小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月5日

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粋「うーん。」ぐったり


小太郎「無理に起きない方がいいぞ」わおんっ

千様「何があったの? 粋君が起き上がれないようなケガって
ちょいちょいどんくさい真似するけど大概頑丈なのにー」

シロ「いや。それが
聞くだけで恐ろしい事にだ」



白「大道具のおっちゃんの手伝いしてて 舞台の上?天井近くまで登っててツルッと滑って落っこちて
真下の階段に背中からどーんといった で解るか?」

千様「よく解ったわ 大事故ね」うわあ。



白「落ちる時は何も考えなくても くるっと体の向き変わるだろ
どんくさいな」むう

粋「Σんな猫みたいな体質してねえよ!Σあだだだっ!」ひいいっ

白「Σえ。」

小太郎「あ、自然にくるっとなって着地するタイプだな。」

シロ「こやつの場合は考えるのが追い付かんからではないか?」


千様「はいはい騒がないのー
そういう事なら大人しくしてなきゃ

背中強打で痛めた感じ?」

粋「んー。飛天が言うには 落下の時に腰強打したみたいだって。
無理すると魄哉並に腰痛に悩まされるから 貼り薬貼ってしっかり寝て治せってさ」ため息。


魄哉「僕は最近ぎっくり腰なってないんですがねえ。」ひょこっ

粋「イメージの問題だよイメージの。」


魄哉「ぎっくり腰イメージですか
否定は出来ないのが悲しいですねえ

で、今日もちょっと江戸城行かなきゃ行けないんですが大丈夫ですか?」

粋「特に何もねーし大丈夫大丈夫
お前もギックリ気を付けろよ」わははっ

魄哉「何がなんでもそのイメージですか。

なら良いんですけどね」うーん。


家康「大丈夫だって。
千ちゃんも居るし 安心してお仕事行きなよ」

魄哉「むしろ一番アテにならないんですが。

何かあったらお兄ちゃんひっ捕まえて言うんですよ?」

粋「それトドメ刺されねえ?」

魄哉「いかに君のお兄さんが暴君でも 負傷者に暴力働く子ではないと僕は信じてますから」きりっ

白「俺ガン見しながら言うな。」むう



小太郎「信用無いな」わおんっ

シロ「普段が普段だからな」うむ。


魄哉「あ!コマ 粋君に色々と気を付けて
千様「いいからとっとと行きなさい 天海サマが遅刻すんじゃないわよ」




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粋「あのー 兄上?」おそるおそるっ

白「厠なら代わりに行けないぞ。」きっぱり


粋「Σんなもん頼むか!!Σいででででっ」じたばたっ

白「じゃあ何だ」むすっ

粋「いやその さっき一二三が持ってきてくれた千羽鶴
ここ置いてたら潰しちまうかなー?って」

白「こっちかけとけばいいんだな」ガサガサ。


粋「んでよ。その、俺が言うのも何なんだけどよ」

白「ん?」



粋「ほんと俺が言うのもアレだけど。
任せといて!とか言っときながら 姉ちゃんマジで一回も様子見にも来ねえよな」ちょっと悲しい。

白「千様はそういう奴だろ」きっばり


粋「特に用事ねえけどさ
なんかこう、こんだけ痛えと労って欲しいつか何つーか。」ため息。

白「ワガママかお前。」

粋「甘えてる自覚はあんだよ!Σっだあー!!」


白「大声出すと痛いのそろそろ覚えろ」

粋「うう。飛天の奴 痛み止めくれねえし」ぴくぴくっ

白(本当は有るんだけどな。
下手に痛みひいたら跳ねまわって酷くなるから ギリギリまで与えるなって言われてるんだよな。)うーん。

粋「あーもう痛え。 辛えなあ」ぐったり。


白「ん?使わなきゃいけないギリギリってどれくらいだろう。」はて。
※薬効かない体質

粋「?」涙目。



カイコぱたぱた

粋「おー大丈夫大丈夫。心配すんなって」カイコ撫で撫で。

