小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月15日

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襖がらっ

粋「兄貴ー 朗報朗報っ
芝居小屋よー。再建すっげえスピードで進んでるから来週には再開出来るって!

あれ?居ねえ」


千様「うん。だからー
どうせ再開記念になんかやらされるしってー 体力温存しなきゃってどっか行ったわよー?」

粋「Σ早耳過ぎる!!」


蒼月「だって その再建費用と人員集めたのあの人のコアなファンだって話だし。」

粋「Σ相変わらず兄貴のファン層やべえ!!」ひいいっ


シロ「キワモノを好む奴もキワモノと言う事だろう」うむ。

家康「人のお兄ちゃんをキワモノ扱いすんじゃないよー」苦笑。


粋「やっぱ兄貴凄え。」じーん。


千様「聞いてないからセーフね。」うん。

蒼月「この人どんどん精神年齢下がってってるよね」ドン引きっ


粋「何だよ 目上を敬うのは当たり前だろ
でもって役者業では師匠なんだし 目標が凄えのは良い事じゃねーかよ」

シロ「物は言い様と言うか」うーん。




家康「で、体力温存ってどこ行ったの?あの子温存する必要無さそうだけど」

千様「甘いわね あの体力無尽蔵な子がへばるから怖いお仕事なのよ?
その辺でお昼寝してんじゃない?」

シロ「む。ひょっとして 離れのあそこか?」

粋「離れの?」

シロ「お前らは知らんかもしれんが、昔魄哉が作った 西洋の自動車なる物を模した あーまあ兵器だな
あれをぶちこんで有る隠し倉庫が有ってだな」

千様「あ、あのシロ君がよく振り落とされてたやつ?「言うな」



家康「成る程 危険だから仕舞いこんでんだね。」納得

シロ「そこの座席がちょうど良いらしくてな。
あやつ 頻繁に何処からか入り込んで寝とるらしぞ」

千様「どこのにゃんこよ。」



蒼月「何?じゃその倉庫の近くで騒がなきゃ良いの?」

粋「騒いでも良いけど 兄貴寝ぼける癖有るからお前がやべーぞ?」

蒼月「よし、町に遊びに行ってくる」そそくさっ




魄哉「あのー。今離れがどうとか聞こえたんですが?」

シロ「お。戻っておったのか
あのお前の昔の作品 名前なんだったか。おそらくあの車の所で昼寝しとる奴がおるとかそんな話だ」

千様「使ってないんだから良いでしょー?」

魄哉「はあ、まあそれは構いませんが」ちらっ

家康「ん?どしたの?」




魄哉「それ まさか白君じゃ無いですよね?」真顔。

粋「Σへ!? いや兄貴だけど」びくっ



魄哉「Σ挿音こらああ!!使って良いとは良いましたが白君入り込んでるとか聞いてませんよ!!」

天井ぱかっ

挿音「ん? 言ってもねーもん なんか問題有るのかよ」

魄哉「Σ問題しか有りません!!

ふらんちぇすか号は 見た目機械ですが運転手のエネルギーを燃料に走る魔道具です!!」


挿音「はあ!?んなもん聞いてねえぞ!」

魄哉「そりゃ人間なら触ろうがアクセル踏み込もうがぴくりともしませんもん!」



家康「え。ちょっと待って まさか」冷や汗っ

挿音「いやー。すっげえ錆びてるし
あのバカあの場所お気に入りだしよ 今まで何も無かったのにまさか



ブォンブオンブルルルンンッ!

ばきゃ!ブロオオオオオオオン!!



シロ「Σ明らかに動いとる!!」ひいいっ

魄哉「何度も接触してたせいで ジワジワと自己修復機能が作動しましたか」くっ

千様「アンタもうオーバーテクノロジーとかって話じゃないわね」


粋「Σそれより 兄貴いいい!!」ひいいっ


家康「話の流れ的に絶対白乗っかったまんま走り出してるよねこれ
さすがに危なくない!?」

シロ「危ないどころではないわ!
あれは新品の時点で己の速さに耐えきれず装甲剥がれるレベルの凶器だぞ!!」

千様「アンタ何てもの作ってんよおおお!!」ひいいっ

魄哉「Σちょ 首閉め無いでっ
落ち着いて下さい!ちゃんとブレーキ有るんで 白君がそれに気がついてくれればっ」


挿音「あいつにその辺解ると思うか?」

魄哉「無理ですね」即答。



家康「よし。大破する前にどうにかして捕獲しよ」

シロ「だな。人里離れた山奥で良かったと思うべきか」うむ

挿音「どっかで引っ掛かっててくんねーかな。
とりあえず車輪の跡追うわ」しゅぱっ

粋「いや引っ掛かったくらいで停まらねえだろ!
さっきも明らかに壁ぶち抜いてる音してたしっ」オロオロっ




九尾「小僧乗れい! あんの鉄の車わちのだーりんを誘拐するとは許さん許さん!!」どろんっ

家康「おお!九尾ちゃん頼りになる!!」おおおっ




粋「よっしゃ助かる「離したら死ぬと思え
あんのガラクタあああ!!!」きしゃああっ!


