挿音「つー事でだ
今日お前らには新作トラップのテスターをやって貰う」キセルすぱーっ
一同（断らせる気ゼロだ）うわあ。
粋「テスターって
え？ なんで？ 要するに処刑？」
家康「言いたい事は解るけど 別に皆が何かしたってわけじゃないんだよねえ」うーん。
シロ「忍のトラップのテスター等 相当な私怨でもなければやらされないと思うのだが？」
彬羽「おい。俺は夕方からバイトが
挿音「ある意味お前に一番やって貰いてえんだよなー
主に耐久性とかよ」
千様「あらやだ。サラッと鬼畜発言。」
小太郎「彬羽なら死なないとは思うけどな」わおんっ
挿音「おらおら 駄弁ってねえでさっさと行った行った
参加賞に駄菓子くらいやるからよ」せんべい。
シロ「Σいらんわ！」
白「貰ったからやらなきゃダメか」ぼりぼり
粋「兄貴、はええよ」
家康「はい！とにかく よーいどん！」
銃パンッ！
粋「Σあ！狡っ
家康号令係で逃げたっ！」
シロ「いや人間が参加したらくたばるだろが「いいいからちゃっちゃと行け」
白「止まってたら火薬玉飛んでくるぞ」すたたっ
粋・シロ「Σぎゃー！！」ダッシュっ
魄哉「なんか表が騒がしくありません？」仕事中っ
蒼月「いつも騒がしいじゃん
てかさー。なんで毎日毎日こんな書類あんだよ
手伝うからバイト料弾んでよー 」ぶつぶつ
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粋「忍のトラップって 多分危ないの茂みとかその辺だよな？」びくびくっ
シロ「いや、そうとも限らん
あやつの事だ 明らかに怪しい所ではなく 何でも無いような所にえげつない物を仕掛けて居る可能性が低くは無い。」
粋「マジかよ つまり一歩一歩危ねえんじゃん
あー 兄貴並の野生の勘があればなー」
シロ「野生の勘があっても 作動させまくっとる様だがな」指差しっ
土煙もうもうっ
粋「Σあっち片っ端からかかってる！？」ひいい
シロ「しかし アレだけ土煙が上がり続けていると言う事は 作動させてはいるがマトモには食らっとらん、捕まってはおらんと言う事だな
さすがと言うか何と言うか」うーん。
粋「マトモに食らってもカウンターかましてそうだし 捕まっても壊して逃げてるだけかもしんねーけどな。」
シロ「どちらにしても 俺らにはそのような真似は出来まい
と、言う事で だ。」ちら。
粋「おう。同じくだ」
粋・シロ「組むか。」がしっ
ぽすっ。
ころころころっ
シロ「ん？」
白「あ。ごめん」
爆弾ちりりっ
シロ「Σうおおい！此方に持ってくるなっ！！」
粋「Σあいつ何て物仕掛けてんだよおお！！」ひいいっ
どーん！！
彬羽「誰か爆発したか。」察し
しーん。
彬羽（あいつらなら爆発くらいじゃ死なねえだろが この辺りも大概危険と言えば危険か。
一見ただの竹林だが、確か竹のしなり具合を利用した殺傷力の高い簡易トラップがあったはず）
ミシッ
彬羽「Σやっぱりあったか！！」
白「なあ、やっぱこの竹もトラップかな？」ちょいちょい
彬羽「そう思うなら触るなあああ！！！」
ずびしっ
白「お。危ない」伏せっ
彬羽「Σぐはあっ！！」
白「竹って恐いな 」
彬羽「そうだな
今のは人間なら余裕で真っ二つだからな？
絶対やるな 2度とやるな。」頭引っ掴み
白「痛い痛い。」
どむっ
白・彬羽「ん？」
白「あれ？
俺今度は何もやってないぞ？」はて。
彬羽「今度はって何だ。
今の爆発音 何かおかしく無かったか？」
