小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月18日

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魄哉「湿気が凄いですねえ
この時期はなーんか息苦しくて嫌ですよ」きゅっきゅっ

家康「だねえ、
でもこれから夏だから もっと息苦しくなるねえ」きゅっきゅ

魄哉「あー夏ですか 虫が嫌なんで


蒼月「いや 世間話しながら何磨いてんの?」


魄哉「えーと。 輸入雑貨?的なもんです。」

小太郎(Σいやどう見ても銃火器!!)



シロ「ふむ。まっとうな物では無いように見えるが?」

魄哉「何の事でしょう」微笑みっ


千様「アンタ 笑顔で真っ直ぐな子騙すのやめなさいよねー
バレバレよ」



家康「まあバレるよね」きゅっきゅ磨き磨きっ


蒼月「そりゃね。
つか、隠してるならどうどうと縁側でやんなよ」

家康「薄暗い所でやってて暴発する方がヤバイでしょ?」

蒼月「Σ弾抜けよ馬鹿!!危ないな!!」ひいいっ




シロ「なんだ まさか戦でもおっ始める気か?」怪訝っ

魄哉「まさか。何の為に戦国時代終わらせたと思ってるんですか

あ、殿 こっちのなんてどうです? 」

家康「んー。ちょっとごついかな
もうちょい小型のが使い慣れてるし 重いのはなあ」うーん。

魄哉「どっちみち挿音にカスタマイズして貰うじゃないですか」

千様「あら? 殿の護身用の銃選んでたの?」

魄哉「そうなんですよ。
殿 手入れが適当ですからねえ 愛用の銃にそろそろガタが。」ため息




粋「じゃ護身じゃ説明つかねえこっちのは?」

どーんと大砲。

魄哉「ある意味護身用です」きっぱり

蒼月「いや。持ち歩けないだろ 手品師でも無理だろ」


魄哉「・・・そうは言っても護身用ですからねえ

ですよね?殿。」チラ見


家康「そうそう。頑張れば以外と持ち歩け どっせええええい!!」ふんぬうううっ

蒼月「腰やるよ馬鹿。」




シロ「で、何に使うのだ?」

魄哉「誤魔化しきれませんでしたか」ちっ。


ごりっ

家康「Σはうっ!?」

小太郎「Σあ。腰逝った」





間。






蒼月「えーっと つまり江戸城の備蓄用?」

魄哉「恥ずかしながらそうなんですよねえ

ほら徳川の世になって まあ平穏じゃないですか?
からしょーもない事を考える輩も多くて。」ため息

粋「けど、お前なら あんなもん使うよりどーんと一発で


魄哉「どーんと一発かます江戸城木っ端微塵になるから困ってるんです」

千様「成る程 銃火器の方が小回り効くのね」納得。

魄哉「更に言えば 僕自信はこの手のもの2、3発食らっても結構平気なんですが
ほら 江戸城の人達は無理でしょう?」

蒼月「江戸城のじゃなくても普通無理だし そもそも妖怪でも食らいたくないよ。」

粋「毎度さらっと怖えなあ。」うわあ


シロ「つまりは有事に徳川の者達に使わせる為か。
お前も苦労が耐えんなあ」

魄哉「まあ大丈夫とは思いますがね
国を守る為には仕方ないでしょう 念には念をです」苦笑。




コマ「カタタッ?」

魄哉「あ。コマのご所望の新作ランチャーも届いてますよー
後で調整しましょうね」わくわくっ

蒼月「めちゃ楽しそうじゃん」引。

シロ「そういうのが好みではあるのだな。」




家康「一応 ホントに私の銃の新作選ぶのもあったんだよ?今回は」はいずりっ

蒼月「いやもうその辺どうでもいいよ」

家康「えー。私はどうでも良く無いよ
命綱なんだから

飛天「あーはいはい。灸の最中動くと火傷するからなー」

家康「Σあっづうううう!!」ひいいっ


シロ「居たのかお前。」

飛天「非常勤とは言え 徳川の診療所スタッフだもんよ。」お灸じゅうう




魄哉「選ぶも何も殿がこれじゃ試し撃ち出来ませんしねー
