小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月17日

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家康「お。いい天気っ」おおっ

小太郎「よっし 梅雨の前に散歩散歩っ」わおんっ

シロ「お前はそれしかないのか?」



挿音「散歩はいいけど家あがる前に足拭けよ

ほれ。散歩紐」

シロ「ちょっと待て 俺が担当になっとら「鍛練になんぞ。」








千様「いってらっしゃーい。」手ふりふりっ


家康「私が言うのも何だけど お前も大概アレだよね」

挿音「どれだろなー」キセルふー。





魄哉「あ。殿
晴れてる日にと洗濯物大量に干してるんで 天気が急変したら取り込みお願いします

んでは僕は江戸城行ってきます」

家康「えー、なんで私?」

魄哉「晴れても雨でも大概家でゴロゴロしてるでしょうが。
洗濯物濡らしたら小遣い減らしますからね

では。行ってきます」すたすた。



家康「くっ
絶対サボれないっ!」


挿音「どっちが上司か解らねーよなあ」にやにや

千様「つかアンタは行かなくていいの?
何もなければ基本あいつの護衛でしょ?」




挿音「有給消化中。

頭が率先してやらねーと 下の奴等が休みとりにくいんだよな」

千様「つまり徳川的に今平和なのね」ああうん。

家康「徳川忍軍ってなんだかんだホワイトなんだよねえ」うんうん





挿音「勤務中はブラックつか暗黒だからなあ。基本命がけだしよ
こう言う所でバランス取っとかねえと 」ぴく。


千様「ん?どしたの」





挿音「伏せ!!」くわっ


畳返しっ!


家康「Σはいいっ!!」地面にべたっ!


ズダダダダッ!

千様「いやあああ!矢あああ!!」ひいいっ




家康(Σあれ?私の扱い犬?)はっ




挿音「くおら 何の真似だ与一!」イラッ

千様「Σえ!与一さん!? なんでっ」






石燕「あの。すんません」ぜーぜーよろっ

家康「石燕ちゃん? ちょい 与一さんどしたの?ご乱心?」


石燕「それがっ

こっそり魄哉さんの温泉宿に妖怪客のヒトらのスケッチに行ったら なんかに当てられたらしく ほとんど悪霊みたいにっ」オロオロっ

挿音「だから一人で行くなつってんだろ 霊媒体質。」



石燕「ととととにかく今は逃げっ
あっしじゃ抑えられな Σあいたあっ!!」

でこスパーン!


石燕(与一)「Σぐ。ごちゃごちゃうるさい 」




家康「与一ちゃんもダメージ受けてるね」

千様「悪霊化してても痛いもんは痛いのね」



挿音「あー これが親父が言ってたアレか。

自我のある妖怪とかならともかく 低級の餓鬼とかそんなレベルのもんだと 石燕の体質に惹かれて来て与一に雑ざっちまうとか何とか。」

家康「だから石燕ちゃんの近くに低級が寄らない様気を付けてるって言ってたねえ」うんうん


千様「Σえ、オバケってまざるの!?」

挿音「そもそも実体がねえからな

混ざっちまったら分離出来んのかこれ」うーん。




石燕(与一)「分離?お前らが?」ぴく



家康「Σなんか様子が」





石燕(与一)「元から私は室町鎌倉の武者! この国の歴史随一の戦闘民族と呼ばれた時代のモノノフぞ!

戦こそ我が魂っ!!戦って何が悪い!!」くわっ



挿音「低級ごときにメンタル乗っ取られた小僧が何言ってやがる」きっぱり



石燕(与一)「・・・・う、 うるさいっ!」



家康「あ。口喧嘩めちゃ弱い」

千様「言ってもちょっとやんちゃなだけで 弓得意なスポーツ小僧だものね。」うんうん






石燕(与一)「煩い煩い煩い!!

ごちゃごちゃ抜かすな 誤魔化して逃げようとしてもそうはいかぬ!!
お前ら全員 針ネズミのようにしてくれるっ!」くわっ


家康「Σ逆ギレ!」ひいいっ


挿音「やべ。こいつの早撃ち全部は落とせねーわ

死なない程度に避けろよお前ら」

千様「Σ忍で無理なのにんな事出来るわけないでしょ!」




石燕(与一)「大人しく我が弓の糧となり鬼共の飢えを癒せ!!」弓きりきりっ

挿音「言動が中二MAXなの解ってるか?
さすが永遠の思春期
石燕(与一)「Σ喧しわああ!!」ぶちーん!


家康「お願いだから煽らないで!!」ひいいっ


石燕(与一)「全員まとめてくたばれえええ!!」

びびびひびっ!!



