小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月7日

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石燕(与一)「先日の謀事は見事だった。」きりっ


白「今日は中身与一なんだな。」

粋「すっげえ分かりやすっ」



石段(与一)「前々から思っていたがなぜ解るのだ?

特に喋らんでもバレているような」




白・粋「背筋と目付きのシャキッと感。」

石燕(与一)「成る程。息ぴったりになるくらいか。 」ふむ。





家康「石燕ちゃん 与一さんに身体貸した後背中が痛いらしいよ」

千様「猫背って 無理に伸ばしたら背骨ミシミシ言いそうねえ」うわあ。

魄哉「聞いただけで神経痛がっ」ぶるぶるっ





石燕(与一)「だから矯正してやろうとあれやこれや試みたら キレおったので乗っ取ってやった

一日使い倒してくれるわっ」ふんっ



粋「なんでんな偉そうなんだよ。身体間借りさせて貰ってんだろ 」

石燕(与一)「少なくとも生前はそこそこ偉かったが?」むっ



シロ「ガキか。」呆れっ

白「俺なら強制成仏させてる」うん。





粋「お前 とり憑いたのが石燕で良かったよなホント。」

石燕(与一)「Σはあ!?

こんな物ちょっと趣味の物をやったくらいで傷がいくようなヤワな身体でストレスが溜まってなら


蒼月「つまり、弓ガンガン射ちまくってたら 指怪我して商売道具大事にしろって怒られたんだね」

石燕(与一)「Σぐ。」




シロ「ガキか。」

石燕(与一)「Σ二回も言わんで良い!」むかっ




千様「なーんかほのぼのねー
与一さんも馴染んで来たのかしら」にこにこ。

家康「ねー。なんかツンツンしてる人ってイメージだったけどね」


小太郎「意外とお子様っぽいよな あははー」わおんっ







白・蒼月・与一「へ?」


小太郎「・・へ?」





しーん。







蒼月「そっか。
見えてんの一部だっけ?」

白「えーと。お前と俺と魄哉と バカラスも?くらいかな」うーん。



粋「Σなんか雲行きがっ!!」

シロ「ま、まさかっ」





千様「与一さん未成年!?」くわっ


挿音「落ち着け ド変態。」



千様「ちょっとおおお! 何これ外れないわよおおお!!」投網じたばたっ



石燕(与一)「助力感謝する。」

挿音「おう。変態と闇討ちには気を付けろや」キセルふー。





魄哉「あー。 僕らもめっちゃ気合い入れないと見えませんしねえ」


蒼月「だね。ピントが合わないってかボヤけまくりなんだよなー」目ごしごしっ

白「目茶苦茶見づらい」むう。



粋(近眼の軍団みてえ。)






千様「で、いくつくらいなの?」ごろんっ

蒼月「千ちゃん 絡まってる絡まってる。」



石燕(与一)「その根性はどこから来るのだ?

正直思い出せん。
最後は確か 頼朝軍にあー。 あの時頭にぶち込んでおけば良かった」ちっ


粋「そっちのが大事なのかよ」

シロ「根っからの武人だな。」うむ。



家康「子供が戦で最期ねえ
今後ナシにしなきゃねえ」しみじみ

魄哉「させませんよ
誰かさんが言う事聞かないで特攻してたのが最後です」お茶ずずー。

挿音「生きてんだからいいだろがよ。」しれっ





石燕(与一)「少なくとも そのカラスよりは歳下のはすだ。」指差しっ

白「バカラス老け顔だから余計解らなくなるぞ」


彬羽「かっ捌かれてえのか。」


粋「兄貴、包丁持ってる奴刺激すんなよ」

小太郎「今日は刺身だー!」わーい。








魄哉「そう言えば
室町時代の平均寿命は15歳だったはずですね。」


蒼月「おい待て。 色々おかしいだろ」

魄哉「あんだけ死者ゴロゴロ出てたらそりゃ平均も下がりますよ」



石燕(与一)「ん?おそらくそれくらいか?
どうでも良いわ」ふんっ

家康「そっか。これツンケンじゃなく反抗期かあ」うわあ。




白「ん? どうした?」


シロ「いや 何でもない(まさかのタメかそこらかっ!?
それで歴史に名を残しっ ええええええええ!!)」





石燕(与一)「しっかし どうせならもうちょい若い者にとり憑くべきだったか

年寄りの身体は使い辛くて敵わん」ため息。


一同「Σだからホント何様!?」



小太郎「あれ?石燕ってそんなトシだっけ?」

家康「あーうん。三十路がどうとか
平均寿命15かそこらなら 確かに高齢者だねえ」



魄哉「まだまだピチピチじゃないですか?」

蒼月「そりゃ千年妖怪から見たらね
てかややこしくなるからアンタは黙っててよ」



挿音「あー年齢2倍はそりゃオッサンか爺さんだよな」

石燕(与一)「これに関しては何もおかしい事は言ってなかろう?」

家康「うん。おかしくは無いんだけどね」うーん。





白「あれ?確か 与一と話してるのって石燕も全部聞こえてたような」はて。

家康「だから正論でメンタルフルボッコなんだよね。」

蒼月「子供って容赦ないよね」納得。




粋「あのさ さっき言ってた頼朝って アレだよな。
あの えーと 顔長いおっさん

それと戦ってお前何軍? いや誰の軍?」




石燕(与一)「ん?伝わっておるか知らんが源九郎義経配下だ」


家康「伝わってる所の騒ぎじゃありません。」




千様「Σえ!義経ってあの永遠の美少年っ Σちょっとおおお!大概にしなさ

襖ぴしゃん。

挿音「気にすんな。」しれっ


石燕(与一)「女を足で転がすな。」



家康「成る程ねー
だから策がどうのこうの言ってたのか

義経って言ったら奇抜な策で有名だもんねー」

石燕(与一)「いや。あれはただの外道だ。」きっぱり
家康「Σあれえっ!?」





石燕(与一)「腐れ外道の癖にナルシストのパワハラクソ上司だったのでな
これでもかとブッサイクに描いた肖像画ばら撒いて
影で『ハゲモグラ』と呼んでやった物よ!!」はっはっはー!


挿音「無駄に大がかりなアホのガキじゃねえか。」

石燕(与一)「お前も常識無しの我が儘上司についたら解るわ!!」




白「なんでこっち見た。」

彬羽・蒼月「別に。」


粋「兄貴は上司っつーか 群れのボスだろ。」





石燕(与一)「さて。昔の事を思い出したらたぎって来たな。

少し外で発散して来るか。」すたすた

魄哉「怪我しないで下さいよー
また石燕さんに怒られますよ」





家康「いやー。思ってたよりぶっ飛んだ子でびっくりしたねえ」

千様「そうねー。若い子はあれくらいがいいわよ」ずるっ

蒼月「ぐるぐる巻きでどうやって襖開けたの?」






シロ「なんだ。何故かホッとした。」ぜーぜー。

白「お前ほんと今日どうした。」






彬羽「そうか。

石燕の奴が 最近やたら『子供ってむずいっすよね』とか抜かすからバツイチか何かかと思ったらそう言う事か。」

家康「うん。アレはしんどいだろね。」納得。











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