小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月25日

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蒼月「よっしゃー やっとの海ー!」

一二三「あっちの岩場にお魚さん居るだかなー」わくわくっ


家康「公務高速処理お疲れさん」

魄哉「休み取れないと約束破りになっちゃいますからねえ

あー肩凝った。 宿でひとっ風呂浴びて寝てきます」

千様「アンタ何しに来たのよ」

魄哉「徹夜明けの目玉に夏の日差しは辛いんですよ」すたすた。



小太郎「あ。知ってる
目の色素も薄いとな 日射しって辛いんだぞ」わおんっ

千様「あら。物知りねー」




挿音「個体差はあるみてえだけどな」




白「取ったどー。」棒読み魚釣り上げっ

粋「Σうおでかあっ!

てか兄貴 あんま乗り出すと落ちる落ちる!!」ひいいっ


一同(カナヅチ程水場に近寄りたがるのは何故だろう)うわあ。


石燕「つーか。考えたら普通のアルビノって 日射しもアウトっすよね
ちょっとでも日に焼けたら酷いヤケドになるって聞いたような」

白「普通じゃないからな。」えへん

小太郎「うっわ凄い説得力。」



九尾「して、だーりんや

大物釣れて嬉しいのは解るがの
今回は遊びメインではないぞえ?覚えておるのかの?

