小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月10日

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彬羽「・・暑い。」ぐたっ



家康「急に気温上がったからねえ」あーあ。

蒼月「こいつが暑苦しいよ」



玄関がららっ

テオドール「只今戻りまし Σうわ彬羽さんどうされたのですか!?」ひいっ

白「今日外ちょっと暑かったからな
まさかそれ 全部汗か?」うわ。

彬羽「んなワケ有るか。」ずぶ濡れっ

一二三「帰ってくるなり暑い!って井戸のお水凄い勢いで汲み上げて 桶に頭突っ込んでただよ」

一同(ホント暑苦しい。)うわ。




千様「今からそれじゃ夏持たないわよー?
カッカしないで気分だけでも涼しくね?
ほら 髪の毛拭かないと風邪ひくわよー」手拭いっ

彬羽「いや この方が気化熱で涼しい」窓際もたれかかりっ



テオドール「この方 板前さんなので御座いますよね
こんな暑がりで大丈夫なので御座いますか?」ひええっ

シロ「だから俺があの店のバイトに雇われとるのだ。」

テオドール「Σあ!そういう」はっ




シロ「しかし 千様の言う通りだぞ
今からそれではどれだけ店内氷漬けにしたとて体持たんわ」程よい冷風びゅおおっ

彬羽「すまん。もう少し強めに「耐えろ。」



シロ「だいたいだな。
病的な暑がりの癖に黒づくめなのがいかん
黒は熱を吸収するで有ろうが」ため息っ

彬羽「あのな。こっちはカラスだぞ?」



白「そもそも他の色 似合わないけどな。」背中に羽織当てっ

家康「うん。ガタイ良いから お前の派手派手羽織だと背中だけで既に怖いね」納得。

彬羽「手前等。人が動けないと思って調子に乗るなよ」



小太郎「そもそも そんな派手な柄物着るの白くらいだぞ」わんっ

白「そうか?」えー。

テオドール「少なくとも 彬羽さんがそれ着たら確実にカタギに見えなくなるとは思われます」頷きっ




家康「まあまあ今日は ゆっくり休みなよ。
夕飯食べれる?「水をくれ」

蒼月「なんで春に夏バテしてんだよ」

千様「ここ数年気温の変化が極端なのよねー
冬場は蒼月君 夏場は彬羽君がヤバいわねえ」あらあら。

蒼月「一緒にしないでよ つか梅雨もまだだよ」




白「図体でかいのに食べないと持たないだろ
なんか栄養ある汁物作れるか?」

テオドール「そうで御座いますねえ じゃがいもで冷たいスープなら作れますが 今から裏ごしその他するとなると中々に大変にございます」うーん。


小太郎「そこまでガッチリ作らなくて良いと思うぞ
最悪栄養有る物絞って飲ませりゃ良いんだし」わんっ

白「栄養有るのって何だっけな?」えーと。


家康「凄まじい勢いで死亡フラグ立って行ってるね」わお。

彬羽「Σお前等は頼むから何もするな!!」



白「試しに そこに有ったコンソメスープにニンニクと玉ねぎ放り込んでみたけど」丸ごとごろんっ

テオドール「Σあああニンニクーーっ!!」

灰ざらああっ

白「あ。しまった」


千様「白君のお料理大胆ねえ」あら

シロ「アレを料理と呼んで良いのか?」



鏡子「栄養なら生姜も入れた方が良いかと思いますよ」どろんっ

千様「あー、確かに
玉ねぎニンニク生姜は冷え性に良いのよねー」

家康「いや暑がってんだけど。」


白「そうなのか?」へー

ぼちゃんっ

蒼月「いやだから 何で丸ごとダイレクト?」うわあ。




白「まあ良いや。とりあえず啜れ。」謎スープずいっ

彬羽「多くは求めん。具材はせめて皮剥け

ん? ちょっと待て
お前 このスープは何処から持ってきた?」

白「ん?台所から」

彬羽「は? そんなの作った覚えは」ん?