ごうっ





家康「九尾ちゃんの速さもやばくない?」

魄哉「あの方 そういや大妖怪ですもんね。」

シロ「おい。兄弟揃って死亡フラグ立っとらんか?」






間。







九尾「よっしゃあ!!おったぞおお!!」どどどどどとどどっ

粋(死ぬううう!!)ひいいっ





白「あ、お前ら調度良いところに。
こいつ勝手に動き出したけど、俺何もしてないからな?
ほら 手離してもも勝手に動くし「Σ何その余裕!!」

白「壁ぶち抜いたし 濡れ衣で魄哉に怒られるの嫌だし。
寝てたからビックリしたから俺が被害者な?証言頼むぞ」

九尾「Σどんだけ怒られんの怖いんじゃ!?
いやそれより 危ないから早よそれ停めるなり何なりじゃなっ」

粋「兄貴!足元 ブレーキってのが有るからそれ踏めば

白「これか?」

ぎゅんっ!!ブオオオオオオンッ!



九尾「Σ追いてかれたー!!」

粋「Σごめん茶碗持つ方ーーっ!!!」ひいいっ






白「???」困惑っ


九尾「ふぬおおおお!負けるかああ!!」どどどどどどっ!

粋「九尾頑張れ!兄貴でもあのスピードじゃ下手に飛び降りれねえ!

兄貴落とされんなよ!そのまんましがみつ 」


九尾「お?なんじゃどうし Σひっ」


先方に巨大池っ



一同(カナヅチ終わった!!!)




白「来世は水に縁の無い所が良いな」ふっ


粋「Σ柄にも無く諦めんなあああ!!」

九尾「Σ普段の傍若無人何処行ったんじゃあああ!!」ひいいっ


粋「ハンドル!ほらハンドルきって!!」


白「ハンドル?」

九尾「真ん前の輪っかじゃ!!」

白「ハンドルを きる? 」

もきゃっ


粋「Σ捻じきったー!!」ぎゃああ

九尾「万事休すじゃっ!!」ひいっ






どっぱああああん!!!





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【裏山 山犬軍団】



ぎゃおんぎゃおん! わんわんわんっ!!!


小太郎「水柱?」わおんっ






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挿音「よっしゃ、セーフ!!」ぜーぜー。

九尾「よう人の身で追い付いたな」

挿音「徳川の忍なめんなよ」ぜひゅー。



粋「あの 兄貴生きてる?」

ぶらーん。



挿音「幕府至急の 象が引っ張り合っても切れねえ特殊ワイヤーだ。

反動で吹っ飛んだけど 上手く枝に引っ掛かって良かったな」はーやれやれ。

九尾「枝無かったら反動でごっつい勢いで地べたに叩きつけられとるがの」

挿音「こいつなら死なねーだろ あー疲れた」ごろんっ






白「なあ、俺何か悪いことしたか?」ぐるぐるまきでぶーらぶら。

九尾「今回は見事に被害者じゃなー。」うーん。


挿音「危険物とか知らなかったんだからしゃーねえだろ!!
悪かったっつーの!!」ぜーぜー




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彬羽「何だ 何か有ったのか?」

千様「あら バイト終わり?早いわねー」

彬羽「いや コイツが町でバカやってたんで一旦捕獲して帰ったんだが

何事だ?」ちら見。



ワイヤーぐるっぐる巻きふらんちぇすか号。



千様「ちょっとねー。色々と有ってねー」苦笑。


蒼月「何?ジジイが新しい趣味に目覚めたとか?」

魄哉「は?なんでこの流れでそうなるんですか」

家康「いやー、無機物縛って喜ぶ趣味は無いと思うよ?」

魄哉「Σ有ってたまりますか!!」ひいいっ







白「なあ。危なくなくて疲れない昼寝場所知らないか?」ポロッ

彬羽「?
昼寝しててなんで疲れるんだ?」





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