白「アニマルセラピーだな。

ギリギリ解らないし 俺も向こう行っとくか 」

粋「Σあ。兄貴ストップストップ!ちょっと頼みが!」

白「ん?」






間。




コマ『よくよく考えたら看病とは何をすれば良いのやら。』筆談っ

魄哉「あー。教えてませんでしたね そういや」うわあ。


家康「あれ?もう帰ってきたの?早くない?」

魄哉「いやー お仕事早く済みまして。」


家康「思いっきり持ち帰ってるよね?」

挿音「おうよ。少しは運ぶ方の身にもなれや。」書類の山抱えっ



魄哉「いやだって 普段元気印の子が動けないと言うのは

Σげ! 千様 何爆睡してるんですか!?」

千様「へ?

あーやだ コタツ入ったら寝ちゃってたわ」あくびっ

魄哉「寝てたって まさかずっと?」おそるおそるっ

千様「みたいねー。ごめんなさいねえ」あははっ


シロ「すまん。俺も見に行こうかと思ったのだが
冷気が漏れると冷えで良くないと 石燕が言うのでな」

小太郎「俺もワンワン言ってるの響くからって」わおんっ


石燕「いや。んな皆で大騒ぎしなくても 白さん着いてるから大丈夫じゃないっすか?」あれ?

魄哉「むしろ不安要素しか有りません」



家康「大人しくしてるみたいだけどね?
ちなみに私も近寄ると滑って転んで患部にトドメ刺しかねないから遠慮してるよ」

魄哉「殿はそのまんまでお願いします。

うわ、粋君生きてるんですかね
入りますよー!」

襖がらっ



粋「くかー。」熟睡っ


一同(Σ無事だけど 部屋壊滅してる!!)ひいいっ




千様「あら。ちゃんとおにぎりが。

・・おにぎりよね?」

石燕「大量の米を力ずくで纏めましたって感じのおにぎりっすね。」

小太郎「一枚だけ張り付けられたヨレヨレの海苔が苦労を語ってるな」わんっ

家康「Σあ。こっち お茶が茶瓶ごと」

コマ『ワイルド極まり無し』筆談っ



魄哉「あー 誰が頑張ったかめちゃ解りやすいですが
その白君はどうしたんでしょう?」きょろっ





一二三「あれ?白さん こんな所で寝たら風邪ひくだよ!」

一同(Σ慣れない事して力尽きてる!!)


家康「はいはい起きて起きてー
廊下は冷えるよー」頭ぺしっ

白「ん?
んー 寒い」くしゅんっ


千様「物凄く頑張ったのね お兄ちゃん。」あらまあ

シロ(握り飯と茶でそんなに疲れるか?)うーん。



魄哉「慣れない事するとメンタルが疲れるんですよねえ
よしよし。よく頑張りました。」

白「何でも良いけど冷えるな」ぶるっ

家康「そりゃーねえ」



魄哉「夕方から冷え込むみたいですし 火鉢持ってきますか。腰痛には冷えが大敵ですしねー」よっこらしょ。

小太郎「おお。さすが腰痛のプロ!」

魄哉「すみません。嬉しく無いです」すたすた。



石燕「ま、食べて寝りゃあ 治りも早いっしょ
お疲れさんでした」にこにこ。

白「だな。寝てれば大概の治るし」

シロ「お前が言うと 一気に野生動物ぽいがな」




蒼月「あれ? ジジイは?」ひょこっ

家康「火鉢取りに行ったよ?
冷えるらしいから お前も一個貰ってきたら?」

蒼月「ふーん。

あれ結構重いんだよね。
この時期冷えて体凝ってるから 無茶しなきゃい




ごきゃっ

魄哉「Σはうっ!?」 



千様「逝ったわね。」あーあ。

シロ「だな。」うむ


蒼月「ジジイそのまま!動くなよっ
バカ殿ほら手伝って!!」

家康「あーはいはい。久々だねえ」苦笑。


挿音「腰痛2匹目か。」キセルすぱー。

小太郎「もっかい飛天呼んでくるな!」たたっ



白「もっかい握り飯作れば良いのか?」はて。

シロ「やらんでいい。」きっぱり

千様「何処も痛くなくても あの量食べきれるの白君ぐらいだと思うわよー?」



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