小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月26日

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家康「だーあっついあっつい

暑さ落ち着くとか言ってなかったっけ?」うちわぱたぱた


挿音「そりゃ今月末までは酷暑で それから平年の暑さになるって予報だろ」

家康「あーそか

てか何平年の暑さって 彬羽が焼き鳥になっちゃうよ
知ってる?黒って日向でなくても熱を吸収するんだよねえ
あいつ暑がりなのに キャラ守ってるのか何なのか、無茶だよねえ」うちわぱたぱた


シロ「あまり言ってやるな」

蒼月「見かねたジジイが たまには爽やかな色着なさい!とか自分の古着出して着たんだけど悲惨だったんだよ」

家康「悲惨?」


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千様「一二三ちゃんに『返り血が映えそうだべなー』って辛辣な感想貰ったのよ」

家康「Σ 問答無用で殺戮イメージ!?」

挿音「あいつの場合目付きがなあ
何人か殺って来ましたって感じしかねえもんよ」キセルぷこー


白「で、護りに入ったらしい」

家康「成る程ね。
変な所神経細かいから そりゃショックだ」


粋「つーか その感想がサラッと出てくる一二三も凄えけどな」

シロ「この家で育っておったらそりゃ幼児も物騒になるわ」ため息。





コマ「カタタッ?」

白「うん。土産な
お前もの食べれないし」



千様「あらー昨日のお土産?
コマちゃん潮風で歯車錆びるからお留守番だったのよねー

何あげたの?」




白「調度海辺で取引してたから 外国の小型銃を一丁。」

千様「Σそれ買っちゃダメな奴っ!!」ひいいっ

粋「Σ居ねえと思ったらなんて買い物してんだよ!!」


白「金さえ出したらオッケーらしいぞ
んで、 迷子大概にしろってバカラスが入って来たら凄い勢いで逃げた」

家康「Σ確実にヒットマン来たと思われてるよね!?」



シロ「まあ、あの背丈で目付きで黒づくめだしな。」うむ

蒼月「何着てても怖いよあいつは」うん。





白「そういう事だから また魄哉にカスタムして貰うといいぞ」

コマ「カタッ カタタタタッ」


粋「あ、凄え喜んでるぽい。」


千様「強くなれるのが嬉しいのねえ」

シロ「歩く兵器にならんか不安なのだがな」うーん。




家康「歩く兵器なら既にここに

挿音「おっと手が滑った」

さくっ

家康「Σこらああ 気軽に人に手裏剣投げないの!!」

挿音「当ててないんだからいいだろがよー」

シロ「ちゃぶ台に穴が空くからやめい。」きっぱり

白「手裏剣?くないって奴じゃないのか?」はて

挿音「こりゃ棒手裏剣て言ってな

場所取らないから携帯に便利なんだよ
ほれ。こっちのよくある手裏剣は重ねてもかさばるだろ? だから俺はあんま使わね

蒼月「その人にそんなの教えて大丈夫なの?」





白「よし。試してみよう 動くな」棒手裏剣構えッ

粋「Σ的用意する意味は!?」ひいいいっ





襖がらっ



魄哉「何騒いでるんですかー?
ケンカなら外でしなさ Σいっ!?」

一同「Σあ」








間。





魄哉「室内で刃物を投げない!
はい。 書き取り100回です」ぷんすか

白「外ならいいのか?」正座。

魄哉「まわりに人が居ない事を確認の上 存分にどうぞ」きっぱり




蒼月「すっげえ普通にはたき落としたよね?」

シロ「うむ。そう言えば今でこそあんなだが お前の忍の師匠でもあったか」

挿音「おうよ。 その前は陰陽師もやってたらしいけどな」

家康「履歴書書かせたら凄いよ?
欄ぜんっぜん足りないもん」





千様「けど何かしら

アンタ忍とか笑える程似合わないわよね」

魄哉「Σ似合わな過ぎると笑われるんですか!?」

白「大丈夫だ。坊主も合ってないぞ」しれっ

魄哉「Σまさかの伏兵!!」がーん。



蒼月「俺なら似合ってる方が嫌だよ」きっぱり




粋「お前は大概忍が合ってるよなあ

やっぱ小さい時からやってると染まんの?」


挿音「ん?
なんか勘違いしてねえか?

