小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月18日

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テオドール「Σはっ」ぴくっ

小太郎「お?どした?」わおんっ




玄関どばんっ!!

ダミアン「ふははは久し振りだな アジアの小国のモンスター等共Σあ!ちょ何!? あああああああっ!?」

かんしゃく玉すぱぱぱぱぱぱんっ!!




テオドール「やはり。邪悪な気配がしていたので撒いておいて正解にございました」ふう。

粋「あのー 俺らも通るんだけど 玄関。」引。


テオドール「トドメ御願いします。」キリッ

コマ『玄関吹っ飛ぶのでノーです』筆談っ




千様「ごめんねー テオ君やっぱ死ぬ程ダミアン君嫌いらしくてー」あらあらっ

ダミアン「Σそういうのオブラートに包むのがこの国では無いのか!?」ぷすぷすっ

小太郎「あ。焦げてる」わおんっ

家康「言っても火薬だからね。かんしゃく玉」あーあ。




ダミアン「くっ まあ良い
今回私は、お前の本来の保護者 つまり向こうの主様の使いで来たのでな」どやあっ

テオドール「は?」
ダミアン「Σは?じゃない十字架をしまえ!なんでお前は平気なんだ!!」ひいいっ


テオドール「己に打ち勝ちし証しにございます」よっこらせ。

ダミアン「Σ何い!聖書もだと!!
お前どの様な荒行をっ」ひいっ


千様「テオ君 手プルプルしてるわよー」

家康「聖書って分厚いからねえ」苦笑。


蒼月「吸血鬼ってアホしか居ないの?」




テオドール「で、要件は何なので御座いますか
手短に御願いします」けっ

ダミアン「お前 ホントこの国に来てから変わったよな」うっわー

テオドール「すみません。顔見てるとイラつきますので 15文字以内で御願いしやす。」くわっ



家康「うわー。嫌いですオーラ全開だあ」わおー

千様「まあ、しゃーないって言えばしゃーないけどねえ」あらあら

小太郎「いじめっ子は忘れた頃に自分に返っててくるんだなあ」わおんっ



ダミアン「では リクエストに答えて『そろそろ国に帰ってこい』との事だ
ほれギリ15文字以内13文字だ!」びしっ

一同「Σえ」

テオドール「嫌です」即答っ

ダミアン「Σお前一瞬でも考えるフリくらいしたらどうだ!!」



テオドール「そもそも私 聖書も十字架もダメージにならない程綺麗さっぱり改宗致しましたし、向こうと違いこちらでは比較的マトモな社会生活が送れております
帰る理由が御座いません」しれっ

ダミアン「いやそもそも お前表向き家出と言う事では」

テオドール「それも特に気にしてる人居ないと思われますが。
何せ 向こうではほとんど人と関わっておりませんでしたし」



ダミアン「えーと。
あの え?こんな口喧嘩強かったっけ?」えええっ

家康「こっちには口悪いの沢山居るからねえ」あっはっは

千様「多少なりとも影響受けちゃうわよねー」うんうん。


蒼月「言っとくけど、ウゼえよ根性焼き入れんぞ とか言わないだけまだマシだよ?」

ダミアン「Σこの国偉い治安悪くないか!?」えええっ

小太郎「西洋はお上品なんだな。」ふーん。




ダミアン(いかん。
今ならチャンスと思い乱入したが モタついて居てはあのおっそろしいこの国でのコイツの主が帰って来てしま
白「日本の戸は 基本押すんじゃなくて横にガラララなんだぞ。」
ダミアン「Σでたあああーーッ!!!」ぎゃああああっ