家康「Σほんとに撃ったああ!!」ひいいっ





じゅっ。

灰ぼととっ



石燕(与一)「Σへ?」



白「バケモノ案件なら 俺の仕事だよな」くわっ




石燕(与一)「Σ」びくっ


一同(Σ鬼が来たーーッ!!)




石燕(与一)「おっ お前もその血で我が家の乾きを癒すが良 Σあっぢいいい!!」


白「んじゃやられる前に矢全部燃やすな」ぼぼぼ

石燕(与一)「Σはは反則だぞお前!!」矢全滅っ


白「弓は与一の本体だから燃やさないでやったんだ
ありがたく思え」どやっ




千様「助かったけど 容赦ゼロねー」うわあ

挿音「人間といらねえトラブル起こす奴をぶちのめすのがアイツの役目だかんなー

つーか。ギリギリでまあ」キセルふー。




シロ「言うな。 俺は霊感等無いのだぞ」むう

家康「あれ?シロ
お前も小太郎の散歩じゃ」



シロ「何やら物音と不穏な空気を感じたのでな
気のせいかとも思ったが

ピンポイントでクナイが飛んできて死ぬかと思った」ぎろり。

挿音「緊急事態なのは通じたろがよ」しれっ


家康「やってる事与一ちゃんと大差ないよねそれ」うわあ。




シロ「で、只事では無いと様子を伺い モノノケ絡みならとあやつを呼びに小太郎を走らせた。

という事だ。」


千様「きゃー。シロ君さすがっ」ぱちぱち



家康「成る程 だからあんなアホみたいに派手な舞台衣裳と。」ふむ

シロ(Σあ。仕事中だったかまさか!?)







白「で、仕置きに燃やしてOKなのか?」

石燕(与一)「Σ!?」びくっ


挿音「体は石燕だからやめろ。幽霊2匹になんだろ。」

家康「あ。ホントにモノノケ相手しか無理だこの子。」



白「じゃ仕方無い

蒼月居るか?」


蒼月「あーはいはい。ダルいなあ」ひょこっ


千様「Σちょっと待って!!
まさか与一さんを食わせる気!?」






白「そこまで鬼じゃないぞ」むっ




蒼月「ほーら。 美味しいご飯があるよー」幻術っ

餓鬼「」わらわらわらわらわらわら


家康「Σなんか出てきたああ!!」ひいいっ





挿音「成る程
餓鬼ってああやって分離させんのかよ。」へー

白「飢えが満たされそうなら別に与一に紛れて無くてもいいし」


家康「お前何気に慣れてるよね。やっぱ」




蒼月「よし。分離完了

て、事で 良い?」にやり


白「勝手にしていいぞ」


シロ「ん?何をだ?」





挿音「トラウマ嫌なら後ろ向け」

千様・家康「Σほんと何!?」後ろ向きっ


シロ「Σあああ何か餓鬼の断末魔がっ!!」後ろ向きひいいっ





蒼月「御馳走様。んー イマイチッ」ぺろり

家康「Σ食った!?餌で吊っといて逆に餓鬼を食ったの!?」

蒼月「世の中食うか食われるかだよ」きっぱり



白「チョウチンアンコウてこんなのだよな?」

シロ「Σ確かに!」





挿音「一件落着だなー

の、前に くおら石燕起きろ」ぺしっ

石燕「あだっ!」



蒼月「あの弓小僧いつの間にか失神してたんだね」げふっ

シロ「そりゃこんなのに睨まれたらメンタル持たんわ。」ふっ

白「ん?」








間。






【割烹 春一】



彬羽「で、挿音に凄まれ 帰ってきた魄哉にも説教され
与一は恐怖とショックで引きこもった と。」呆。

石燕「こんなんなるとは思ってなかったんすよおおっ」お膳につっぷしっ

彬羽(なんでもいいが 業務中に愚痴りに来られても困るんだがな)



石燕「ひなさん!お銚子いっぽん追加っす!」びしっ

ひな「まだお昼ですよ?
どれだけ怒られたんですか」


彬羽「手前二日酔い酷えだろが その辺でやめとけ。」


石燕「あああもう この体質が憎いっ!
妖怪温泉も仕事の糧になるかと思っただけなのにっ」どんより机だんっ




庵「なんか。さっきから 変なの浮いてない?」

彬羽「Σしまった!

石燕やめろ落ち着け! また変なの呼び寄せるぞ!!」




朱禅「Σあああ!厨房に小鬼がああ!!」ひいいっ



ひな「こんな事もあろうかと。魄哉さんの御札があります」すちゃっ

庵「想定されんのがおかしくない?」







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