小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月29日

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魄哉「えー。大変言いにくいのですが

皆午後から一日可能な限り英語でお願い致します」


一同「無茶言うな。」




粋「いきなり何で!?
俺 英語なんてサンキューしか知らねえっての!!」

蒼月「それはさすがに酷すぎない?」

家康「えーっと
な、ナイスちゅーみーとぅー?」

千様「簡単な挨拶はゴッドブレスユー だったかしら?」

魄哉「それお大事に。ですね

出会い頭にお大事にとか言われたら アンタが大丈夫かと思われますね」




白「で、 なんで英語で話さないといけないんだ?」

石燕「チャレンジしようとすらしない辺りさすがっすね。」



魄哉「えーっと。実は

ほら僕若い頃海外フラフラしてたもので

その時の知り合いの御孫さんのその更に御孫さん?辺りが 昔のよしみで外交しようぜ!的な」


シロ「清清しい程の他人だなそれは。」

蒼月「国を開けとか言いに来るよね 確実に。」



彬羽「そいつは公私混同はしない派だ 問題ないだろ。」ページめくりっ

粋「そりゃそうだけどさ
お前は何見てんの?」


彬羽「確認を兼ねてだ。」英語テキスト。

シロ「Σやる気か!?本気で一日英語か!?」


蒼月「つーか こいつ可能なのがムカつくんだけど。」




小太郎「なあなあ。
つまり その外人の爺さんの爺さん辺りと知り合いだったんだよな?」

魄哉「ですね。」


魄哉「なんでそんな化石が生きてんだとかならないのか?」わおんっ

一同「Σ確かに!!」


家康「なんか 長生きなの多すぎて忘れがちだよね」

千様「うん。殿は忘れちゃダメよ
人間なんだから」



魄哉「えー そこはちゃんと適当に誤魔化しました」

蒼月「?
どうやって?」



魄哉「I'm Japanese Seninと。」きりっ

蒼月「よくそれ外交で使おうと思ったね。」


魄哉「いやー それが どうもこういうの外国で受けるらしく
テンション偉い上がられちゃって 今度遊びに行くよHAHAHAとなっちゃいまして」

蒼月「それ外交?」

粋「どっちかつと。観光に来るっぽいな」うーん。




魄哉「ちなみに ジャパニーズニンジャも生で見るの楽しみにしてると

挿音「あー悪い 有休消化今日までだわ。」キセルすぱー。




魄哉(業務として呼び出しますか。)ふむ。

挿音(空蝉でも見せて適当に逃げるか。)ため息。




白「なあ。そいつが来るの江戸城にじゃないのか?

なんで俺らが英語とかって話になるんだ?」

千様「あ。言われてみれば」




家康「日本の文化見たいとか言われたんだね。」

魄哉「し、仕方ないでしょう!VIPだから断れなかったんですよ!!」




挿音「ま、そういう事ならこの家で濁した方が安全ではあんだよなあ」

シロ「成る程。 これ以上の警備も無いか。」

家康「文化みたいなら芸能ブラザーズいるしね」にこにこ。


粋「Σお 俺裏方だしっ!」びくうっ

白「出張は別料金取るぞ。」

家康「Σ意外としっかりしてらっしゃる!!」ひいいっ

蒼月「バカ殿。全力でからかわれてるよ」

石燕「この人どこまで本気なのか解りにくいっすよね」




彬羽「ふむ。
英語はまあ 二人話せる奴が居ればどうにかなるだろ」テキスト閉じ。


家康「あ。英語問題なく行けるんだね」


千様「よし。皆彬羽君を盾にするわよー」

彬羽「Σするな! 大人しくしてりゃ問題な
家康「この面子でそれは無理無理」あっはっは




彬羽「だああ百歩譲って 言葉はどうにかするとしてもっ

問題があるだろが!」指差しっ

白「知らない奴いきなり燃やしたりしないぞ。」むっ

彬羽「Σ当たり前だ!!」



粋「へ? 兄貴なんか問題があんの?」

白「何だろう?」はて。





彬羽「頭のコレは飾りか?引っこ抜くか?」ツノがしっ

白「引っ張ったら頭蓋骨まですぽっと行くぞ。」



魄哉「あー 白君の角の事忘れてました
成る程。 慣れって怖いですねえ」うーん。

蒼月「いや 普通にツノ引っ込めといて貰えば?」




彬羽「この馬鹿は家の門くぐると気が抜けて無意識にツノ出やがんだ。」

魄哉「完っ全にパブロフの犬状態なんですよねえ」うーん。



粋「え。引っ込めとくのって ひょっとしてキツいとか?」

白「移動するのに常にうさぎ跳びなくらいダルいぞ」むう

シロ「Σそこまでか!?」ひいいっ


蒼月「いや。その人うさぎ跳びくらいじゃそんな堪えないと思うよ?」

千様「とりあえず 気合い入れててって言うのは酷よねえ
白君だし。」ふむ

家康「常にどこからか抜けてるからね。 気合い」うんうん。




石燕「そこは ジャパニーズ モンスターじゃダメなんすか?」

彬羽「外国じゃモンスターは見かけたら即心臓に銀の杭ぶち込まれる扱いだ」


一同「Σ!!!?」



魄哉「間違ってないですが 若干知識が偏ってますねえ」うーん。








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【割烹 春一】





ひな「で、 出しっぱでも騒ぎにならないようにする事にしたと。」ふむ

朱禅「あーうん。確かにそれなら

いや他に問題がよ」





白「重い。」ずしっ


粋「どうせ芸見せるんだし 衣装盛りまくる方向で妥協した」ふう。

庵「そりゃ頭だけだと不自然だけど。」うーん。

ひな「てかコーディネート粋さんですか。」




庵・ひな(大晦日の小林●子・・)






白「うどんが食べにくい」むう。

朱禅「うん。すっげえ ぶちぶち切れてるな
服何キロあんだよ」

庵・ひな(これで芸とか出来るんだろうか。)




入り口がららっ


一二三「白さんぼつぼつ出番だべー 戻ってくんろー」

白「もうか。
仕方無いな
あ、引っ掛かった。」


朱禅「Σ待てこら無理すんな戸外れる!!
つかどうやって入ってきた!?」


庵「え?ひょっとして 今からあの山路上るの?
あの格好で?」

粋「素直にツノ引っ込めるの頑張った方が良かったかもなあ。」うーん。







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