白「人を化け物みたいに」耳キーン。

ダミアン「いやいや実際此処の化け物のボスだろうがっ」ひえええっ



粋「あ、ホントだ戸外れてら。」

千様「あー西洋の戸って押したり引っ張ったりして開けるの主流らしいものねー」

家康「うちの勝手口みたいな奴だね」成る程




白「で 何しに来たんだお前
また船沈んで国に帰れなかったのか?」

ダミアン「Σんなポンポン遭難して堪るか!
私は今日は使いでだなっ」



テオドール「申し訳御座いません。
ストーカーですので燃やして頂いてもよろしゅう御座いましょうか?」


ダミアン「Σお前なああ!!」

白「そうか。遊んで欲しいのかもしれないけど、
嫌いな奴にウロチョロされたら気持ち悪い物なんだぞ」

ダミアン「Σそこまで言う!?」



家康「あーこれは
白の行動パターン的に ある程度話聞いてから出てきたね」成る程

千様「あ、そういう事。 本人が帰らないって言ってるのに連れ帰るとか無いわーて話ね」ふむ。


蒼月「ん?待てよ
あのヘタレ吸血鬼ってさ

その国の保護者さんと普通に通信出来んじゃん?
なんでわざわざ嫌われてるコイツ使いに出したの?」



白「確かに何でだ?」 じーっ

ダミアン「あのちょっと なんか怖」冷や汗ダラダラダラッ

白「人の下僕を勝手に撤収とか 話によっちゃホントに燃やすぞ」火の玉ぽぽぽんっ




テオドール「やはり私はこの国に居てもよろしいのですねっ」じーん。

ダミアン「Σこちらが殺害予告されとるのはスルーか!
こら改宗したなら十字を切るな!」うがあっ





粋「あ、俺分かったかも」ボソッ

小太郎「へ?」



粋「ひょっとしてお前 自分から連れ戻すから名前出して良いっすよねー?とかその主さんに名乗り出た?」

一同「Σえ。」

ダミアン「Σなっ 何を」冷や汗どぱあっ

白「図星か」うわ。


粋「だってお前 昔はガキ大将だったけど今はどっちかと言えばハブられ気味でテオの気持ち解らんでも無いって前に言ってたし

根性無いのムカついて虐めてたけど 今偉いキャラ変わったって凄い言ってるし

ぶっちゃけ解り合えたら良き友になれそうとか思ってんじゃね?」ずぱりっ


ダミアン「」

コマ『機能停止しました』カタタッ

千様「何が凄いって 数回会っただけの人にそこまでディープなお話されちゃう粋君のコミュ力よねえ」

小太郎「だな。愚痴りやすいのかなあ」わおんっ




粋「お前な そういうのはまずちゃんと謝らないとダメだって
説明無し謝罪無しで強制送還したって ますます嫌われて直に五寸釘打たれるのがオチだっての」

ダミアン「Σオチが完全に拷問なのだが!?」

テオドール「あ。それよろしゅう御座いますね。」五寸釘っ


ダミアン「Σだああ 子供の頃は悪かった!!本当にすまんと思っとるので眉間はやめえええ!!」ぎゃああああっ

家康「はいどうどうどうどう。白御願い」ああもうっ



白「テオ、ハウス。」

テオドール「申し訳御座いません。つい昔の記憶が甦ってしまい」ピシッと正座っ



ダミアン「Σなんなんだこの差はっ!」ぜーぜー


小太郎「テオ的ピラミッドの最下層と最上位への対応の差だと思うぞ」わおんっ

ダミアン「Σ喧しわワーウルフ! 何だ私は最下層なのかっ!?」



テオドール「いえ。ピラミッドのの更に下のミミズののたくる腐葉土くらいの感覚に御座いますね」冷ややかな目っ


蒼月「眼中にねえんだよモグラ野郎ってさ」

ダミアン「Σ毒気増し増しの通訳要らんわ!!」





粋(要は ダチになりたいってそんだけの事なんだろうけど
聞く限り テオの性格じゃ許さねえだろなあ)うーん。


テオドール「謝られた所で生理的に無理です。
台所でナメクジ見つけた感覚なんで視界に入らないで下さいませ」どずぱっ

ダミアン「Σそこまで言う!!」

粋「許さねえどころじゃねえな」ああうん。




白「生理的に無理か
そういやそれ 俺もお前に言われたな。」ふーん。

ダミアン「Σあ、あれはそのっ
滅茶苦茶怖いって意味であってその Σギャああ五寸釘やめろおお!!」白羽取りっ

テオドール「喧しいっ我が主になんたる無礼な!!」五寸釘ぎりぎりっ

家康「Σだあもうやめなさいってば!!」




ぽすんっ。

ころころっ

テオドール・ダミアン「ん?」




白「一旦落ち着け。」

テオドール・ダミアン「Σニンニクーッ!!」ひいいっ




一同(Σ酷っ!!)


