小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月23日

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家康「いやー遅くなっちゃったねー」へべれけっ

挿音「遅くも何も 出た時点で夜だろがよ

ったく おでんの屋台とか残業代出んだろな」キセルすぱー。

家康「Σまさかの嫌々接待!?」

挿音「本来金取るけどな。今回は殿の奢りって事で許してやらあ」にやっ

家康「Σうおう えげつないっ!!」



粋「つーか 屋台って大人数で行くもんでもねえだろ」

白「座席足りなくて ゴザだったし」うん

魄哉「まあ たまには良いんじゃないですか?
咲きかけの夜桜の下ほろ酔いってのも悪くないですよ? 寒いですけど」にこにこ。




一同「・・・・。」じーっ

魄哉「何か?」


家康「え? 飲んだの?」

魄哉「冷えてましたんで。何か問題でも?」はて。

白「そもそも暗すぎて桜とか見えないけどな」




挿音「セーフだな。」

粋「洒落になんねえレベルで酒癖悪いもんなあ」ああうん。


魄哉「? 何でも良いですけどね

それより石燕さん生きてます?」

石燕「た、食べ過ぎの飲みすぎで気持ち悪っ」うぷっ

挿音「お前雀のエサ程しか食ってねーだろ」


石燕「いえその。この時間にむしろめっちゃ飲み食いする人が居るんで それ見てたら何か気分がっ」

白「お前なんで着いてきたんだ」むう。

石燕「Σ皆行くって言うから寂しかったんす!」



家康「白のお陰で早くお開きになったの ある意味良かったかもねえ」苦笑。

挿音「まさか屋台1個分食いつくすとか思わなかったよな。毎度どこに入ってんだ」

粋「親父さん喜んでたんで結果オーライ。 かなあ?」



石燕「粋さん それ多分意味違うっす」

粋「へ?」



家康「だねえ。皆べろんべろんになってたらちょっと危険だったかもねえ」

挿音「おうよ。んで、今回は誰のお客だよ?」

魄哉「さあ? その辺シバき上げた後でもいいんじゃありません?」




粋「Σ戦闘体制入るのはやっ!!」

石燕「皆よっぱでテンションおかしいから更に怖いっすねー」うわあ。




白「街中だから燃やすの無しか」えーと。

魄哉「ですねえ。乾燥してるんで火事になります
素手で行きましょう素手
ひっく。」


家康「Σやっぱちょっと酔ってる!!」ひいっ

挿音「よし。運動してさっさと酒抜けるの願おうや」



粋「えーと。お前バトれる?」

石燕「人間相手は無理っす」

粋「あー。んじゃ巻き込まれ無いように ナンボかマシな奴の Σあれ?俺が一番安全じゃねえ!?」はっ

白「家康もムズくないか?
これだけ暗いと鉄砲バンバン出来ないだろ」

家康「いやそこは大丈夫。」へらっ

粋「お前も大概酔ってねえ?
近くの民家に流れ弾とか洒落になんねーぞ」




べきべきぼきっ!
魄哉「大丈夫ですよ
うちの殿、そこらの人間相手に負けるような鍛え方してませんから。」

石燕「いえあの。相手人間なんすよね?
今の音何なんすか?」

魄哉「人のタマ取ろうとしてるからには それなりのえーと。なんでしたっけ?」おや?

粋「Σ嫌な酔い方してる!!」ひいいっ




挿音「親父にやられる前に全員いてこますか
話聞けなくなっちまうわ」

粋「おうよ。相手の為にも頑張 Σって早!!
ちょ こっちも大概バッキボキいってる!!」ひいいっ


家康「いやー真っ暗闇なのに 状況解りやすいねえ」あっはっは。

石燕「つかなんでこの暗い中普通に暴れられるんすかあの人」

白「忍だからか?」

石燕「いえ、忍と言っても人間っしょ?
夜目が利くにしても ホント月明かりしか無いんすよ?しかも三日月っす」

魄哉「あーそれはですねえ

あ、これもう任せてて良さそうなんで座って話します?」

粋「あのー、今俺ら襲われてんだけど?」

家康「よっぱのコイツに逆らっちゃダメだよ
大人しく座ってお話聞いてお願いだから」


魄哉「えーとですねえ

挿音はアレです
実は目隠ししてても1対多数でバトれるんですよ」ほろ酔いごきげんっ

粋「Σえ。マジで!?」


魄哉「ですよ
忍の仕事はほぼ夜ですからねえ

また潜んでた所から出てきた時に 日光で目が眩んだりしたらそれこそ命取りでしょう?