白「近かったよな？
確かこっち」茂みがさがさっ
庵「出前届けに来たら 何の嫌がらせ？」くわっ
彬羽「Σ誰だこのタイミングで出前頼んだの！！」
白「そう言えば 今日は仕事忙しいし たまには出前頼むかって魄哉が言ってたかも「Σ早く言え危ねえ！！」
庵「何あれ 火薬臭いなーと思ったら大砲みたいなのドーンて 当たったらどうすんの」ぷんすか
彬羽「て、事は反れたか」ほっ
庵「いんや。叩っ斬ったから真っ二つで左右でドーンて」懐刀ちらり。
白「お前怖いよな」うん。
彬羽「ん？ちょっと待て。
このタイミングで庵が此処に居るって事はだ。」はっ
庵「このタイミング？」
白「あ。俺にまた変な不運が
ゴッ！！
彬羽「Σ竹トラップまだ有ったのか！！」
庵「Σぎゃー！なんか知らないけどごめん！！ほんとごめーん！！」ひいいいっ
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挿音「で、どうだったよ？」
一同「死ぬかと思った。」ボロッ
挿音「おー そかそか
そりゃ何より」うんうん
シロ「Σ何が何よりだ！！」
彬羽「そもそも何でいきなりテスター強制なんだ
いくら俺らが頑丈でも無茶が過ぎるぞ」
挿音「ケロッとしてる奴に言われてもよー
これくらい平気なんじゃね？と思うんだよなあ」
彬羽「よく見ろ ほれうっすらミミズ腫れだ。」
家康「それで済んじゃうから説得力が無いんだよねえ」
粋「いや、兄貴でも頭負傷してんだけど」焦げっ
白「竹痛かった。」後頭部ずきずき。
シロ「また阿呆になるな」けほっ
庵「その説は申し訳ない」どんより。
家康「あれ？いおりん何で居るの？」
魄哉「Σうわ！皆どうしたんですか！？」びくっ
庵「あ。頼まれてた出前こちらね まいど。」ボロッ
蒼月「半分炭になってるんだけど 何がどしたの？」
魄哉「一体何したんですか！？」
挿音「何で問答無用で俺ってバレっかなあ」
魄哉「火薬ここまで派手に使うの 僕の他に一人しか居ないでしょうが！！」
一同（Σ嫌な師弟！！）
彬羽「で？
そろそろ教えろ
なんで急に 俺らを使って新作トラップの殺傷能力を試した？」
魄哉「Σえ。」
挿音「ちっ
あー そのよー。
忍にも毎年試験があんだよ」ちっ
シロ「ん？ お前 徳川忍軍の頭なのにか？」
挿音「おう。
俺より上って言ったらもう解るわな？」
魄哉「Σあ。
今回の試験で『技術は有るけどヌル過ぎ。相手粉砕する勢いで』とか僕が評価したせいですか？」
挿音「おう。俺は戦国終わったし さっほど無茶しねえでと思ったんだけどよ
天海様がそうおっしゃられるなら精進するしかねえよなー？」けっ
魄哉「だだだだからって 皆で試したりそう言うのは「あー？ 実際やってみねえと結果なんて解らねえって親父が日頃口癖みてえに言ってんじゃねーかよ？」
千様「つまりは傍迷惑な親子ケンカみたいなもんね」
魄哉「Σ僕はケンカした覚え無いんですけど！！」
蒼月「仕事でイラついてて嫌味ったらしいキツい言い方したんじゃないの？
今回量多いしさあ」
魄哉「Σあ」
粋「理由しょーもなっ！」
魄哉「え。えっと 僕のせい
なんですかね？これ すみません」オロオロっ
コマ『カタタッ？』
石燕「いやダメッすよ。
八つ当たりしてるのはこの場合挿音さんもっすからねー ほら千様さんに怒られてるっすよ
いやー。あっしは貧弱でよかったっす
安心安全」お茶ずずー。
一二三「いいんだべか。」せんべいぱりぱり。
