小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月22日

f:id:t00c:20200622134003j:plain




【割烹春一】




朱禅「梅雨独特の変な冷え込みからの じっとりした暑さ。
あー食材カビる どうにかなんねえかなあ」ため息。

ひな「シロさん出番ですよー」


シロ「役に立つなら良いが
やはり弱冠複雑だな」むう。

庵「あー冷気ありがたい」ひんやり


朱禅「ほれ 彬羽生きてっかー?

客居ねえ間にシロの近くで涼め涼め」






がららっ


粋「ちゃーっす。昼飯昼めしっ

Σって 何かの宗教?」びくっ

ひな「接客って動いて暑いんですよー」
朱禅「厨房なんて言うまでもねえわ」ほっ


粋「いや。冬場の囲炉裏感覚で囲むなよ」


シロ「こういう場合 どうしたら正解なのだ。」うーん。

粋「いや。業務関係ねえから普通にツッコミ入れていんじゃね?」


朱禅「始めからそんな気合い入れてると肩こるぞー
」へらっ

粋「お前が言うな ボケ担当。」きっぱり




ひな「あら?ボケと言えば 今日はお兄さんは一緒では?」

粋「Σ真顔ですっげえ事言ってる!!」

庵「Σ解るけど!気持ちはめっちゃ解るけど!!」


ひな「すみません。暑さでついオブラートが溶けました」しれっ

粋「Σさらっと駄目押し!!」




シロ「む?そのボケが来たようだが?」

白「なんだ。 ちっさいの」

シロ「Σ喧しわ!今に追い抜くから見ておれ!!」むかっ




粋「無いと思うけどよー
シロが成長期でぐんっと伸びて背丈追い越されたら 兄貴どうすんだろ。」

庵「いやー。伸びんのかな 想像つかな「だああ!!今に見ておれえええーーっ!!」イッラアアッ




白「で、バカラス 今年はまだぶっ倒れて無いんだな
面白くない」ちっ


一同(Σでかいのに八つ当たり!!)


彬羽「そりゃ店内の温度がいつもより低いからな
湿度はどうにもならねえが仕方ないだろ」


ひな「もう動じなくなってますねー」
朱禅「まあ 万倍口の悪いうちの片割れも居候だからなあ。あの家」



粋「あーそっか。
暑いのって気温だけじゃなく湿度もだよなあ」ふむ

白「湿度?」


シロ「空気中の水分が多いのを湿度が高いと言うのだ
多い方が俺としては凍らせやすくて楽なのだがな」ぱきーん

白「空気に水」ふむ


粋「兄上、目をこらしても見えねーと思うわ」




ひな「湿度さえ下がれば日本の夏ももう少し爽やかなのになーって言われてるんですよ

しかしこればっかりはどうしようも」

白「ほうほう。


水なら蒸発させればいいんじゃないのか?」ぼぼっ

ひな「湿度吹っ飛ぶ前にうちが消し炭になるのでやめてください」きっぱり



彬羽「いらん事するな。室温上がっただろうが」イラッ

白「湿度無くなったらお前も快適だろ 我慢しろ」ふんっ


庵「湿度が無くなるって何?」

粋「多分 兄貴の頭の中では 空気に形がなくて いくらでも移動するってのがねえんだと思う」うーん。


朱禅「成る程。ここら一帯の湿度を駆逐しちまおうと
すっげえ発想だな」



シロ「その、確かに阿呆だが、おそらくお前らが暑い暑いと言っておったので どうにかならんかと思ったのだと思うぞ?」


朱禅「Σ気遣いが解りにくっ!!」

粋「慣れねえとまず解らねえと思うわ」うんうん

ひな「ありがたいんですが、言われないと全く解りませんねえ」


庵「そりゃー
えーと。

世界ってどんな形してるか知ってる?」

白「2つに割ったスイカみたいなのだろ?
で、平らな所に皆住んでる」真顔。


庵「ね?」



一同(Σダメだこりゃ!!)



粋「えっと。一二三に地理教える時にでもついでに
彬羽「解ってる」遠い目。




白「んじゃ湿気は放置しておくのがいいんだな?」

シロ「うむ。どうにもならんのでな」


ひな「どうせ湿気てるなら 打ち水でもするって手もありますがね
梅雨は逆効果ですが」

白「打ち水?」はて



彬羽「地べたに水を撒いて・・
まあ、気分の問題だ」

庵「あ。説明あきらめた」





白「水、気分からひんやりって事か」ちら

粋「Σえ。何!?」ぎくっ




白「夏向けの水芸 いい加減形になったか?」

粋「Σだああ!やっぱそれ!?」ひいいっ


朱禅「Σえ!?何お前そんなんやんの!?」


白「普通に役者業やらすと 人目でガチガチになって使えないからちょこっとだけ水芸の芸人やらせてみるかって事になったんだ」むう

庵「あー。まあ 普通に舞台に上がるよりはプレッシャー少ない?」


粋「Σ少なくねえよ!!失敗したら大変だろ!!」




白「お前な。こんなのの何処にそんな緊張するんだ。」

水芸ちょろろろろー

彬羽「なぜ俺にかける」

白「打ち水だ」きっぱりちょろろろー



シロ「お前 常にそれ仕込んどるのか?」


粋「早えしなんでそんな器用なんだよ」むすー





ぷつんっ





白「器用不器用の問題じゃない
お前がそうやってなんだかんだゴネてあれもこれも出来ないって言うから出来そうなの用意してやってるんだ
嫌ならやめるか?それとも殴り倒されたいのか?」

水芸じゃばばばばばばばば

粋「Σぎゃーごめんなさ冷たああ!!」ひいいっ


彬羽「落ち着け。水量どうやって調節してんだ」




白「全く。根性無しめ」ふんっ


ひな「意外と気遣いお兄ちゃんですよね」

シロ「表情筋が仕事しとらんからな。
解りにくいだけで 中々に感情の化け物だぞ」

朱禅「お前ら解るのがすげえわ」




庵「あれ?確かに水芸は凄いけど」ふと。

白「?」





庵「山育ちで水に入るってのに慣れて無いし水嫌いだから 池とか川嫌いって言ってたような?
なのに水芸はお気に入り?」あれ?


一同(Σそれカナヅチの方便ーーっ!!)







白「・・・・・。」


庵「Σあ。」




シロ「察してしまったな。」

彬羽「気位アホみたいに高い奴にはキツいだろうな」






白「さて。出番だし戻る」すたすた。

粋「兄貴落ち着け まだ昼食ってねえから「帰る。」



庵「え、えっと」おろおろっ



シロ「き、気にするな。
見ろ 怒っとるようには見えんだ「Σ表情筋仕事してないだけだよね!?」ひいいっ



彬羽(しばらくふて腐れるな ありゃ)ため息。






ーーーーーーーーーーー





【芝居小屋】




つつじ「あの、昼食べに行ったまんま白はんが帰ってこんのやけど」

皐月「えー!もう午後の部始まるやん!!
迷子やろか?」









>サイトトップに戻る