そしてコレが内助の功という奴じゃ」ずいっと

白「んーそこは大丈夫だ

あそこの海の家の中貸し切りにして 今バカラスが船幽霊と話し合いしてるし」指差しっ

九尾(Σ華麗なスルー!)ぐはっ


千様「え。貸し切りって オバケでしょ?
店の人泣いてない?」

白「海の家出してるのが人間だけだと思うか?」





小太郎「あれ?どうした蒼月」

蒼月「えっと
何か飲み物買おうとしたら 海鮮丼しか無かった」どんより。

家康「魚人か何かなんだね 店主。」納得。




彬羽「だああ!話にならねえ!」イライラむかむかっ


粋「お。出てきた出てきた」

白「なんだ。ダメか」

彬羽「無理だありゃ 水場で溺れた人間に嫌がらせするのが自分の存在意義とか抜かしやがって引かねえ引かねえ」

シロ「とりつく島もないとはあの事だな」うむ。


千様「あら。シロ君も一緒にお話してたの?」



シロ「議論が白熱すると室温的に彬羽が持たんのでな」ひんやり。

家康「毎度冷気小出し お疲れさんだねえ」




白「じゃ仕方無いな
無理矢理うんって言わせるしか無いか。」ふむ

シロ「原始的だが それしかあるまいな
被害が出ておる以上無視は出来まい」うむ。




彬羽「全く こうなるから説得してやってるのに
馬鹿かあの三下幽霊」

粋「大人しく説得されてりゃいいのに 大概の奴は反抗して痛い目見るんだよなー」うんうん。



家康「なんで妖怪ってんなしょーもない事に命かけちゃうの?」

蒼月「俺に聞くなよ」

挿音「コイツの女好きみたいなもんじゃね?」

蒼月「Σ一緒にしないでくれる!?俺は溺れてる人間に水ばちゃばちゃかけて喜ぶの生き甲斐にしてないよ!!」


小太郎(物凄くやりそうだけどな。)わおんっ







白「よし。船幽霊入るぞー」

粋「あの兄貴 魚は置いてこう」

九尾「そうじゃそうじゃ わちが番をしておくぞ
Σあ。」ぐうううううう



白「お前空腹だと人襲うから食べていいぞ」魚そっと出し

シロ「こやつのが船幽霊よりタチ悪くないか?」






ーーーーーーーーーーー

【夕方 宿。】




魄哉「で、船幽霊の持ってる柄杓という柄杓

ひとつ残らず底抜いて来たんですか」うわあ。


白「やるのが止められないなら やれないようにすればいいし。

あ、この饅頭買って帰ろ」もぐもぐ


家康「常にぶん殴って解決じゃないんだねえ」ちょっと関心。

彬羽「むしろ8割がこうだ
大将とは言え 武力行使ばかりだと反感を買うだろ」

蒼月「前から思ってたけど あの人俺より性格エグくない?」



一二三「そういや土産物屋の柄杓も全部底無かっただよ?」

彬羽「そりゃ海の事故に遭いにくくなる呪いだと言ったらあっと言う間に拡まっ

蒼月「お前かよ。」

魄哉「相変わらず仕事の早い補佐ですねえ」


一二三「石燕さーん。ほら起きるだよー
もうすぐご飯来るだよー」底なし柄杓でぺちぺち

挿音「コイツは何でのびてんだ?」

千様「夏の日射しに負けたのよ 虚弱体質だから」

家康「アルビノでも無いのにねえ」うーん。




白「よし、これで船幽霊悪さできないし
柄杓も補充出来ないし 解決だ」伸びっ

粋「ヤケになって変な事しなきゃいいけどなー」うーん。

彬羽「その点も問題ない」茶ずずー。

粋「へ?」







白「石燕 アレ何か解るか?」

石燕「Σうっお! 馬鹿でかいタコッすね!

さしずめ海外のクラーケンってとこっすか!!」きらーん


家康「Σ一瞬で生き返った!!」おおっ





彬羽「もし船幽霊の奴が何かやらかしたら 食って良しって大将からのお墨付きが出たそうだ」

挿音「そこは力押しかよ」

彬羽「今の所ぶち壊されるのが柄杓の底で済んでるだけで充分だろ」


粋「お前 真面目な癖になんで兄貴のノリについてけんの?」引。

小太郎「このタッグ怖いな」うわあ




魄哉「ほうほう、成る程
最初は話し合い、それから軽い実力行使、それでダメなら知らないぞですねー

いやー理に叶ってますね」にこにこ

一同(Σ叶ってるの!?)



魄哉「さて、僕も昼寝して回復しましたし
こっちの用件済まして来ますかねー」肩ごきっ

小太郎「用件?」

蒼月「あ、そっか

戦国の時に此処で一戦やらかしたんだっけ
その幽霊が足引っ張ってー ってこんなのばっかかよこの海

ヤバイ海鮮丼食っちゃったじゃん」うげ。


魄哉「ですです。
そちらはこっちでケリつけたいので 置いといて貰ったんですよね

よし。では行ってきます」すたすた。




家康「ちなみに天海のは お前らみたいに優しくないよー
いきなり鉄拳制制裁「言うな。」サクッ


石燕「家康さん。手裏剣刺さってるっすよ」



一同(人間側のが非人道的なのは何故だ。)うーん。




魄哉「あ。タコさん海戻ります?
調度いいんで乗せてって貰えませんかねー 後で陸の珍味届けますから

いやー沖まで行くのなかなか大変で」

タコ「」うにょうにょ



粋「Σすげえ秒でタコ手懐けた!!!」

挿音「そら餌付けのプロだもんよ」キセルぷはー




一同「Σ確かに!!」



彬羽「俺は餌付けされてねえが?」

千様「実質 彬羽君以外は皆 餌付けされたのよね。このメンツ」ふっ




魄哉「では 行って参ります」よっこらしょ

白「うん。絶対人に見付かるなよ

物凄い新種の妖怪ぽいぞ」




一二三「妖怪 タコぼーずだべ。」


家康「Σぶはっ」

蒼月「ヤバイ ツボッた!」ひー


白「楽しそうで何よりだ」うんうん。


シロ(Σそう言えば 妖怪絡みだから宿から何から奢るとか何とか言っておったようなっ!)

石燕「遊びに連れてきて貰ったのに8割のびてて申し訳ないっすねー」





九尾「でかいタコ・・」おおっ

一同「食うなよ。」




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