小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月10日

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千様「こら蒼月君!コタツに火鉢引きずり込まないの!!」

蒼月「だって寒い死んじゃううう!!」じたばたっ

小太郎「落ち着け火事になるぞ!!」ぎゃいいんっ

シロ「その前に そこに潜るなよ
また一酸化炭素中毒になるぞ馬鹿者が」



家康「一気に冷えたもんねー

あれ?コマちゃん 綿入れ何処に持ってくの?」

コマ『ペラい石燕殿が凍えそうです。』筆談。


小太郎「Σそういやあいつ 朝もまだ食べてないぞ!」ぎゃいいんっ

シロ「Σ飯を食わせろ飯を!
寒さと空腹とか まーた室内で倒れるぞ!」




襖がらっ

石燕(与一)「・・・。」流血だくだく

一同「Σ!?」びくっ



石燕(与一)「すまんカラス
味噌汁熱いのを頼む」コタツ座りっ

彬羽「構わねえが

無理矢理入れ替わったな?」味噌汁ぐつぐつ

石燕「凍えとる癖に筆がのってきたとか何とか抜かして机から離れんのでな
そんなに机が好きならと 隙を見て思いっきり机に頭打ち付けて拍子に入れ替わってやった」ふんっ


小太郎「結果オーライだけど、それ石燕の体だからな?」

シロ「宿主の息の根止めるでないぞ」引。


千様「ほら 蒼月君もお味噌汁貰ったら?
体の中からあったまるわよー」

蒼月「いや胆冷えたよ。」

一二三「胆? おこたであったまるだかなあ」うーん。



彬羽「魄哉が留守だと どいつもこいつもやりたい放題だな。
ん?あのアホはどうした。今日芝居小屋出だろうが」

千様「あー そう言えば白君遅いわね」





粋『兄貴いいい!遅刻するからっ ホントやべえから!
そろそろ起きようマジで起きよう うお!ちょ布団離そうこらあああ!!』



一同「・・・・。」



小太郎「解りやすい冬の朝の子供だな」わおんっ

蒼月「頑張れ バカラス」味噌汁ずずー。

彬羽「またか。 この辺片付いてから行くか。」げんなり



一二三「白さんお布団大好きだからなあ
最近見たことないふっかふかの布使ってるだ」味噌汁ごくー

家康「あー たまに干してるの見るね
何処で買うのかな あの寝具マニア」あははっ



彬羽「なんでも上納された舶来物らしい。」

蒼月「Σ贅沢極まりないな!」

彬羽「隙あらば寝てる奴だからな
使う所が他に思いつかなかったんだろ」



千様「ホント寝るのに人生かけてるわね あの子」うわあ。

家康「千ちゃんも前に羽毛布団がどうとか「あー 忘れてたわ魄哉から毟らなきゃね」

家康「Σしまった!いらん一言で軍師のピンチ!!」ひいいっ


シロ「冬場は本人が寒さに負けるのでやめてやれ」

千様「えー。羽毛くらい根性でもっかい生やせば良いじゃない」ええー

蒼月「基本1シーズンに1回だと思うよ」


小太郎「けど、凄いな
寝具上納ってどんな状況なんだろ」わおんっ

彬羽「いや、別に寝具で納められてる訳じゃねえ」

小太郎「へ?」



一二三「毎度布の状態で彬羽さんに持ってこられてー
んで、 毎度頑張って仕立ててるだな」


蒼月「Σお前そんなの出来るの!?
うっそ!こわっ」ひいいっ

彬羽「Σこわって何だ!
料理人なら手先器用だろとか無茶言いやがるんだ!仕方ねえだろ!!」


千様「で、出来ちゃうのね」うわあ。

石燕(与一)「心底器用なカラスだな」焼き魚もぐもぐ。

シロ「おい。石燕の体で朝からそんなに食うと胃もたれが「Σだああ!ホントに融通の利かん体だな!!」お膳だんっ!

一二三「彬羽さんに器用分けて貰うといいべ。」



千様「ちなみに クオリティどれくらい?」

彬羽「魄哉のと比べると粗いなんてもんじゃねえなな」

家康「いや対比物がおかしいから
あいつは数百年物のプロの主夫だからね?」

小太郎(つまり製品レベルなんだろなあ。)うわあ。




千様「なんかこう。彬羽君 大概所帯染みてるわよね」

彬羽「そうか?」

シロ「だな。言いながら幼児の口拭いとるしな。」うむ。

彬羽「ガキでも女が口元汚したままは駄目だろ」

一二三「むー。」拭かれっ




蒼月「てか、布団の大将起こさなくていいの?」

彬羽「下手すりゃ燃やしに来るかも知れねえと思うとな。」

シロ「いっそ部屋のみ凍らせるか?」氷パキパキ

蒼月「Σここで氷出すなよ! やるなら向こうでやって燃やされろ雪ん子!!」

シロ「Σ誰が雪ん子かああ!!」びゅおおっ


石燕(与一)「おいやめろ。 周りが寒い」ぶるっ

コマ『綿入れどうぞー。』筆談っ





粋「おい、カラス!ちょいヘルプ!兄貴マジで布団から出ねえわ!」

彬羽「仕方ねえな。」ちっ

家康「あーあ。怪我しないようにねー」



一二三「なあ。おら時々思うんだども。」

小太郎「ん?」




彬羽『くぉらいい加減起きろガキか手前はああああーっ!!』


一二三「彬羽さん 基本ぱぱなのに時々お母ちゃんだな。」

家康「2メートルのお母ちゃんは嫌です」きっぱり


蒼月「何人か人●してそうな目付きのお母ちゃんも嫌だね」うん。

石燕(与一)「そう考えると 魄哉の奴は凄いな」うむ。


シロ「いや、あやつも一応男なのだがな」

小太郎「割烹着に違和感無いからだろうなあ」わおんっ






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江戸城


挿音「あ?どうしたよ」

魄哉「なんか 急にイラッとしました。」


挿音「どこかでエゲツねえ悪口言われてんじゃね?
親父恨まれてるしよー」

魄哉「あー、ですかねえ

ああそう言えば 最近彬羽君が僕の煮物の味再現するのに成功しまして いやーさすがは料理人
プライドつついたら意地になっ「なあ、ジワジワ主夫の道に引きずり込むのやめてやれよ」





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