後日改めて試しますか」

家康「えー。 うっわテンション下がるなあ」ため息

飛天「発砲は腰に負担かかるからなあ
まあ、早く治す事ったな。」




千様「武器選びにはしゃぐって物騒ねえ
理解できないわ」むう。

蒼月「だよねえ。
道具なんて使えりゃいいじゃん」



シロ「すまん。俺も新しい刀とかとなると心踊る」

粋「あーうん。
俺も基本素手だけど やっぱそういうの見るのは嫌いじゃないかなーって。」目そらしっ



千様「男の子ってそう言うの好きよね」


蒼月(Σあれっ?俺がおかしいの!?)


家康「お前はその分の興味が女の子に行ってるからじゃない?」

飛天「あー。色ボケに効くツボはねえなあ。」うーん。


蒼月「シバくぞお前ら。」むかっ




魄哉「手の内知られてる相手に幻術は効きませんよー
更に飛天君烏天狗ですし、捕まったら二つに裂かれて終わりですね」

蒼月「Σう」


飛天「いや。裂かない裂かない
俺平和主義だし」



蒼月「くっ! 馬鹿力一族マジでうざいなっ」ぎりっ

飛天「いや やらないって。
なんで敵視されてんの?」

家康「おそらく お宅のイトコに頭脳キャラポジ奪われたからだねえ」うーん。





魄哉「じゃあ。他のポジション確立します?」ずいっ

蒼月「は?言っとくけど 徳川の公務員にはなんないよ? 」

魄哉「知ってます。


ならばいっその事 小道具使えるアサシンポジションとか如何でしょうかっ!!」短刀手裏剣その他諸々ごっそりっ

蒼月「それ思いっきり忍者の道具だろ。
お宅の忍とかぶってるっての」




魄哉「この手のはいざという時使えると女の子受けいいですよ?」

蒼月「仕方無いからちょっとだけやってやってもいいよ?」きらーん。


一同(Σ単純過ぎる!!)





家康「今日の予定潰れちゃって暇なんだろね
天海、休日の使い方知らない社畜だから。
あの飛天先生熱いんだけど」

飛天「あー。そういう事か
ちょっとくらい熱い方が効くって頑張れ」







間。






魄哉「ではまず。あちらの的のど真ん中に こちらの手裏剣を当ててみましょう」

蒼月「Σいきなりハードル高いな!!」


魄哉「君らの身体能力なら行けます行けます」



蒼月「えー


んじゃとりあえず やってみて?」手裏剣ぽいっ

粋「なんで俺!?」

蒼月「いや。なんとなく 体力系向いてそうだし」



粋「えええ。嫌って言ったら馬鹿にされるパターンだろこれ

んじゃ 試しに おりゃっ!」ぶんっ



ひゅるるるるるる

さくっ





魄哉「えーっと 見事な変化球ですね」うわあ。

蒼月「なんで途中で曲がったの?」

粋「いやホントになんで?」

シロ「投げ方が悪いのではないか?
ちょっと貸してみろ」

魄哉「お。シロ君やる気ですね
頑張ってくださいねー」


シロ「気合いが足りんのだろう
こう言う物は狙いを定めて 一気に

ふんっ!!」

ひゅんっ





蒼月「一直線に地面に突き刺さったね。」うわあ

シロ「Σ何故だ!?」

粋「突進する方向が違うって事じゃね?」

シロ「Σ喧しい!着地地点の定まらん奴が!!」

粋「Σ俺のあれそういう事!?」がーん。


蒼月「うわー。何これ性格出るの?
投げたくないなあ

あ。」



白「ん?」通りすがり。



蒼月「ちょっとこれ 試しにあの的に当ててみて」わくわくっ

白「へ?」

蒼月「いいからいいから

やっぱ蛇行とかすんのかな。」興味津津っ



シロ「手裏剣が蛇行?」うーん。

粋「いや。兄貴だし それくらいあるかも」


小太郎(手裏剣って蛇行出来たっけ?)うーん。



白「これをアレにか」じーっ

蒼月「そうそう。出来るよね?」


白「うん。まあ 出来なく無いけどな・・」

シロ「ん?固まったぞ」

粋「あれ?」



白「良し。
じゃ 真ん中な。」


ぶんっ

カッ!!


