小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月14日

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家康「んー。夜明けまで後半刻って所かなあ?」繁みがささっ


蒼月「つかさあ。規制追い付いて無いんじゃないの?
今回どこの残党? なんであんな数の最新式の銃揃えてんの?」憮然っ

家康「規制しても100パー根絶は無理なんだよ。
何処か正規のルート以外で高く売るよって奴等が居たら 高くても買いたい国内の不穏分子の手には渡っちゃうんだよねー

なお、相手の身元については天海がフルで情報集めてるからすぐ解ると思うよ」

蒼月「徳川恨み買い過ぎでしょ」むう

家康「ぶっちゃけ私もどれか見当もつかない」きっぱり。



彬羽「しかし 誤算だったな。」ふむ。

粋「だなー。人間相手なら俺ら出りゃ余裕だと思ったのに
つか、なんでお前兄貴に目隠ししてんの?」

彬羽「コイツは夜目が光るだろが。」

白「潰れる潰れる」ぎゅううう

家康「うん。絞めすぎね

光ってる物有ったらそこ狙って一斉射撃間違いないし
相手の数と位置が把握出来ない以上 こっちの動きを読まれるのは避けたいね
さて、どうしよ」



白「挿音なら目隠してても 相手の位置解るのにな あいたっ」ごんっ

粋「Σ兄貴こら 目隠しでウロウロしない!」


家康「余裕だと思って忍軍調査の方に回しちゃったからねー やらかしたなあ」


彬羽「まあ焦る事はねえだろ

相手の位置が解らねえのは相手も同じだ。
向こうには飛び道具があるが それも当たらなきゃ意味は無い。
所詮は人間。こっちには身体能力の差って物がある 朝まで潜めばこっちの勝ちだ」

白「バカラス余裕だな?」



彬羽「俺を誰だと思ってやがる。」やけくそっ

一同(そういや元テロリストでした。) ああうん。


白「お前 あの頃一晩林に潜んだりしてたのか」

家康「こら。人の黒歴史ほじくらないよそこ。」




蒼月「つーかさ。銃ってそんな怖いの?」

家康「うん。なんで怖くないと思えるのかな?」

蒼月「だって、コイツの頑丈さなら普通に弾丸くらい弾きそうだしー
俺ら当たっても死ななくない?」

彬羽「待てこら。俺は戦車か何かか?」



家康「んーとね。
ほら 戦国の世じゃ妖怪の類いも傭兵として戦に参加してたって話したよね?


