小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月14日

f:id:t00c:20211112100639j:plain





家康「はー 寒いけどいい天気だねえ
こういう日は空が澄んで見えるんだよねえ」のほほん

蒼月「いいから襖閉めろよ寒い!!」くわっ


千様「こういう日は何事もなくのんびりコタツでぬくぬくしたいわねー。」




飛天「ごめーん。お宅の兄貴に何処まで薬効かないのか試しまくったら偉い事なっったわ」わははっ

粋「Σごめんじゃ済まねええええ!!」ひいいっ



千様「まあ無理なの知ってたけどね」ああうん。

家康「フラグ立てるから」あーあ。


テオドール「Σえええお薬って 白さん大丈夫なのですか!?
え?え?御本人は何処にっ」きょろっ



飛天「此処に。」手のひらサイズっ

粋「Σちっさああっ!!」

白「燃やすぞ。」
粋「Σぎゃっ すんませんそういう意味じゃなく!!」ひいいっ



テオドール「お元気な様で安心致しました」ほっ

蒼月「いや お元気だけど安心出来ないだろ
何この小人」うわ。

テオドール「生きておられればそれでオールオッケーに御座います」

千様「確かに お薬とか怖いけどー」うーん。



家康「で、何があったらこんな可愛らしい事になるの?」

飛天「いや 薬も毒もほぼ効かない体質って言うから
限界何処だろって茶菓子に薬盛りまくったら 相乗作用てか副作用でこんなミラクルがな」

白「ちなみに 着物は診療所の常連の婆ちゃんが 風邪ひくだろーとかってちゃっちゃと作ってくれたぞ」どやっ

蒼月「ほんとメンタル強いなこの人」うわあ。


粋「Σいやいやいや! 何!?そこらの人間に小型化しちゃうの見られたの!?」えええっ


白「『ここの先生の薬よく効くから』とかなんか納得されたぞ」

飛天「日頃コツコツ積み上げた信頼と実績のおかげだな」ふっ

家康「お前普段診療所で何してるの?」一抹の不安っ



挿音「親父に言って 抜き打ち監査入れる様にすっか」キセルすぱーっ

シロ「だな。好奇心で薬盛りまくる医者とか恐ろしくてならんわ」ため息

蒼月「あの、アンタ等なんで平然としてられるの?」



挿音・シロ「慣れた」きっぱり。





白「あんま言ってやるな
コイツもまさかちっさくなると思ってなかったらしくて 春一に駆け込んでバカラスにしっかりグーで殴られてたし」しれっ

粋「そりゃ普通生物は縮まねえもんよ」

家康「とことん特異体質だねえ」しみじみ。

シロ「というか、何故にそんな冷静なのだ当事者」困惑っ




彬羽「まあそいつの事だ
代謝がやたら良いから ほっときゃそのうち戻るだろ」

千様「あら?バイト早退?」

彬羽「勢い余って店壊したんで帰って頭冷やせとよ」憮然っ



飛天「いやー。頑丈なカラス天狗で良かった」ふっ

蒼月「もう二、三発殴った方が良くない?」




テオドール「何もしないで時間が経てば戻るので御座いますか?」はて。

彬羽「理屈で考えるならそうなるな
あとは そうだな。

そいつの体は自分にとって害になると判断すりゃ病原菌も焼き付くすから病気にならない
ほとんどの薬が効かないのは よく効く薬程異変つまり毒と見なされるから と、考えるとだ」

家康「あー、仮に今すぐ小型化してる成分が害と見なされれば すぐ戻るのか」へー。

粋「よし、兄貴 それやってみよう」真顔

白「どうやったら出来るんだそれ。」むう



シロ「落ち着け その内戻るのなら良いではないか
まあこの大きさでは踏んだりするかもしれんし
此処は大人しく薬の効き目が切れるのを待つとし


障子ばきゃっ

杜和「ちょっと兄様聞きましたわよ!!
江戸城で宴があったそうではありませんの!何故に大名と認められなかった戦国領主は呼ばれて大名家である我が家は無視ですの!?」


家康「Σ大人しくって言ってるのに!!」ひいいっ

挿音「落ち着けとりあえず 馬で乱入すんな」キセルぷはー


杜和「あら?これは私とした事が
赤兎 庭に居て下さいな」

赤兎「ひひんっ」 蹄パカパカっ



粋「あー びっくりした」心臓ばくばくっ

テオドール「Σあれっ! 白さん何処行かれました!?」はっ

シロ「Σおらんのか!?
まさか今ので吹っ飛ばされて」きょろっ



千様「あの、無事っちゃ無事なんだけど
杜和「Σ兄様ストップストップ!!さすがに女性の胸ぐらに手突っ込むのはアウトに御座いま どうせやるなら私にっ!!」いやああっ!

シロ「Σやめんかはしたない!! 兄妹揃って落ち着け馬鹿者ーーっ!」ハリセンすぱーん!!



千様「Σあ」

粋「Σ今度は何!?」びくっ




千様「・・ちょっと奥行って取り出して来るわ」すたすた。


一同(Σ挟まり抜けて 帯の辺りまで落ちた!?)

蒼月「あ。やっぱちょっと羨ましい?」おおっ

彬羽「本人さすがに伸びてんじゃねえのか?」ドン引きっ





ーーーーーーーーーーーー





ねこ「キシャアアアアッ!!!」全力威嚇っ


千様「虐めたんじゃないのよー?」

ねこ「Σシャアっ!!」くわっ



粋「あーうん。
あそこが一番安全かもな」

家康「ふっかふかのもこもこだしね
てか 猫ちゃん白の母猫みたいになってんだけど」




白「お前がまともで良かった」ほっ

ねこ「にゃあん。」すりすりごろごろっ



一同(あ。親子だこれ)うん。




家康「じゃ効き目が切れるまで 猫ちゃんに飼い主の番お願いしよっか」

彬羽「だな。利口な奴だし問題ねえだろ」うむ。



飛天「ほんっと利口な猫ちゃんで。」 ボロッ

蒼月「一目で諸悪の根元見抜く辺り凄いよねー」あーあ。





テオドール「なんだかんだでとてもメルヘンな光景に御座いますね」のほほーん。

粋「メルヘン か?これ」ええー


白「皮剥ける痛い痛い痛い」じたばたっ

猫「にゃあん」ざーりざりっ


小太郎「猫の舌ってヤスリみたいなんだよな」わおんっ






>サイトトップに戻る