白「って事で ちょこっと人間と喧嘩するぞ」しれっ
シロ「Σどういう事だ！？」ひいいっ
蒼月「え？ちょっと待って
うちの大将って穏健派じゃなかったの？
人間と喧嘩すんながモットーなんじゃなかったの ？その辺どしたの副官っ」
彬羽「お互いの為にも敵対しないのが最善なんだがな
ちょっと問題が起きたと言うか」
魄哉「すみませんねえ。
今年ほらいつまでも暑いからの急な冷え込みとかで作物が結構なダメージらしく
地方で生活の不安やら何やらが爆発した結果、魑魅魍魎の祟りとか何とかって
怒りの鉾先的なのになったらしくて。」
家康「人間って弱い生き物だからね
自分で抱えきれなくなると誰かのせいにして誤魔化そうとしちゃうんだよねえ」うーん。
蒼月「うっわ、はた迷惑だな」
彬羽「暴動起きてる付近じゃ既に妖怪狩り始まってるらしいからな。
該当する地域の奴らは避難させてるが」うーん。
魄哉「という事で 白君こちらかぶってお願いします。」禍々しさMAXフルフェイスお面っ
白「顔見られるとヤバイんだろけど 普通に嫌だな」うん。
蒼月「Σちょい待って！喧嘩ってその人が出るの！？」ひいいっ
粋「あー大丈夫大丈夫。
いわゆるプロレスだよ」
蒼月「へ？」
魄哉「白君には『妖怪の大将として』自分達に危害を加える人達を軽くシバいて貰います。もちろん加減の上でね」
家康「そそ。そんで 暴動組の中に忍軍の人等混入してるから
相手が命までは取らないようにしてくれてる事 程よくやられながらアピって貰うんだよ」
千様「あ。成る程
敵ではないって解って貰うのね」ふむふむ。
小太郎「えーでもさ。
白ってそんな真似出来るのか？
加減下手なイメージだけどなあ 」わおんっ
彬羽「仕事と思えば行けるだろ」
白「役者なめるなよ。」ふふんっ
蒼月「ホント気合い１発で切り替わるよね」うわあ。
魄哉「ま、皆が皆物解り良いとは限りませんので
聞き分け悪い人は 蒼月君の幻術で良い感じにアレしてもらって
何なら部分的に魂食らっても構いませんし。」
蒼月「Σ適当極まりない！
つか俺も作戦に組みこまれてるの！？」
魄哉「このままじゃ綺麗なお姉さんの店で遊べなくなっちゃうかもしれませんよー
頑張ってくださいね」にっこり。
粋「つーか 一般人の魂かじっちゃうのは良いのかよ」
家康「その辺は 人と妖が仲悪かった時代の事を鏡子ちゃんに聞くと良いよ」
鏡子「この世の地獄の再臨を避けられるなら 多生の事には目をつぶって良いかと思います」どろんっ
粋「平安時代マジでどんなんだったんだよ」
鏡子「庶民は基本地獄絵図です。」きっぱり
千様「うわー。これ上手く行っても後々妖怪さん側引きずりそうねえ」うーん。
白「んー。どうだろ？
今 武闘派には濡れ衣被せられた分は怒って良いって言ってるし」
シロ「武闘派とは？」
粋「よし。兄上 ちゃっちゃと暴れてちゃっちゃと終わらそう」
白「茨木童子居るし そこそこ大丈夫だとは思うけどな？」
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【同時刻 大江山】
酒呑童子「だははははっ！ 怒られる心配ねえなら派手に行くぞ手前等っ！！」
下っぱ鬼達「おー！！」ひゃほうっ
茨木童子「Σだああ枕言葉が最高に恥ずかしいっ
程々に！程々になっ！！」
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石燕「全く人間って奴は愚かっすねえ」ふーやれやれ。
コマ『人間は愚か。 データに加えておきます』カタタッ
挿音「こらそこ。カラクリにいらん事教えんなや」
白「さて、行って来るか」お面かぽっ
家康「よし天海 こっちも生活ヤバイ人等の救済処置だねー」
魄哉「もう手配してますよ。各所返答待ちです」
シロ「大将とは何処も大変なのだな」しみじみ。
