小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月31日

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千様「今日で5月も終わりねー 早いわー」

蒼月「だね。月末だね」


魄哉「という事で毎度お馴染み月末の何時に終わるか解らない業務に入りますので
天守閣には絶対来ないで下さい」物凄い真顔っ

白「なんで俺見て言うんだ?」

一同(気持ちは解る)うん。


魄哉「全く毎度ギリギリまであげてこない部署が有るからっ」ぷんすかっ

家康「毎度お疲れ様だねえ」苦笑。



彬羽「手伝い要「お願いします。」



小太郎「即答だな。」

シロ「うむ。相当忙しいらしい

どうだ。天気も良い事だし ここは1つ家が何処まで直ったか見に行かんか?」

小太郎「えー。一週間そこらで直らないだろ?」わおんっ


粋「よし行こう!皆で行こう
大工のおっちゃんらに差し入れ持ってこう」

小太郎「Σもがーっ!」じたばたっ


千様「あ。そうね
お仕事の邪魔にならない様に『皆で』行きましょうね」

白「だから何でこっち見るんだ?」


蒼月「ダルそうだから俺もジジイ手伝おっと。
頑張ってねー」そそくさっ





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【通称お化け屋敷(修繕中)】



石燕「Σおお!たった一週間でもうこんなにっ」おおおっ

小太郎「家に着いたら元気になったな」わおんっ

白「なかなか部屋から出てこなかったのにな」うん。

家康「石燕ちゃんも もちょい外出しないとカビ生えるよ」ほんとにもー。

石燕「生きながらにして腐ってるような物なんで今さら良いっす。

うわー。大工さんって凄いっすねえ」感心っ



挿音「いや大工じゃねえよ? うちの新人共。」キセルすぱー。

石燕「Σまさかの徳川忍軍作品っすか!?」ひいいっ


挿音「高い所昇るわ重労働だわ 新入りが基礎体力つけるのに調度良いんだよ

ほれそこ 釘歪んでんぞ」

シロ「成る程 忍に必須の器用さも身に付くか」ふむ。



千様「えー。つまり一石二鳥な職権乱用?
元々やってた大工さん達は?」

挿音「怪奇現象に耐えかねて全員ぶっ倒れたわ」ふっ。

石燕「Σあ、そいや一時的に閉めてるとは言え押し入れに鬼門の入り口とか。」

小太郎「裏山だけど犬神でかすぎて丸見えだからなあ」うーん。



ずしーん。

シロ「Σうお!噂をすれば!」


白「犬神久しぶり。お手。」

犬神「べうっ!」お手っ



どしゃああんっ!