一同「Σおおおおど真ん中っ!!」ぱちぱちっ




魄哉「はい。ズルはダメですよー

今 ちょっぴり青白い炎見えましたよ?
炎ブーストで飛ばしましたね?」

白「バレたか」ちっ。


シロ「Σそっちのが難しく無いか!?」

白「当てる自信あるけど 外したらカッコ悪いだろ
気にするな」どやあっ

蒼月「あ。うん
もうどうでもいいや。」脱力っ



粋「つーかよ。んな嫌がらなくてもお前なら普通に当てれんじゃねえの?
手先器用だし」

蒼月「あー そこはさ
お宅のお兄ちゃんと同じで 万一外したらって奴だよ」


シロ「俺ら以上に恥ずかしい事などあると思うか?」ヤケクソッ

蒼月「あー。それもそうだね

んじゃ よっと。」

ひゅんっ





千様「あら惜しい

的にはギリ当たったけど 下の方ねー」

蒼月「あ、やっぱ簡単。

そもそも真ん中に当てれる奴なんてそうそう


ドガッ!!



蒼月「・・・・。」

魄哉「ど真ん中です。」にっこり



蒼月「何!?それがやりたかったの!!こんのクソジジイッ!!」むっかああ!

魄哉「えー 真ん中に当てられるのかって言うからやって見せただけですよ?」





家康「ほら あいつアレでも挿音の師匠でもあるからね

てか熱 Σ熱っあぢいいいい!!」じたばたっ

飛天「あ、そっか。甲賀の始祖だっけ?
忍ばない忍者だよなあ

はいはい。我慢我慢」押さえ付けっ


家康「Σいやこれ駄目だって!!絶対駄目な感じ!!烏天狗の馬鹿力やめてええ」ひいいっ







蒼月「何なんだよクソジジイ!
本っ当性格悪いな!!」ぷんすか



千様「確かに性格悪いけどー

あんなマウント取りは珍しいわよねえ?」

白「蒼月がまた何かやったんじゃないのか?」

蒼月「Σ今日はまだ何もしてないよ!!」むかっ

粋「今日はって言う辺りダメなんじゃねえ?」

シロ「普段の行いだろうな」うむ。






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挿音「で、どうよ?
蒼月 忍出来そうかよ?」

魄哉「いやーそれが試してみたんですがねえ

コントロール悪すぎてダメですね。小太郎君とかにも聞いてみて下さいよ
根性もある方では無いですし 才能無いのでスカウトはやめた方が懸命かと。」営業スマイルっ


挿音「マジか。

最近物騒だし こっちも人手が不安なんだよなあ
あんなんでも鍛えてどうにかなりそうなら叩き込むかと思ったんだけどよ」ちっ

魄哉(絶対無理だって言ってるのに 聞かないんですからこの子はっ!!)冷や汗ダラダラっ



挿音「まあ、親父の見立てならしゃーねえわな。
あー 幻術使いとか勿体ねえ」キセルすぱー

魄哉「ですねえ。才能皆無ですもんねえ」あっはっは。







家康「お前も大変だねえ

てか 蒼月はお前の後継候補じゃなかったけ?」這いずりひそひそっ

魄哉「だから潰され無いよう必死なんでしょうがっ」ひそっ


家康(私的には 2代目天海がアレは不安だから忍にでも何でもなってて欲しいなあ)ため息。






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