酒呑童子「んでよー 俺お頭だろ？山の主だろ？なのになーんでこんな居ずれえんだって あれ？ちょっと聞いてる？」ひっく。
粋「あーはいはい 聞いてる聞いてる
家に居場所のねえ父ちゃんかよって感じだよなー」うんうんっ
酒呑童子「いや聞いてねえだろ 所帯持った覚えねえっつの」ひっく
家康「昼間っから酔ってるねえ」わお。
千様「人魚ちゃんの猛アタックがひっきりなし過ぎてストレス感じてるみたいなのよねー」
小太郎「で、 また粋に愚痴聞いて貰いに来てるのか」わんっ
石燕「お頭権限で しつこいと追い出すぞくらい言ったら良いんじゃないっすか？」
酒呑童子「アホか。いっぺん住み着きたきゃ住めって言っといて
こっちの精神に来るからやっぱ無しとかこ頭として沽券に関わるだろ」けっ
千様「また余計なプライドで自分の首絞めてるし」あらあらっ
蒼月「なんで女の子に好かれてストレス感じるの？
マジで解んない」真顔っ
酒呑童子「お前並の精神なら楽だったろう あ、やっぱ今のままで良い
こんなんなりたくねえ」ああうん。
粋「ま、良いじゃねーの。
ゴキブリ並に嫌われて 視界に入ったらうわってやられるよりはさ」わははっ
酒呑童子「そう言われれぱそうなんだけどよー」うーん。
石燕「比較対象それで良いんすか」わお。
粋「まあ細かい事気にすんなよ
悩んでもあの姉ちゃんじゃどうにもなんねえだろし
ほれ、アニマルセラピーアニマルセラピー」
カイコもふっ。
酒呑童子「なあ。これやたらでかいけど 蛾じゃね？人の頭に乗せる物じゃ無くね？」
粋「いや妖怪
うちのペットだから気にすんなよ」
酒呑童子「Σいや尚更悪いわ んなもん乗せんなよ！」
粋「えー。 コイツ安定感有るし調度良い大きさだしよ。ほれ、こういう手触りの奴って触るとストレス緩和になるんだってよ
カラスが言ってたし間違いねえって」
酒呑童子「いや頭
あーもう細かい事良いか。
逐一気にしてたらマジで疲れちま ん？なんか本当にどうでも良くなって来たような
え。マジでこんの効くのかよ」おおっ
石燕「カイコちゃん 酒呑童子さんの妖気吸って無いっすか？」
千様「ストレスってか 生体エネルギー吸われて余計な事考える余裕無くなってない？あれ」
酒呑童子「へー。アニマルセラピーってのマジで効くんだな
やべ 急に眠気が」あくびっ
一同(Σいやそれ 凄い疲弊してるだけ！！)
酒呑童子「ぐう。」がくっ
蒼月「ねえ。これ失神してない？」
家康「ま、まあ がっつり睡眠とったらメンタルも回復するんじゃないかな？」冷や汗っ
千様「体力は回復するかしら？」
石燕「この人っすし 多分？」苦笑。
粋「作戦成功。」ふっ
蒼月「アンタも結構黒いよね」うわ。
粋「相談されてもしゃーねえもんはしゃーねえもん。」けっ
小太郎「お前 そうやって自分もダルい癖にすぐに相談乗っちゃうから」わおんっ
粋「なんか皆俺だと愚痴吐きやすいみてえなんだもんよ
政務とか小難しいのはカラスに相談だろうけどよ
こういうしょーもない愚痴で 吐いて楽になるなら聞いても良いかなって。
こいつは絡み酒ウザかったからこういう事したけどよ。」カイコなでなでっ
家康「話しやすいってのも一種の才能だからねえ」うんうんっ
蒼月「アンタの場合自分からトラブルにクビ突っ込んでない？」
粋「してねえよ。それで愚痴ってたらバカじゃねえかよ。」むっ
襖すぱんっ！
挿音「だあくそ使えねえ！何の為に研修やったと思ってんだクソ新人があっ！！」うがあっ
粋「Σうおビビった！
え？何 また忍軍の新人何かやらかしたのかよ
あ、茶飲む？「ほうじ茶！！」
粋「お前もお疲れ様だなあ
はいよほうじ茶。」
挿音「全くだっての
