小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月21日

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家康「Σあっ 今年花火してないっ」はっ

粋「Σあ。そう言えば」


蒼月「いや夏祭りで見たじゃん」

家康「いやいやそう言うのじゃなくて!
夏と言えば花火なのにやらかしたああっ!」うわああっ



千様「殿 人生楽しそうねー」

粋「あーうん。だなあ」目そらしっ

蒼月「いやアンタもだろ
いくつだよ」



魄哉「秋にやる花火と言うのもオツかもしれませんね」ふむ。

挿音「おいマジか ちょ待て親父こっち見んな」

魄哉「至急作れません? 火薬なら忍軍でしょう?」 眼鏡きらーん。



挿音「出来なくはねえけどよ
今からかよ ダリいなおい」キセルすっぱー。



テオドール「何のお話に御座いますか?」ひょこっ

粋「あー えっと今年花火してなかったから今日やるか?って話になってて
テオドール「Σおおっ! 私初めてに御座いますっ
一二三さん一二三さん 花火やるそうですよ!!」わくわくっ!

一二三「ええー!ホントだべか!?」わーい。




白「なんかごめん。」

挿音「作りゃいいんだろ作りゃ!
かっ飛ばすから邪魔すんなよ!!」すたすたっ

蒼月「ガキ2人に言われたらねー」あーあ。

シロ「それで作れるから凄いがな」うむ。



挿音「あ。ちなみに何尺玉よ?」

魄哉「いえあの。線香花火に毛が生えたくらいの手持ちので良いのですが」えーと。

シロ「Σ打ち上げのも作れるのか!?」えええっ

蒼月「Σ職人でも1個作るの何カ月レベルだろそれ!!」

家康「いやー。昔私が散々我が儘言ったからねえ」あっはっは。

魄哉「まさか大砲を花火仕様にする人が居るとは思いませんでしたね」遠い目。

家康「いやどうせ戦するなら 相手の軍に少しでも目の保養をと思って「癒されませんし見る余裕有りませんっての」



一同(一気に血なまぐさくなった。)うわあ。



魄哉「さて。 僕は夜までにお仕事終わらせて来ますかね」いそいそっ

シロ「お前も大概楽しみなのだな」





間。





彬羽「こら 振り回すな!」

一二三「ええー!でも両手に持ってブンブンすると綺麗だべよ!?」

家康「あー 子供はそういうの好きだよね」あははっ

魄哉「いやー涼しくて良いですねえ
忘れてて良かったかも知れません」にこにこ


一二三「そーれ」ぽいっ

ネズミ花火ぶばばばばっ!

魄哉「Σうっわああああ!!」びくっ

家康「Σぎゃーこっち来ないでえええ!!」ひいいっ


彬羽「Σこら悪ノリするな!」




粋「向こう盛り上がってんなー」

千様「あら?花火楽しみだったんじゃないの?
2人して何してるの?」


粋「どっちが長持ちするか線香花火合戦」
テオドール「で、御座います。」真顔。


千様「楽しい?それ」えーと。

粋「めっさ楽しい」即答。
テオドール「日本の夏とは奥深い物に御座いますね」


千様(知っては居たけど変な子達ね。)しみじみ




ぱんっ!


小太郎「Σぎゃいいんっ!!」びくっ

コマ『ネズミ花火が弾けただけです。撃たれてませんよ』筆談書き書きっ


魄哉「あんま大丈夫でもないですけどね。」けほっ


一二三「うわああん!ごめんなさーい!!」

彬羽「人に向けるなら没収だ。」ふんっ

シロ「立っとるだけで絶対取り返せんか
でかいと便利だな」


一二三「ごめんなさいー!もうしねえからー」うわーん!

彬羽「・・今度やったら2度とさせねえからな」ちっ


蒼月「躾甘っ甘だな。」

鏡子「良いんじゃありませんか?
一二三さん聞き分けの良い子ですし
しかし 花火で照らされる彼岸花と言うのもオツですね」にこにこっ

蒼月「えー 心広いなあ。

てか俺は彼岸花より鏡子ちゃん見てたい「あら嫌だ。花火の反射で何も見えない」うふふふっ

蒼月「Σうおう!鏡マジでチカチカするっ!」




シロ「鏡子 かわし方上手くなったな」うわ

石燕「慣れって凄いっすねえ

シロさんも お1つどうっすか?」線香花火っ

シロ「いや ガキでも有るまいし花火ではしゃぐのもな」

石燕「向こうの線香花火合戦参加するとか「それこそ本気でいらん。」



九尾「しかしちゃんと混ざりに来る辺り 意外と可愛げ有るのう」ふふんっ

シロ「喧しわ獣が。
お前は火が怖くは無いのか」むっ

九尾「何を言う 火はだーりんの象徴ぞ?
愛しく思う事は有れど恐れるわけなかろう

して、だーりんは何処かのう? 見当たらぬ」きょろっ


粋「あれ?そういや兄貴居ねえや」

テオドール「その辺で眠られておられるのでは?」きょろっ



挿音「あー、あいつにゃ 最後の仕上げ頼んでんだわ」

家康「お。仮眠終わり?
凄いねー こんだけの量こさえるとかさすがっ」

挿音「おう マジで疲れたわ」けっ


シロ「して、仕上げとは?」


挿音「ほれ、シメが線香花火だと 秋のこの気候じゃ物寂しくね?」

魄哉「あ。成る程」


テオドール「まだ何か有るのですか?」わくわくっ

挿音「ほれ。裏山のあの辺注目」びしっ

一同「へ?」





ーーーーーーーーーーーーー



【裏山 中腹】




白「よし。そろそろだな

犬神 危ないから下がってた方が良いぞ」

犬神「わおんっ」避難てててっ



白「あいつも良くこんなの作ったよな

一番はしゃいでるんじゃないのか よいしょっと。」


炎ごううっ!










家康「Σえ!? 打ち上げ花火!?」

挿音「なんかもう シメはこれしかねえ気がして急いでこしらえたわ」キセルすぱーっ

千様「あらやだ 凄い数」あらー。



テオドール「おおおおおっ!」感激っ

一二三「すっごいだー!」きゃっきゃっ






石燕「おお。花火終わった後に良く見たら満月がっ 」おおおっ

粋「Σ演出すっげー」へー

家康「Σあっ今日十五夜か」はっ

千様「あらー 綺麗なお月様ねえ」





挿音「よし。明日有給取るわ」すたすた。

魄哉「あ。さすがに体力限界ですね お疲れ様です」苦笑。



家康「よっしゃ二次会! 月見で宴会いってみよー」

一同「おー!!」ノリノリっ




石燕「あれ? 確かさっきまで曇ってたような?」はて。

白「職権乱用した。」すたすた。


粋「うお、お帰りっ 誰にどう掛け合ったらそんなん出来んの!?」えええっ


白「月のウサギ?」にやっ

テオドール「Σえええ! そんなのとお話出来るのですか!
さすがに御座いますっ」おおおっ



シロ「そんなのおるのか?」

彬羽「居るわきゃねえだろ

あいつも大概うかれてるな。」






コマ『?』


うさぎぴょこんっ






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