小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月12日

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【割烹 春一】




庵「何?あのお客さん 注文とらなくて良いの?」

ひな「あーその。今回は個人的に彬羽さんに用事だそうで」

シロ「個人的な用で営業中に店員捕まえるなと言う話だ」ぶつくさ芋洗いじゃぶじゃぶっ


朱禅「しっかし何話してんだろなー
大っぴらな割にヒソヒソと」



庵・ひな「しーっ」机の下もぐりっ

シロ(盗み聞きする気満々か)





ひな(遠いですね そっと。そーっと移動しましよょう)ゼスチャーっ

庵(おっけい 物音立てないようにね) ゼスチャーささっ



朱禅「客居ないし ま、いっか」はーやれやれ伸びっ

シロ「良いのか?」えええっ






客「でねー その人がねー
苦労してんのよコレがー 」


ひな(世間話?) あら?

庵(なんでわざわざ厨房から板前引っ張り出して世間話?)えー。



客「でねー。まだまだ一花二花咲かせたいって話でー
バツイチ出戻りさんだけど どうかなー?と思ったのよー」あっはっはっ

彬羽・ひな・庵「Σはああ!?」



客「・・・。」


ひな・庵「Σあっ」

彬羽「何やってんだお前ら」


客「ま、いいわ
アンタ等からも言って頂戴。御相手も可愛い息子さん居るしー。 バツイチコブ付き同士ぴったりだと思うのよねー」


彬羽「ちょっと待て。」

客「ちなみに御歳だけど 女盛りの30代よ
ぴったりでしょ?」おほほほほっ

彬羽「」


庵「あ。沈黙した」

ひな「無理も有りませんね」ああうん。





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家康「ええええ何!?そんなトシだと思われたの!?
いや解るっ 解るけどね あっお腹痛いっ」ひー!

彬羽「Σ喧しい! 腹捩れるまで笑うな!!」くわっ


千様「彬羽君 人間換算するとまだ10代なのよねー。
見えないけど」うーん。


白「で、結局どうなったんだ?」

彬羽「どうなるも何も有るか
話持ってきたオバハンに普通にビビられて終わりだ」けっ


一同(いやそれ 10代で6歳くらいの子持ちとか思われてるんでは。)えええ



粋「つか 連れ子同い歳くらいで男女とか恋愛モノなら年頃になってから確実に家内イチャイチャになるパターンじゃ」ふむ。

彬羽「Σ!?」

千様「はいはい。ややこしくなるからそれくらいにねー」


白「お前普段何読んでるんだ」

粋「Σえ」ぎくっ

家康「あー 女子もドン引きの甘ったるい色恋物読んでそう」苦笑





蒼月「けど勿体無いなあ。 女盛りのバツイチ歳上とかさー
つか何処住み? 連絡先聞いてな

鏡子「ああっと 悪戯な春の日差しがうっかり反射っ」

ピカッ

蒼月「Σ目があああ!!」ぎゃあああっ


千様「鏡子ちゃん 右目まで失明するからやめたげて」
鏡子「すみません 事故なんですう」しれっ



粋「な? 誰かれ構わず口説きまくるからこんな事になんだよ」あーあ。

家康「聞こえてないぽいよ?」


白「目が悪くなったなら眼鏡かければ良いんじゃないか?」

蒼月「Σえ。更に眼鏡属性追加?
うわまたモテちゃうじゃん」

粋「Σ逞しい!」





石燕「妖怪、眼帯、女好き
これ以上盛ったらかえって個性無くなるっす
物事は詰め込めば良いってもんじゃないっすよ」きっぱり。

蒼月「Σう。まさかのまともな返しっ」
石燕「つか 眼帯の上に眼鏡はちっとクドいっすね」うんうん。


与一「すまん。仕事モードに入っておってな」げんなり

千様「細かいと思ったら絵描きの目線なのね」ああうん。




白「そんなこんなで気にするな
蒼月からしたら羨ましい話なんだし むしろ誇れ」真顔

彬羽「フケ顔をか。」


白「フォローって難しいな」うーん。

粋「むしろ何で今のでいけると思ったんだよ」



白「だってな。コイツ机の引き出しに一二三から父の日に貰ったお手伝い券とか
彬羽「Σ待てこら何で知ってんだ!!」

白「勝手に開けたからだ。そんなだから父親感が滲み出てるんだろ」どやっ



家康「うん、白それはダメだよ
プライバシーの侵害だから天海にチクっとくからね」

白「Σえ」

家康「考えてもみなさいっての 自室の机の引き出しとか春画とか隠してたらどうす
ぐはあっ!!」



千様「今のは怒られるわよね」うん。

蒼月「思っても言うなよだよね」目擦りっ


彬羽「そうかそういや手前が居たな
条件的にピッタリだろ 手前が代わりに見合いでも何でもしろ
家康「あ、残念。確かに人妻は好きだけど 30代くらいじゃまだ若すぎって言うかね」げほっ


石燕「家康さん 庶民の1人としてしてこの国マジで心配になるんすけど。」引。

与一「春だな」ドン引き。





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コマ『見た目等さほど気にする事でしょうか?
私等 木目にございますが?』筆談っ

彬羽「・・だな。」困惑っ



粋「ありゃ言い返せねえな」ああうん

白「コマに頼んで良かった」うんうん

千様「てか何?そこまで気にしてるの 彬羽君」

白「でかい奴にはでかい奴の悩みが有るらしいぞ
着物がいちいち特注とか 布団で足伸ばせないとか」

蒼月「それコンプレックスとは違うと思うよ」





テオドール「おや?皆さんここにいらっしゃいましたか」ひょこっ

家康「お。居ないと思ったら」

テオドール「頼まれておりましたお買い物行って参りました
それでそのー 日よけの番傘が少し傷んでるみたいでして」

千様「あらー? 特殊なのだから修理大変なのよねー
挿音に頼んだ方が良いわよー?」

テオドール「Σう やはりそうなりますよねっ
あーまた壊したのかとか言われてしまいます」ううっ


粋「主にそれ振り回してるの兄貴だけどな」

テオドール「言い訳に我が主を使うのはどうかと」むう。

家康「いや事実は言って良いと思うよ」苦笑


彬羽「あー 解った解った頼んどいてやる
お前日に当たると灰になるんだから そこは遠慮するな」ため息っ

テオドール「Σホントに御座いますかっ ありがとうございます!
彬羽さん 困った時に頼れるマメなお父さんみたいで御座いますねっ 助かります」悪気ゼロっ




家康「うん。クリーンヒット」わおー。

テオドール「はい?」



千様「・・頼りがいが有るって意味だと思うわよ」えっと。


テオドール「え。何かおかしな事を申しましたか?
基本フォローの方に御座いますし、子煩悩過ぎてキャラ崩壊までして絵本読んであげてたりに御座いますし、戦闘時には優先して周りの被害を最低限に留める様立ち回られておりますし

家康「うんやめよう。
褒めてんだろけど 今はそれ追撃になるからやめたげよう」どうどうっ




白「もうお父さんで良いだろ
図体でかいんだし」なげやりっ

彬羽「だな。 下駄履く時わざわざ並べて高めの選んでる奴も居る事だしな「違う あれはその日の気分だ」



家康「意外と繊細な子達だよねえ」あーあ。

千様「何気に白君に飛び火してるけど 何?そうなの?下駄」

粋「・・あー。 うん 言わねえでやって」目そらしっ






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