その流れでうちの軍師も人外なのバレっバレだから 向こうも銀の弾丸用意してるっぽいよ。ほら拾ったし」外れた銀の弾丸

蒼月「あのジジイ何やってくれてんの」うわあ


粋「Σえ!バレてるって!!」

家康「いやー天海さ。メンタル限界になると人型保てないからねー」うんうん。

蒼月「Σ戦場で鳥形態かよ!!」

家康「まあそれはそれで徳川に鳳凰ついてるってなるから 敵軍逃げるんだけどね
大陸じゃ皇帝の象徴らしいし」

蒼月(本人その辺自覚してないなコレ。)うわあ




彬羽「おい。寝るな」頭べしっ

白「目隠ししてるのにバレた」たんこぶ。

家康「大人しいからだろねー」




粋「つかよー銀の弾丸ってそんな怖い?
普通の弾丸食らった事も無いからピンと来ないんだけどよ?」

家康「お前ね。 人類の叡知をなめてるね?」

粋「多少痛いだろけど大丈夫じゃね?」

蒼月「ぶっちゃけ待つのダルいんだよ」むう。


家康「じゃあまず
普通の弾丸でもうちの軍師で大概大怪我したんで お前達もダメージ入ります」

粋・蒼月「Σえ」

彬羽「お前ら基準がおかしくないか?」



家康「で、更にー 銀の弾丸って人外専用だからね

痛覚的には普通の弾丸の五倍痛いらしいよ?」

蒼月「Σ何その嫌がらせみたいな性能!!」

粋「Σ数字がデカすぎないのがリアルで嫌過ぎるっ!」ひいいっ



家康「で、更に更にー

体内の弾丸そのままにしとけないから 普通に手突っ込んで抉り出されるけど、それでもOK?」

粋「Σ調子こいてすんませんしたあっ!!」

家康「ちなみに私がやられた時は 治療で死にかけたよ」ふっ

蒼月「Σあ、そういや前に言ってた」はっ




彬羽「だから大人しくしてろってんだ。」ため息。

白「ふーん。銃弾って怖いんだな」ふむふむ。

粋「つか兄貴 よくよく考えたらそんなの向けられてんのに目隠しって相当怖くね?」

白「好きでやってないし

えーと。 俺らの姿見えると危険なんだよな?」

家康「だね。 だから大人しくし



白「じゃ 自然現象 落雷。
あの辺かな?」

がらぴしゃーん!!!


彬羽「Σこらあああ!!」

白「見えないから適当だけど 当たったらラッキー「Σ光ったら見つかっちゃうリスク増えるでしょ!! 相手が飛び道具持ってんだからもっと慎重に



どむっ!!


一同「へ?」





彬羽「銃の火薬に引火したか」

白「お。当てずっぽう当たった。」おおっ

蒼月「Σ近くだったら俺らもヤバイよあんなの!!」ひいいっ

粋「兄貴ハウス!! 頼むから大人しくしてて!」



白「ぐう。」

彬羽「腹の虫で返事するな」

家康「あ、ダメだ 空腹で我慢出来なくなってる」わおー。

蒼月「あ、やば
夜露で冷えてきた」ぶるぶるっ

粋「Σこっちもやべえええ!!」ひいいっ


彬羽「春先とは言え朝は冷えるからな」うーん。

蒼月「火も無理?」さむさむさむっ

白「相手の的になっちゃうと思うぞ?」



粋「マジか。さっきの雷で壊滅しててくれたら助かるんだけどなあ」わたわたっ

彬羽「あれだけの装備が用意出来る奴等だぞ?
普通に考えて部隊は数ヵ所に別れてると思うが」

白「そういう物なのか」へー。





家康「よし。らちあかない 殿突入しまーす」短銃じゃこんっ

一同「Σえ!?」


彬羽「Σおい待てば早まるな!!」

家康「早まってないない。援護よろしくっ」だっ

蒼月「Σちょ 援護って」



白「馬鹿やってる間に夜明けだな
」目隠しめくりっ

一同「Σあ」






家康「わははははははっ 朝日で相手の銃キラッキラー!
ほらほら避けないと急所に当たるよー!」わははははっ



蒼月「ねえ、あれ援護要らなくない?」


魄哉「殿は照準合わせないで撃てますからねえ」ひょこっ

粋「Σうおビビった!!」

魄哉「此処でしたか
いやー皆ご無事で良かった 暗くて探せませんでしたよ」やれやれ。



彬羽「という事は」

魄哉「此処等一帯包囲済みです。
お疲れ様でした」



粋「ほれ家康 どうどうどうどう。」

家康「えー ちゃんと全員急所は外したよ?」

蒼月「あのテンションでかよ。」




魄哉「さて、じゃ後は人間同士の世界ですかね
1人でも逃がすとまーた面倒な事になるんで人海戦術ですかねえ
これも怪我人出なきゃ良いんですが」苦笑。


彬羽「それについて ひとつ案がある」

魄哉「はい?」






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【割烹 春一】



庵「なんかさ 豊臣の残党とのドンパチで 雄叫びあげて鳳凰が現れて戦意喪失で全員お縄になったとか書いてるんだけど。」瓦版っ


ひな「あー。普通の人間ならケンカ売りませんねえ」

朱禅「何が怖いって それが一番平和な奴って事だよなあ」うん。





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