俺は 元々忍として育てられたわけじゃねえよ?」

一同「Σえ」

魄哉「ですねえ。僕的にはいたって普通に子育てしたつもりなんですけど。」

千様「え、だって

アンタこいつが六歳くらいの時から色々仕込んでたじゃない?」

魄哉「そりゃゴリッゴリの乱世でしたから

生きる術として 何かあった時に対処出来るようあれやこれや教えただけですよ」


白「知ってる中で子供に出来そうなのが 忍のやり方だっただけか。」ふむ

魄哉「そうそう ソレです。

ほら柔能く剛を制すのが忍の技ですからね
子供でも頑張ればそこそこいけるわけです」にっこり



蒼月「で、そこそこどころか 『服部半蔵爆誕しちゃったわけだ」うわあ。

挿音「まあ向いてたんだろな」キセルぷはー

シロ「才能と師に恵まれるとド偉い事になるのだな」




魄哉「まあ 腕はともかく生まれつき忍として生きてきた人と比べると 色々と性質が違うんですがねえ」

シロ「ん?忍の性質とは?」


家康「まず一般の忍は意思がないね

主人の手足となるのが役目だから 指示がないと動けないし、人ってよりお人形さんだねえ」



コマ「カタタッ」首かしげっ

挿音「いや お仲間じゃねーわ。

その時点で俺は忍ってより忍モドキなんだよな」




魄哉「ですよね。結構普通に命令違反しますし。
反抗期長くありませんか?」ジト目。

挿音「んー?命令違反も手柄をあげりゃ帳消しだろ?天海サマ」にやにや。


千様「公私混同やめなさいそこの親子。」



挿音「まあこういうのが居てもいんじゃね?
結果的に仕事出来りゃ文句ねえだろ」

魄哉「そりゃそうなんですがね

忍としての技しか教えなかった僕にはあんまり文句言えませんし
いえそれでいいんですけどややこしい」むう。




シロ「そもそも徳川忍軍は あのとおり前科者の集まりであって 生来の忍等おらんだろうしな

逆に言えば こやつが頭で良かったと言えるかもしれん」

蒼月「つーかさ。忍軍とか言うけどあのメンツが一体どうやって集まったの?」




挿音「あー確か 前科持ちの舎弟が島から帰って来た時働き口もねえしどうにかなんね?って相談したとかなんかそんなんだったっけか?」

魄哉「ですね。受け皿が無いと 結局また罪を犯すしかないんで、 ケンカ好きがそんな居るならそういう部署作りましょうかー的な」うんうん。


シロ「Σ軽っ!!」



家康「で、親分が地獄の特訓であれやこれや叩き込んで チンピラが忍に生まれ変わりましたとさ、
いやー凄いビフォーアフターだよねえ」へらっ



蒼月「いやそれ 逆らったら命無さげじゃん。やるしか無い奴じゃんかよ」

粋「こじらせた体育会系えげつねえ」うわあ。






挿音「いんじゃね?

手前の意思の無い忍なんざ 戦国時代の遺物って事で」

千様「何ちょっといい話に纏めようとしてんのよ」


魄哉「ま、いい傾向だとは思いますがね
こちらも物ではなく人として扱いたいですからねえ」苦笑。






白「うん。話長かったけど どっちにしてもこの家で子供育てると怖い事になるのは解った」うん。

一二三「おおー 変わった手裏剣だべなあ」おおっ



千様「Σひひひ一二三ちゃん! ちょっとお買い物行きましょうか?」

一二三「えー。コレ使ってみたいだー
特に欲しいもんねえだし」


シロ「よし!ならば小太郎の散歩に行こうではないかっ」

一二三「今の時間の散歩は肉球コゲるだよ?」




粋「育ち云々じゃなく
この家で暮らせるって時点で 一二三とっくにアウトな気もするけどなあ」ふっ

挿音「だあな。
最早どう足掻いても まともにゃ育たねーだろ
それはそれで逞しく生きれそうだけどよ」



家康(マトモじゃない自覚あったんだね。)しみじみ




魄哉「僕はマトモに育ててるつもりなんすがねえ。」うーん。

蒼月「え?なにそれ ギャグ?
壊滅的につまんないよ」


魄哉「Σそこまでですか!?」





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