テオドール「あ、それ私に御座います。
本日は彬羽さんが夕飯作るの大変だと思うので、と石燕さんに頼まれて昼休みに作っておいたので御座います
いやー こう言う事だったので御座いますね」ざらざら復活っ

彬羽「Σえ。 いや俺も帰ってから作るのダルいんで 店で作って来たんだが?」

テオドール「Σえ」




一二三「道理で台所こんもりしてるべ」うわあ。

彬羽「ちなみに 作ったのはスープだけか?」

テオドール「・・ちょっとはしゃいで コース1式くらい作ってしまいました。」あちゃー。


家康「うわ。重箱の数もすごっ」わお。

シロ「此方も弁当になる分豪華にしたな さては。」


蒼月「お前 こんなん作ってるから余計暑いんじゃないの?」

彬羽「Σそう言う事か!」はっ

蒼月「Σ少しは手抜く事考えろよ馬鹿!
ここ高所なんだよ!?そんなだから町より涼しいのにへばるんだよ!!」




シロ「食いきれるか?これ」うーん。

家康「いつもの倍だよねえ」うわあ。



石燕「あれ?皆さん何の騒ぎっすか お腹減っ Σうおお見るだけで胸焼けがっ!」うぐっ

家康「Σ相変わらず胃腸弱い!!」



白「俺は良いけどな
いくらでも入るし」

千様「この子 なんでお肉つかないのかしら?」憮然っ



シロ「む? いつもなら此処でツッコミなり何なり

おい。 粋の奴はどうした?」きょろっ

テオドール「あ。何か魄哉さんの御用事だそうです。 」

シロ「? あやつ単品でか?」はて。


千様「何かしら? 嫌な予感が」




魄哉「たっだいまー

彬羽君へばってると思いまして江戸城の厨房で本格中華作ってきましたっ」サプライズっ!

粋「中華は火力が命! 俺も頑張ったぞー」わははっ

一同(Σ袈裟で中華鍋振り回したのかよ!!)




家康「ひゃっほう 和洋中揃ったあ」わお。

魄哉「Σえ」



挿音「Σうお なんじゃこりゃ」ぎょっ

一二三「皆の愛の塊だべ」





千様「いつもの3倍はさすがに多すぎない?」うーん。

石燕「つか 無理やり詰め込むのも勿体無いっすよねコレ」うぷっ




白「なあ。 今日あったかいんだよな?この時間でも」

彬羽「だな。 だからこんな事になってんだな」困惑っ





白「よし。暇な奴等呼んで花見するか
今年なんだかんだでやってないし」

家康「Σおお!夜桜見物!?」


テオドール「Σお花見に御座いますか!!」おおおっ

粋「そっか。俺等居たら提灯要らねえし」火の玉ぼぼっ

白「よし。バカラス 伝書カラスで暇そうなの皆呼べ
腐ったら勿体無いし」びしっ

彬羽「お前 こう言う時はテキパキしてるな」


家康「わーい。花見だ花見 酒だ酒っ」ひゃほうっ

千様「石燕さんも ダラダラしながらなら食べれるわよね?」

石燕「んーまあ 宴会は別もんっすからねえ」






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飛天「ちゃんとした飯 うまー」じーん。

つつじ「医者の不養生あきまへんえ?
ちゃんとご飯食べんと」

皐月「うまうま。やっぱあっきーのご飯好きやー」わーい。


酒呑童子「つーか なんで俺等までわざわざ呼んだんだよ?」酒ぐびーっ

粋「量が有るから?」

茨木童子「皆少しは桜も見てやれよ」苦笑。


九尾「だーりんが皆乗っけて来い言うんでの
片っ端から連れて来たが
なんじゃ カラスがバテたから花見とはどういう事じゃ?」首かしげっ

彬羽「いやそれが ん?」

九尾「ほえ?」



彬羽(Σ普通に物食えてる!)はっ

蒼月「うん。空気に流されて暑さ忘れてたよね
うちの大将 どこまでが計算なんだろねー

あ、この海老チリってのうまっ」






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