ですんで鍛えました。」

石燕「いっちゃん難解な所一言で終わらせたっすね」



魄哉「あ、やり方知りたいですか?
いわゆるシックスセンス 人間の五感を越えた次の感覚器官である第六感を開眼させれば暗闇でも問題なく
石燕「いや普通開眼出来ねーすから。」



粋「どんな鍛え方されたんだろなあ」遠い目。

家康「そう言えば 三途の川は意外と浅いとか言ってたような」

魄哉「あの世とこの世数回行ったり来たりしてたら 嫌でも身に付くみたいですよ?」

粋「Σ身に付きたくねえええ!!」ひいいっ




白「よし、なんか気の毒だから手伝って来る」すたすた。

粋「Σえ。兄貴も見えんの?」

白「お前はなんで見えないんだ?」はて。


家康「こっちはこっちで夜の犬猫みたいに目光ってるし」わお。

石燕「あの人は基本動物っすからねえ」


魄哉「まあアレです
人間超越しなきゃー戦国生き抜けやしませんでしたって話ですよ
関ヶ原とか普通に人外の傭兵混ざり倒してましたし」

家康「うん。ほとんどまとめてお前が返り討ちにしてたけど「結果オーライです。」





挿音「お、悪い 数多いわ
そっち数人行ったぞー」


石燕「Σぎゃー!」あたふたっ

粋「Σうわちょ 家康こっちこっち!お前が一番ヤバ「Σあだだ!粋君それ僕です!」どたばたっ


石燕「Σうお!なんか光った!
家康さん逃げ



ズドンっ!


家康「ふー。危ない危ない」どっこらしょ。

粋・石燕「Σ見ないで撃った!?」ひいいっ



白「あれ?お前も暗い所で見えるのか?」はて。


家康「いんや。なーんも見えないよ?」へらっ


魄哉「今までの殿の銃の撃ち方思い出して下さい
ほら、銃向けたとほぼ同時にぶっぱなしてますよね?」

粋「Σあ、確かに」

石燕「Σそういや狙い定めてる所見た事無いような!?」はっ



魄哉「さすがに殿に臨死体験ガンガンさせるわけにはいかないので
やり方を変えて 殺気に反応して脊髄反射で急所に狙いを定めるよう特訓しましたから。」

白「それ 第六感とどう違うんだ?」はて。

魄哉「殿の場合 見える必要が無いんです」

挿音「いや俺もそう言えばそうなんだけどよ?」

魄哉「・・・Σあれっ!?」






石燕「つまり2人共 真っ暗闇でも問題ないんすね?」うわあ。

挿音「ま、忍だしよ」

家康「あー私は無理。
暗所恐怖症だから」

粋「Σそんなら夜に出掛けんなよ!!」

家康「だからお前達誘ったんでしょー」

粋「Σえ!?そういう意味!?」





魄哉「えーと。すみません

結果同じなら あれだけ厳しくしたの無駄だったかも
挿音「おいやめろ。気がついても言うなや」




白「あれ?じゃ挿音だけじゃなく 魄哉って
家康の師匠でも有るのか?」

魄哉「あれ?言ってませんでしたっけ?」はて。

粋「初耳だよ!!」




石燕「なんか色々納得っす。」うわあ。

家康「私はあいつらに比べたらまだ人間の領域だけどねー」あっはっは。


白「普通に化物だと思う」うん。




粋「あいつに鍛えられると色々超越しちゃうんだな」

石燕「そっすねー。居候してる時点であっしらも色々ヤバイかもしれないっすねー」うーん。


粋・石燕(あ。確かにコイツも大概化物じみてる)はっ



白「お前ら どんぐりの背くらべだぞ」





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蒼月「遅い。」むすっ

魄哉「はいはいはい。すみませんねえ」苦笑


蒼月「なんだよ皆して
俺だけ仲間はずれのお留守番とかやってらんないよ」けっ

挿音「お前まだ冬眠すんだろ」

蒼月「だからだよ!なんで皆して行くの!
むしろ気を使って全員家に籠れよっ」

粋「無茶苦茶言ってんな。」


千様「なんでアタシもダメなのよー」ぶー。

挿音「女が夜遊びすんな。」きっぱり

千様「えー!何それ差別!!」きいいっ

粋「普通に防犯の意味でって言ってやれよ」



家康「はいはいはい。お土産にお寿司買って来たから2人共キゲン直しなよ」お寿司ぶらんっ


千様「わーい。お寿司ー」コロッ

蒼月「あの、なんで包みこんな凹んでるの?」



石燕「すんません。ちょっと襲撃されたもんで
錯乱したあっしが武器にしちゃったっつか」挙手っ

白「まさかあの後3組来るとは思わなかった。」うん。

挿音「あれ?4組じゃね?」


蒼月「Σアンタらどんだけ恨まれてんだよ!!」ひいいっ



白「石燕は中身与一になれば良かったんじゃないのか?」

石燕「いやあの人ガキっすから。
とっくに寝てるっす」

蒼月「お化けって寝る必要あんの?」





襖がらっ

シロ・彬羽・小太郎「夜中に煩い!!」

白「お前らも寝るの早すぎな。」







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