挿音「あー 寒っ 体バッキバキだっつのー」肩さすりっ
小太郎「昨日夜寒かったもんな」わんっ
シロ「徹夜で江戸城警備か 忍も大変だな」ふむ。
挿音「おうよ。風呂入っても慢性的なもんは治らねえしよ
天井裏に暖房器具置いてやろうかクソ」ちっ
千様「あら。なんか隠れ家みたいで楽しそう」
挿音「微塵も楽しくねーわ。」けっ
家康「まあまあまあ。
はいはいこの辺かな？ あー凝ってるねー」肩揉み揉みっ
挿音「あー効くそこそこ。あ、もちょい右な」
粋「確認するけど こいつらって殿様とお付きの忍だよな？」
蒼月「だね、 むしろ上下関係逆に見えるよね」うん。
挿音「勤務時間終わったら上も下もねーよ。あーそこそこ あー効く」
シロ「凄まじい割り切り方だな」うむ。
家康「肩凝りは万病の元だからねー
ちゃんとほぐして置かないと」ぐりぐりっ
魄哉「あ、殿 僕も後でお願いしますー」あくびっ
家康「はいはーい。」ぐりぐりっ
粋「あ、そっか警備が徹夜って事は」
魄哉「僕も徹夜です。
寝る前にほぐしとか無いと 体痛くて寝られないんですよねえ」肩ばきっ
家康「実は マッサージ師の免許持ってます」免許きらーん。
粋「Σ意外過ぎる特技！！」おおっ
家康「いやー 私政務とかセンス無いからね
でもさ、一応殿じゃない？
何かの役には立たなくちゃと思って 特技を活かしたらこうなりました。」どやっ
千様「普通殿がやる仕事じゃないと思うんだけどね」ああうん。
魄哉「でもコレだけは誉められる腕前なんですよねえ」
家康「いやーノッブの肩揉みでコツ叩き込まれたからねえ
キゲン損ねたら首飛んでたし」あっはっは
一同(全く笑えない。)うわあ。
粋「へー。お前にそんな特技有るの初めて聞いたなあ」
家康「あーそれはね ちょっとね」
蒼月「マッサージ師って なんか変態ぽいよね。」真顔。
家康「世間一般でこんなイメージだからねえ」ふっ
シロ「この感想が即座に出てくる辺り あまり大っぴらに言わん方が良いかもな」うむ。
千様「えーそう？アタシ気にならないけどー
てかそんな特技有るなら言ってよー
いっ！？ ぎゃあああああ！！！」
魄哉「あーアレ めちゃめちゃ痛いんですよねえ」うわあ。
挿音「耐えりゃ一気にスッキリだけどな」キセルすぱー。
白「何だ？何遊んでるんだ？」ひょこっ
シロ「お前は弟の絶叫が遊びに聞こえるのか？」
白「？ 遊んでるんじゃないのか？アレ」指差しっ
魄哉「君の感覚で言えば遊んでるかもしれませんが、えーとツボ押しってのしてるんです
痛いけど体の凝りが取れるんです」
白「凝り？
なんだお前 年寄り臭いな」
粋「Σ八割兄貴のせいだと思うんだけど！？」ひいいっ
家康「あ、そっか お前お腹弱いから胃腸に効くのもやっとくねー」
粋「Σえちょっと待っ Σっだあああ！！」床ばんばんっ
小太郎「あれ？家康ちょっと遊んでないか？」わおんっ
挿音「変な所Sっ気有るかんなあ」
蒼月「やっぱヤバイ奴じゃん」
白「肩凝りとか胃腸悪いの治せるのか？」
家康「ん？
治すって言うか 凝ってるのほぐして胃腸は活性化かなあ？
治すのの補佐だね」
白「ふーん。そんなの有るのか」ふむふむ
千様「この後の展開 なんとなく読めたわ」
魄哉「ですねえ」うわあ。
間。
白「肩凝りと胃が悪いの治してやってくれ」
石燕「あの、職業病なんで洒落になんないくらいガッチガチっすよ？
無理なら無理でいいんすよ？」
彬羽「だから俺の胃は主に手前が原因だと言ってんだろが！！」
家康「Σえ、うっそ肩が岩のようにっ」ひいいっ
石燕「絵描きバカの肩はそう簡単にほぐせないっすよー」ふっふっふ
魄哉「石燕さんも徹夜明けですか。」
白「テンション壊れてるな」うん。
彬羽「だいたいお前 カラス天狗の頑丈さ突破してツボ押せるのか？」
家康「Σお前ツボまで頑丈なの！？」
挿音「今回ばかりは無理じゃね？
人間技じゃそいつらにゃ通じねえだろ」
家康「いいや。これでこそやり甲斐が有るってもんだよ」眼鏡きらーん。
魄哉「あー 物凄くレアな本気モード入っちゃいましたねえ」
蒼月「普段もこれくらいやる気なら良いのにね」
魄哉「いえ、基本不器用なんで どっちかと言えば大人しくしてて貰った方が助かるんですよね」ふっ
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【幕府公営診療所】
飛天「マッサージのやり過ぎで指傷める奴始めて見たなあ」うーん。
家康「うん。 普通無いよね」両手に包帯ぐるぐる巻きっ