あークソ解ってんのかアイツ等 ホウレンソウは仕事の基本だろが。ミスったらくたばるって言ってんのに なんでその程度の事出来ねえのか」ぶつくさっ
粋「あーうんうん
1人のミスが大勢の生死に関わる仕事だよな忍び。」うんうんっ
挿音「おうよ！ お前のが良く解ってんじゃねえかよ」ほうじ茶ずずーっ
蒼月「舌の根も乾かぬうちに 自ら行ったね」うっわー。
家康「・・基本良い子なんだよ。うん」
小太郎「びっくりする程物事の因果関係が解ってないのが凄いよな」わおんっ
間。
テオドール「あのー 巨大なアサガオぽいのでぐるぐる巻きにされた酒呑童子さんが撤去されておりましたが
何かあったので御座いますか？」
千様「普通に茨木君が酔っぱらい回収に来ただけよー」
テオドール「その割には捕獲された猛獣感が
で、 こちらはどうされたので御座いますか？」
粋「」ぐったり。
蒼月「気遣い疲れじゃないの？」バカを見る目っ
テオドール「？
酔っぱらいの相手に御座いますか？」
粋「・・プラス キゲン最悪の公務員」ぐったり
テオドール「単品でもキツい奴に御座いますね」うわ。
もふっ。
粋「あ、カイコ ふかふか気持ち良 Σあああ今は吸うなあああっ」頭くらくらっ
石燕「あ、やっぱ飼い主さんのが美味しいんすね」
千様「カイコちゃん。程程にねー」
テオドール「つまりは 人の毒吐き聞きすぎて毒素溜まってしまった状態に御座いますか。
毒素ごと生体エネルギー吸って貰ってデトックスされた方が
粋「Σ体持たねえわ！！
こらカイコ 夕方まで待ちなさいっての」めっ！
蒼月「この状況でも飼い主バカ出来るの凄いよ」ああうん。
テオドール「確かに粋さんはお話しやすいので 愚痴言いやすいので御座いますよね
私もこの前 夜中まであれやこれやのストレス吐き出しと言うか愚痴聞いて頂ききましたら止まらなくなりまして。
気がついたら爆睡されておられましたし」苦笑
蒼月「こいつの愚痴聞かされながら寝落ちって 悪夢間違いなしじゃん。」うっわ。
テオドール「申し訳御座いません 本来夜行性な物でつい夜更かしを。」
家康「うん。論点そこじゃないかな」
千様「人の為に一生懸命なのは良いけど 自分が疲れちゃ意味ないわよー？」よしよしっ
粋「あ、いや。
なんか勝手に話進んでるけど 別に愚痴聞きで疲弊してるわけじゃなくてさ」
小太郎「ん？ じゃなんでメンタルやられてるぽいんだ？」わおんっ
粋「その、あっちやこっちやで愚痴聞いてて思ったんだけどさ
兄貴から愚痴って聞いた事ねえなって」 真顔
家康「事有るごとにお兄ちゃんと自分を比べる癖 そろそろやめた方がいいよ」あちゃー。
粋「考えたら兄貴こそ愚痴るべきじゃね？
今まで結構ギスってた化物と人間に喧嘩すんなって
別に良い子ぶってるわけじゃなく 化物全体を見て人間に歯向かうのは得策じゃねえってちゃんと判断して言ってんのに強めの妖怪達からは反感買って喧嘩売られてよ
でもって 表の顔じゃ有名人だろ？芸能人だぞ？瓦版とかマジでウゼえから 俺ならそれこそメンタルやられてるっての
同じ親から生まれて何この差
テオドール「カイコさん。デトックスお願い致します」
生体エネルギーずぞぞぞぞっ！！
粋「Σあーー！！！」
家康「うん。そのまんま気絶させちゃって」
間。
粋「」きゅうっ。
千様「お兄ちゃんがあんなだと 確かにコンプレックスになっちゃうかもねー」はーやれやれっ
テオドール「仲良い御兄弟に御座いますのに」えー。
蒼月「野郎兄弟ってのはある程度そんなもんだよ
俺も時々 うちの相方マジでくたばれって思うもん」ふんっ
小太郎「あー 自称モテてる蒼月より万倍そっち方面幸せそうだも「喰うよ？」
魄哉「そもそも白君も結構愚痴とか言いますけどね」ひょこっ
