっ!


ダミアン「Σ逃げ足早い!!」




茨木童子「この山で俺から逃げられると思うな」

メリメリメリメキキキッ


テオドール「Σ草木がかつてない速さで急成長を!!」ひいいっ




シロ「鬼にしては地に足のついた穏やかな奴だと思っておったが」ふむ。

粋「遊び倒して落ち着いたタイプだったんだな」わお。



ダミアン「Σ茨木殿落ち着け 竹はいかん!刺さるっ串刺しになるっ!!」ひいいっ

茨木童子「よし締める」シダ植物の蔓にょろにょろっ

ダミアン「Σ何処が穏やかかあっ!?」ひいいっ





人魚「ヤンチャ時代もあったとか ますます素敵ですー」きゃっ


テオドール「女性はちょい悪がお好きと言いますからね。理解は出来かねるので御座いますが

てか これは何に御座いますか?」

人魚「ダミアンさんからプレゼントです」血液パック。

テオドール「・・要りません」引。





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