灰の山ふたつっ。




間。







ダミアン「ーーで、その
私も その東洋のモンスターのリーダーがどんな物か気になって その、見に行ったのだがな。」


コマ『おそらくお初の 東洋西洋ボス対談の時の話と思われます。』筆談っ

千様「あ、成る程。」


ダミアン「で、東洋=印度の辺りのイメージだったのでな度肝を抜かれたと言うか何と言うか」うーん。



千様「Σえ。白君 インドの神様より派手な格好して行ったの!?」えええっ

白「インドのって?」はて。

家康「腕6本や8本の人以上?」ええー。



ダミアン「いや 見事なまでに白尽くめでな。
インドイメージで居たらアルビノ白髪白づくめのオリエンタルなのか何なのか解らん派手なのが出てきた時の衝撃よ」

粋「あ、それ俺が衣装決めた奴だ」手ぽんっ

蒼月「アンタ 裏方限定で要所要所で活躍してない?」うっわあ。



粋「なめられちゃダメって事で正装ての用意しろってカラスに頼まれたんだけど。俺正装とか解んねーからさ
芝居小屋の真っ白記事に白刺繍の誰が着んのコレっての持ち出したら思った数倍しっくり来てさ」わははっ

千様「そこで極彩色行かない辺りさすがだわ」うんうんっ

白「そんなん持ってきたら俺が却下する」きっぱり。





テオドール「私もあれは驚きました。
いや 迫力が」うんうんっ

ダミアン「であろう? 魔王と言えば黒づくめ
だが真っ白は真っ白で恐ろしい物がな」うむ。

テオドール「?
神々しいの間違いでは?」

ダミアン「吸血鬼としてどうなんだ その感性は。」ええー





小太郎「根本的に合わないぽいな」



白「ん? この2人が仲悪いの俺のせいなのか?」えーと。

家康「いやそうじゃなく
今後それも有りそうだけどね」うーん。



蒼月「とりあえず今日は帰った方が良いよ。
家主の留守中にうちのメンツ海外撤収しようとしたとか、あのジジイにバレたら何で有ろうが祓われるか封印食らうよ?」

ダミアン「Σ日本物騒過ぎんか!?」えええっ

テオドール「誘拐未遂犯に言われたく御座いません」

ダミアン「Σいちいち言い方に悪意!!」

家康「はいはいはい。どうどうどう」よーしよしよし





ダミアン「くっ。仕方ない 今日の所は大人しく撤収しよう

置き土産に更に言うと 会談だしこっち側は会話しようとしてんのに全く言葉解りませんなのも正直びびったぞ

英語でもドイツ語でもフランス語でもどれでも良いってのに
西洋全部相手に折れる気ゼロかよって どんな化け物なんだよってもう存在が怖かった。」けっ

粋「うんごめん。 上下関係厳しい西洋から見たら怖すぎんだろけど
うちの兄貴外国語覚える頭ねーんだよ」

ダミアン「Σそんな理由!?」




蒼月「何コイツ しつこくめちゃ喋るな」

千様「駄弁る友達いないのね」ほろり。



どろんっ。

ダミアン(コウモリ)「よし!では 今回はこれで退いてやる
有りがたく思

びしっ。

ダミアン(コウモリ)「Σぶっ!?」

繁みへひらひらっ



テオドール「おや。当たりましたか」

射的用の玩具の銃ちゃきっ


家康「テオちゃん 」引。

蒼月「なんであんな物有るのこの家」




粋「えーと。吸血鬼だから多分生きてるよな?
帰ったよな?」一抹の不安っ

白「帰ったとは思うけど

あいつ しつこく『今回は』って言ってたよな?
それってまた来るって事なのかな?」

一同「Σえ」はっ



テオドール「吸血鬼は基本吸血鬼としかつるみませんので。
よほど向こうで仲間外れにされてるのでしょう 知るかって話に御座います」ふんっ

小太郎「お前とことん変わり者なんだな」へー。

テオドール「故にあの人に虐められて居たので御座いますよ」

家康「うわ根深いなあ」わお。





テオドール「しかし 1人の寂しさは解らなくも御座いませんし」ふむ。

小太郎「おっ。 まさかのっ?」

千様「許したげるの!?」おおっ



テオドール「次出て来たら使いっ走りくらいにはして差し上げてもよろしいかもしれませんねえ」ふふふふふっ



白「皆テオの事吸血鬼らしくないとかめちゃ言うけど
有る意味すごくそれっぽいと思う」うん。

粋「て事は兄貴 そのテオが認めて崇め奉ってるって事はマジで邪神なんだな。」うわー




蒼月「なんで俺らの周りこんなんばっかなの?」

小太郎「俺ら平和で良かったなあ」わおんっ






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