家康「Σうおお帰り そうなの！？」ええっ
魄哉「ええまあ。
ほら 最近彬羽君に頼みがちですが、たまーに僕が休みの日とか夕飯当番してるでしょう？
そしたら台所来て本番中に変な客がヤジ飛ばして気分悪かったーとか ぶつくさ言ってますね」にっこり。
一同(仲良い母子のコミュニケーションかよ。)引っ
魄哉「で、何ぞつまみ食いさせてあげるとキゲン良くなって去ってきます」にこにこっ
蒼月「餌が欲しくてやってんじゃない？それ」
テオドール「でも確かに 意外と愚痴とか言われますね
お顔に出ない方に御座いますので 結構びっくり致します」ふむ。
家康「Σえ。テオちゃんにも愚痴るの！？」ええっ
テオドール「？
おかしい事に御座いますか？」
千様「意外よねー
年下に弱味見せる子とは思ってなかったわ。」あらあらっ
粋「ひょっとして俺 信用されて無い？」えええっ
蒼月「復活早いな」ちっ。
魄哉「忍軍支給。眠り玉です」
ぼむっ！
粋「Σぶわっ！？ 煙いやめ すやっ」くかー。
テオドール「あまりやると夜眠れなくなるのでは御座いませんか？」あーあ。
家康「しかし 今のは意外だったなあ
私は白から愚痴とか聞いた事ないよ」うーん。
蒼月「俺も無いね
そっちのがありがたいけど 」
石燕「あー。家康さんと蒼月さんには あっしも本音吐きたくないっす」さらり。
家康・蒼月「Σどういう意味！？」
石燕「まんまっすねー。」あっはっは
魄哉「ちなみに。
副官の君には吐いてますよね？ 愚痴」
彬羽「あいつは 相手が空気察するまで手前から何も言わねえからな」ため息っ
千様「あらお帰りなさい
白君意外と面倒くさいわね」あらまあっ
テオドール「あの、私毎度察して居ないので御座いますが」えーと。
彬羽「・・何でだ？」はて？
石燕「あんだけ着いて回ってんで 察してると勘違いされてんじゃないっすか？」
テオドール「Σ何だか申し訳御座いません！！」ひいっ
粋「つか 何でお前は解んの？」這いずりっ
一同(Σしぶといっ！！)
彬羽「そりゃ鳥類は本来無表情だからな。
表情から相手の感情読み取るって習性はねえんだ
後は馴れの話だな」
粋「Σ兄貴の愚痴聞き難易度高え！！」
蒼月「いやアンタはそれ以上聞かなくて良いだろ めんどいな」
魄哉「あれ？でしたら特に察してない僕は何故に？」おや。
千様「アンタは保護者だもの」きっぱり。
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コマ『と言う事で
コンプレックスと疲労で面白い事になってました。』カタタッ
白「あんまりそう言うの 大っぴらに言わないで欲しいんだけどな」うーん。
彬羽(普通 本人にバラすか？)
コマ『可哀想なので 出来るだけ粋さんにも愚痴聞かせてあげましょう』カタカタッ
白「嫌だ」きっぱり。
彬羽「いや愚痴聞きたいわけじゃねえだろ
要は 兄貴が自分と違って愚痴の１つも吐かねえ完璧超人だと思ってコンプレックスがヤバかったんだろ？」
コマ『ごちゃってて解りませんでした。』筆談っ
彬羽「解らんなら適当に言うな」
白「完璧って
あいつ 俺がどれだけ馬鹿なのか解ってないのか」遠い目。
彬羽・コマ(そこ自覚は有るのに なんでこんな俺様なんだ)
白「ま、いいや。
それでお前が表情からアレコレ読めないっての初めて聞いたけど
鳥は皆そうって カラス天狗って結局鳥なのか？動物なのか？」はて。
彬羽「ん？
基本はカラスの筈なんだが いやでも人型でも有るしな
中間 か？」ふむ
コマ『カモノハシ 的な？』筆談っ
彬羽「・・かもしれねえな。」うわ。
白「ん？字読めない 何て書いて有「読めんで良い」
