小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月7日

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千様「あらー。珍しい」

家康「へ?何が?

あー」うんうん。





粋「いってえなあド畜生おおっ!!」炎ぼぼぼっ

シロ「Σう! 毎度毎度そのような物が通用すると思うなよ!!」くわっ



家康「粋の自主的な勾陣バージョン久し振りだねえ」ほうほう。

千様「最近 白君が本人の意思関係なくリミッター外しまくってたものねー」うんうん。


蒼月「いや。つか何してんの?喧嘩?」



千様「手合わせらしいわよ。」

蒼月「Σがきんちょ死んじゃわない!?」



家康「んーどうだろ?
シロも最近 偉く腕上げたみたいだし」

千様「大丈夫よお。その証拠にこんな騒いでるのにだーれも止めに入らないでしょ?」のほほんっ

蒼月「あんなのに割って入れる奴とかそもそも限られてない?」



家康・千様「・・・・。」







家康「白ー!彬羽ーーっ!!」ひいいっ

千様「挿音と魄哉はっ あああ今日江戸城っ!」 ひいいっ



石燕(与一)「出番か?」ひょこっ


千様「Σ与一さんっ!!」おおおっ

家康「よっし! あの二人の真ん中に一発 思い切り撃ち込んで!!」

石燕(与一)「うむ、心得た。」弓きりきりっ

蒼月「ようやく出番だって感じで嬉しそうだね」

石燕(与一)「Σ喧しい!黙って見ておれ!!

参るぞ!!」くわっ



ひゅんっ





じゅおっ。



石燕(与一)「」


家康「Σあ。シロの冷気と粋の熱の摩擦で消滅しちゃった」

蒼月「だから教えてあげようとしたのに 黙ってろって言うからさー」

石燕(与一)「Σそこは言え!!」



千様「って!アホな事してる間にヤバそうよ!!」ひいいっ

石燕(与一)「Σアホ!?」がーん。







粋「だああ面倒くせえっ
避けれるもんなら避けてみろっ!!」

ぼんっ!


蒼月「Σやっば!火力出し過ぎだよ馬鹿!!」


シロ「ちいっ!避けれんならこうするまで!!」

ぱきぱきーん!


千様「Σ極厚氷の盾!」おおっ

石燕(与一)「Σ馬鹿者悪手だ! 受けきれなんだら直撃だぞ!!」









小太郎「なんだなんだ 凄い音したぞ!
何の騒ぎだっ」ぎゃんぎゃんっ!!




シロ「どうだ。存外破れまい」けほっ

粋「畜生おおおおおっ」いらああっ


小太郎「ホント何してんだお前ら。」




千様「受けきったわね。」あらまあ。

石燕(与一)「普通に考えれば 炎より氷のが弱いのだがな」びっくり。

家康「日頃の鍛練の賜物かなあ?」




シロ「例え氷とて絶対零度まで下げてしまえば マグマとて一瞬で溶かす事は不可能だ」どやっ

家康「いや何の鍛練したら温度そこまで下がるの?」



粋「一瞬で無理ならじわじわ溶かしゃいいんだよっ」けっ

じわじわぼぼぼ

シロ「Σああこら!一点集中やめろ!!
熔けんわけが無かろうがっ!!」ひいいっ



蒼月「別にとめなくて良かったぽいね」

家康「負けず嫌いなお子様達の小競り合いだねえ」あははっ

石燕(与一)「小競り合いでそこら燃やして絶対零度の氷を地べたから生やすのもどうかと思うが?」

小太郎「でかい霜柱?」わおんっ?

石燕(与一)「Σでかすぎるわ!」



シロ「ふむ、かなり実戦でも使えるようになってきたか

長持ちは無理となると 使い方をよくよく考えねばならんな」うむ。

千様「嬉しそうねー」

家康「そっか。粋と対等 てかそれ以上って初めてか」ふむ

粋「Σ負けてねえよ!!」むかっ



石燕(与一)(こいつはとっさに加減する癖があるからな)うむ。




粋「ちえー。何だよあくまで稽古だろ。本気じゃえっての」ぶつくさ

蒼月「言い訳は見苦しいよー」ぷーくすくす

粋「Σ言い訳じゃねえ!
あーもう兄貴に言われなきゃこんなんやらなかったのによ」ちえー


家康「あ、そう言えばそのお兄ちゃんどこ行ったの?
今日休みなのにその辺転がってないし
彬羽も居ないし 妖怪サイド何かトラブルあったの?」




粋「それが、魄哉のやってる妖怪温泉で出禁食らった八岐の大蛇が 親つれて抗議っつか八つ当たりに暴れて来てるらしいんだよなあ」

千様「Σまさかの親子でモンスタークレーマー!」ひいいっ


小太郎「確かあのオロチって 酒湯の酒飲むって前からよく怒られてた奴だよな?
親連れて来るっていくつだよ」うわあ。

家康「何処の世界にも凄いのは居るんだねえ」



粋「まーだ帰って来ないって事は 逆ギレ+大将倒せばこっちが大将とかってガチ喧嘩になってんだろなあ」ため息。

蒼月「妖怪あるあるだね」うんうん。


石燕(与一)「一切心配はせんのだな。」

粋「兄貴とカラスのコンビだぞ?
むしろ大蛇親子が不憫だっての」真顔。







シロ「そうか。向こうは八岐の大蛇
こちらはこの阿呆

まだまだ遠いか」ふっ


家康「Σ本気であの辺目指してるの!?」

シロ「志は高い方がよかろう」真顔っ

蒼月「いやアンタ妖怪ですら無いだろ。 メンタル強いな」




粋「あの、 俺一応勾陣なんだけど。」

小太郎「魄哉も勾陣はたまにしか現れ無さすぎて強さのランクが解らないって言ってたしなあ」うーん。


蒼月(Σあれっ でもこの人ってこんなだけどあの家系って事は
少なくとも俺よかランクは上だよね!?)


シロ「ん?どうした?」

蒼月「あー 何でもないよ」けっ



千様「なんで今度は蒼月君がキゲン悪いの?」

蒼月「俺の武器は頭脳だから」ふんっ



石燕「体育会系って面倒っすねえ。」あーあ。

小太郎「あれ?与一はどうした?」

石燕「じわじわハートブレイクして拗ねたっす。」

千様「Σなんで!?」





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