小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月20日

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飛天「急に往診来いって言うから何かと思ったら

マジで何コレ」唖然。


屍累々っ


千様「何処から手をつけたらいいか解らないでしょ」ふっ




飛天「えっとこう言う時は子供から優先で

おーい。シロどした?何だ誰にやられたよ? 」救急箱ぱかっ

シロ「なめるな 誰にも負けとらんし、やられとらんわ」ぐったり。

飛天「いやだって 全身ズッタズタだろ?
怪我の状況解ると治療しやすいんだけどな はい。染みるぞー」

シロ「Σうぎゃっ!

そ、その何だ 実はその今日やたらと冷えるではないか
それでな そのこういう時ほど己の特性的に鍛練に向いておると思い おいちょ染みる染みる!」

飛天「はいはい我慢我慢
特性ねえ 氷か?」ふむふむ



シロ「一言で言うなら
北風に煽られて己の出した氷の山滑り落ちたのだ
足元に出すのでは無かった いや、霜柱を軸にしたので仕方無いと思えば仕方無いのだがな」ふっ

飛天「うん。よく擦りおろされなかったよな。」うわあ。



小太郎「清々しい程の自爆だよなあ」よれれっ

飛天「で、小太郎は?」

千様「とっさに助けようとして 滑り落ちた先で踏んづけられたらしいわ」

飛天「Σうっわ 加速ついてるだけにキツッ!」ひいいっ



蒼月「犬っころは踏まれただけだし 骨や内臓どうにかなったわけじゃないからいいじゃん
俺のが大事だよ」よろっ



飛天「ほい。火鉢」

蒼月「Σ俺にも聞けよ!」

飛天「氷使いが自爆ズタボロ 制御不能でブリザードで冬眠しかかったとかそんなだろ?」

蒼月「Σなんで解るんだよ!!」

飛天「お前の場合むしろ他にあんのか」きっぱり。


蒼月「ちっ。 ちゃんと火つけて寄越せよ使えないな」火打石がしがしっ

千様「蒼月君 花柄どてら似合うわねー」

蒼月「貸してくれてありがと。つかさ
もちょい大人しい柄がよかったな」がしがしっ


小太郎「また凄い悪趣味なの借りてるなあ」わおんっ

シロ「千様の奴 絶対遊んどるな Σうお染みるっ!!」

飛天「はいはい動かない

しっかし何だな お前らくらいになると1人が怪我すると巻き添えひっどいなあ」消毒ぺたぺた。

シロ「うむ、未熟で申し訳ない」むう。




石燕(与一)「おい。庭で家康がのびておったのだが」ずーるずる

小太郎「Σあ。そういや跳ねたかも」 はっ

シロ「Σ巻き添えまだおった!!」ひいいっ


小太郎「ごめんなー
シロがずるんっていったの見て とっさにさー

いやー周り見えてなかった」あははっ

家康「」白目っ

飛天「うん。コレが一番重症かもな」うーん。




千様「えーと 念のため聞くけど
与一さん てか石燕さんは怪我無い?」

石燕(与一)「怪我は無いが うららかな陽気であったのに急に気温が下がった為
手がかじかんで仕事にならんで石燕がふて腐れた。」困惑っ


蒼月「風上でブリザードしたんじゃないの?」

シロ「Σうお すまん!!」ひいいっ



飛天「成る程なあ
彬羽の話じゃ最近色々腕上がってるみたいだし 自分で思ってる数倍 周りに影響出ちゃうのかもなあ」ふむ。

シロ「そうなのか?」おおっ

蒼月「喜ぶなよ 迷惑なんだからさー」


飛天「ほれ、お前武家の出とかで 剣の道がどうとか頭カッチカチだったろ?
けど最近自分の特技も併用するようになって一気にあれやこれや出来るようになったと

んで、自信ついたから氷の支配も前より上手く出来るようになってんだろなあ」

千様「そういう物なの?」

飛天「この手の能力は大抵精神力の問題で
自信さえ持てればなんぼでも伸びるって物 らしい。」

蒼月「マジかよ
鍛練要らないの?いいなあ」

石燕(与一)「らしい。とは
お前も妖怪ならば 似たような物ではないのか?」


飛天「特性:馬鹿力の烏天狗に何をどうしろと?」

石燕(与一)「Σ器用そうで脳筋だったか!!」

千様「烏天狗って万能そうなイメージなのにねえ」あらまあ。



小太郎「自信持ったら馬鹿力増すとかだったら怖すぎるな」

蒼月「それ凄いナルシストが一羽生まれりゃ最強じゃんかよ」うわあ。

シロ「ナルシストゴリラ。嫌すぎるな」うむ。




飛天「まあ 馬鹿力が特性の一族ではあるけど
全体的に皆趣味や学問に走るからなあ

里の奴等はゴリラでもお前らよりよっぽど平和に生きてるよ
ほれ、小太郎も足ちょっと切れてるぞー」

小太郎「Σぎゃお染みるっ

あ、そっか。
飛天も趣味で漢方やってて流れで診療所の医者だっけ」

千様「彬羽君も趣味で料理人として凄いしー、趣味でもの書いて瓦版にコーナー持ってるしー
あら ホントある意味平和な一族ねえ」ふむ。



蒼月「ひょっとして
腕っぷし強い奴ほどオタク度増すとか無い?」

飛天「Σ考えた事無かった!」はっ

シロ「Σそこは否定しとけ一族の頭!!」


飛天「いやだってだって!
確かに 確かに言われてみれば そんな傾向にあるかもっ」


石燕(与一)「妖怪はホントわけ解らんな」

シロ「だな。お前も幽霊と言うより妖怪の括りらしいからな」うむ。

石燕(与一)「Σ私は至って普通のつもりだが!?」

蒼月「残留思念ってのは本来魂の残りカスなんだよ。
霊媒体質媒介にして霊体再構築とか普通出来ないの。
お前も大概変だよ 認めなよ」

石燕(与一)「Σ変態蛇に変と言われた!」がーん。

蒼月「いい加減食うよお前」イラッ



千様「はいはいケンカしないのよー」





飛天「まあまあ

あーまあ 今日みたいに久し振りに晴れた日は気が緩んでケガしやすいもんだ
気を付けろよー」





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【芝居小屋】



飛天「ホント気が緩むんだなあ」うわあ。

粋「Σ何の話!?

それより早く早く!
兄貴が衣装の裾踏んでぐるんってなって 受け身も取れないまんま 頭からこう段差にゴンって」

飛天「なんであの運動神経でそんな鈍臭いかな」

白「血が噴水みたいだ。」ぴゅー。


飛天「お前は精神力とかそういうの良いから注意力を鍛えよう
いや 注意力つけような?」


白「何の話だ?」ぴゅー。





皐月「本番終わった後で良かったなー」あーあ。

つつじ「どすな。
てか あん人でもノーガードでカドには負けるんやな」ふむ。

皐月「生物が勝ったらアカンやろ」きっぱり。




飛天「しゃーない。とりあえず傷口縫っとく?」

白「Σ!」

粋「Σ兄貴こら!!血噴射したまま逃げんな!!」

つつじ「Σぎゃー!床が偉いことになるううっ!」ひいいっ




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