家康「Σ体格差体格差!!」

粋「Σ兄貴いいい!!」ひいいっ

挿音「直る前に家壊すなよー。」



新人忍軍団(Σ化け物相手に動じねえ!! お頭すっげええええ!!)おおおっ





間。





シロ「ーーほう、となると
これはお前の自宅と言っておるのだな。」ふむ。

挿音「間違っちゃねーだろ?家主は親父だけどよ
どうせバレるにせよ天海坊の自宅ですとか堂々と言えねーだろ」キセルすっぱー


家康「成る程ね そりゃ忍さん達手抜き出来ないねえ」うんうん。

挿音「ついでに言えば 鬼上司の自宅なんざ近寄りたくもねえだろしな
極力人間が関わらねえ方が良い家だ
合理的だろ?」


白「お前も人間だけどな。」

挿音「・・・だな。」うん。

粋「忘れてたのかよ。」わお。


石燕「まあこん中で一番化け物っぽいっすからねー
妖怪より妖怪っぽいんでしゃーないっす」へらっ

白「良かったな。妖怪博士のお墨付きだぞ」

挿音「嬉しかねえわ。
つーか石燕のがガリガリなまっちろいわで化け物ぽいだろがよ」けっ

石燕「Σ誉めたのに!!」がーん。

家康「うん。石燕ちゃん的には誉め言葉なんだろけどね」うーん。




シロ「しかし大工も災難であったな。

そんな事なら一般人に頼むのでは無かったか。」

挿音「いや。日が暮れると這い回る小鬼や遠くでズシンズシンしてる犬神とかはよ
それっぽい言い伝え捏造してたし差程気にならなかったぽいんだがよ。」

千様「さらっと工作暴露したわね。」



挿音「どこぞの兄弟の派手な祖父さんが うっかり襖とマヨイガ繋げてひょっこり現れちまってよー

襖の裏側にも他の大工居たしで こりゃマジでヤバいの住み着いてねえ?って事になっちまって。」

家康「Σそいや前にやらかしたって言ってた!!」はっ

挿音「それまで多少の怪奇現象は目を瞑ってたけど
それで限界越えたらしくてよ、タタリ有りそうで怖えって辞められちまったわ。」ふーやれやれ。


粋「コイツに目瞑れるって凄えな。」犬神見上げっ

犬神「べうっ」

シロ「目を合わせたら殺られると思ったのでは無いか?」うーん。


白「久々だからめちゃじゃれてくるなお前」ドロッドロ。

家康「お前よく体持つよね」


白「さっき歯が当たって怪我したけどな」流血っ

千様「Σ大丈夫じゃなかった! 大丈夫!?」ひいっ

白「犬神加減下手だし仕方な ん?」


べろんっ。



千様「あ。ごめんなさいしてるのね」

シロ「一瞬食われたかと思ったがな。」冷や汗っ



ずずーん。

小太郎「Σぎゃいん!またでかくなった!!」ぎゃおおんっ

粋「兄貴、コイツに血与えちゃダメだ
どんどんでかくなるぞコレ 」うわあ。

白「俺の血いったい何なんだ」むう。



新人忍B(お頭家で化け物飼ってるのか
あー うん。あのお頭だしなあ)材木運びっ


家康「なんか頷きながら作業してくれてるけど?」

挿音「いんじゃね?
ビビられる方がありがたいしよ」

千様「嫌な職場ねー」





庵「Σあれ!?皆してどしたの!」ぎょっ

シロ「む?お前こそどうした こんな山奥に。」

庵「へ? あー その。彬羽から家ぶっ壊れたって聞いてたから どれくらい直ってるのかなーって。」

家康「ん?わざわざ見に来たの?」


粋「Σお前ら しーっ!」

千様「あー。そういう」



一同(Σ江戸城遠いし仕事終わり春一に寄らないで直帰してるからか!!)はっ

白「?」



千様「いおりん泣かせるわ」ほろり。


粋「まあ、もちょいで完成みたいだし
また兄貴共々入り浸りになると思うけどな」わははっ

庵「あー。そうなったらまたよろしく ほら売り上げヤバくてさー

まあ 朝から魚確定1汁3菜
昼もメニュー選べる江戸城に比べたら 何だけどねー 」

粋「Σお前なんで知ってんの!?」


庵「それと 台所行けば貰えるからってオヤツばっか貰いに行ったら 調理場の人等仕事にならないぽいよ?」

白「ん?誰から聞いたんだ?」


一同(Σそういやこの子も大概ヤバいんだった!!)



千様「何処からストーカーしてるのかしら?」うーん。

シロ「江戸城だぞ?普通に侵入出来んだろ」困惑っ


庵「そっか。もうすぐか
んじゃ またねー。」手ふりふりっ


家康「毒の無さが怖いよあの子。」

挿音「嬢ちゃんが闇落ちする前にとっととこの家仕上げねえとな。」うん。




新人忍C「あのお頭
屋根の辺りチェックお願いしたいんすけど。」

挿音「お? 見せれるレベルに出来たか?」

新人忍C「えっと。 全力を尽くしました!!」ぴしっ



粋「屋根に全力?」

千様「壊れる前によく雨漏りしてたからその辺改善したんじゃないの?」


挿音「へー。どれどれ
俺のチェックは厳しいぞ」すたすた。

新人忍C「うっす!」






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蒼月「で、屋根裏に住めそうなスペース出来てたの?」わおー。

家康「うん。ほら忍って 基本屋根裏だから
ぶっちゃけ私でも快適に住めると思うアレ。」


彬羽「良かったじゃねえか。
お前ついつい自宅でも屋根裏に忍ぶだろ。」

千様「てかアンタ ひょっとして部下にめちゃめちゃ好かれてない?」


挿音「・・何でだ?」困惑っ

白「嫌われた方が良いのか?」

挿音「いや 好かれる様な事した覚えがなあ」うーん。



魄哉「忍って 実力主義=強さが正義ですからねえ。

何か恐ろしい物と対峙でもしてたんじゃないですか?」休憩お茶ずずー。

挿音「いんや いつも通りだけどよ?」はて。



蒼月「そのいつもがおかしいんだけどね。」うん。

彬羽「完全に感覚が麻痺してやがるな」納得。




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