小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月23日

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ねこ「にゃああんっ」ゴロゴロ

白「ん?お出迎えか
ただいま」よしよし




千様「べったりねえ」ほのぼの

粋「どっちが Σおぐっ!?」



シロ「やめんか いちいちえげつない」

白「下駄が滑った」すたすた。


家康「どんな状況それ
おーい。生きてる?」

粋「お陰様で」よれっ



蒼月「しっかし ホントよく懐いてるよねえ
猫ってもっとドライなもんだと思ってたよ」

鏡子「・・一般的にはそうでしょうねえ」


家康「ん?どしたの鏡子ちゃん?」



蒼月「あ。さては 俺におかえり言いに?」わくっ

鏡子「むしろ何処か出掛けてたんですか?無職なのに。」




粋「鏡子つえー」うわあ。

鏡子「鬱陶しいんで大鏡に戻りますねー」どろんっ





蒼月「・・・ふっ」

家康「言い返せない上にまーたフラれたねえ」


シロ「今更一人二人にフラれた所で他の一人二人にちょっかい出すだけだろうが
全く 汚らわしいっ」ふんっ



粋「つーか。鏡子以外にもちょっかい出してるなら もういいじゃねえかよ
いい加減箱入り娘混乱させんのやめたげろよ」

蒼月「可愛いから嫌だ」きっぱり


小太郎「今の魄哉が家に居たら お前封印されちゃってるぞ」わおんっ



石燕「猫っすかあ

そう言やあの猫 名前なんなんすか?」

粋「ねこ。」真顔。

石燕「根子?」はて




シロ「あやつのネーミングセンスは凄まじいのでな
中々決まらんでおったら 猫呼びが定着してしまい名前も『ねこ』になってしまったのだ」

石燕「そういやシロさんの名前って「言うな。」



石燕「はー まあ可愛いっちゃ可愛いかもしれないっすがねえ
猫のねこちゃんっすかあ」ふむふむ



小太郎「考えたら凄いよなー
動物が動物飼ってるようなもんだろ?」わおんっ

家康「お前が言っちゃう?それ」




粋「あー。確かに

前にカラスから聞いた 子犬可愛がるゴリラみたいなもんか。」手ぽん


家康「Σあ。死亡フラグっ」





間。








千様「ねえ、白君がなんか不機嫌そうだったけどー

あら 粋君 今度は何いらない事言ったの?」

蒼月「返事できないと思うよ?」




小太郎「まーた床が。」うわあ

シロ「綺麗に突っ込んだな」うむ。


粋「」めり込みっ




石燕「ゴリラ云々は置いていて

実際凄いマメに世話してるんでびびったんすよ

あの首輪も踏んだら危ないからって 白さんが鈴ついてるの買ってきたんしょ?
んで、季節の変わり目にはしっかり毛の手入れとか
餌もいわゆる猫まんまは体に良くないからって食べさせて無いっすし」


粋「あーうん。
ぶっちゃけ この家の誰よりも大事に扱われてるかもなあ」ずぼっ

蒼月「一番雑な扱いはアンタだよね「ほっとけ」



千様「解りやすい猫っ可愛がりよねえ
そりゃべったりにもなるわよ

地獄ちゃんとか代われるもんなら代わりたいって言ってたもの」

家康「伝説の花魁にそれ言わせちゃうのも凄いけどね」

蒼月「あの人 花より猫と団子の癖にモテんだよなあ
勿体無い」ため息。


粋「お前はがっつきすぎてモテねえんじゃねえの?」

蒼月「は? モテてないわけ無いだろ?
つーか アンタこそモテそうでモテない典型的な「Σはああー?モテてますー!!お前よりはモテてるわ!!」けっ!

蒼月「嘘こけ!そんな所見た事無いぞ!
いったい誰から好かれてるってんだ言ってみろっ!」びしっ

粋「Σし、芝居小屋の売店のおばちゃ

シロ「悲しくなるからやめい!とんぐりの背比べがっ!!」



粋「・・どんぐり」ずーん。

蒼月「こんなのと同等の認識かよ」どんより。




千様「白君の場合 表の顔の役者業で色んな要素水増しされてるものねえ」うーん。

家康「あと、あんなだけどこの国の妖怪怪異の8割のてっぺんだからねえ
大江山のとか例外はあるけど」




蒼月「つまり 俺がボスになればその分もてると。」ほほう


粋「いやそれ 兄貴に喧嘩売るって意味だからな?」

家康「お前 んな事の為に命捨てる気?」うわあ





小太郎「蒼月いつにも増して酷いなあ」わおんっ

シロ「彬羽に寄ると 梅雨場は蛇は脱皮したりや何やで不安的になりやすいそうだ

種族的に仕方無いと言えば仕方無かろう」

千様「あら?そう言えば シロ君今日はバイトは?
始めたばっかりよね?」

シロ「夕方以降は未成年は勤務させられんそうだ。
一応元服しておるのだがなあ」うーん。


一同(そりゃ飲み屋に どう見てもな子供はなあ)うんうん。






石燕「ふむ。そうっすか
ねこさんっすかあ」ふむふむ

千様「石燕さん?
どれだけ気になってたの?」







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石燕「ぶっちゃけとうに化け猫っすよね?」

ねこ『うっわ。本人に言う?』にゃー



石燕「この家 ほとんど人外っすからねえ

それっぽい気配が漂ってても あ、妖気につられて何か来たな。くらいの認識で意外とバレにくいっすよね」うんうん

ねこ『あーもう 妖怪オタクこれだから嫌』にゃー


石燕「んで?大好きな飼い主さんには その辺内緒なんすか?」

ねこ『当たり前でしょ
飼い猫として見て貰えなくなったら なにも美味しくないし』にゃんっ

石燕「美味しい?」



ねこ『普通の妖怪のメスだったら ブラシかけて貰ったりとか撫で撫でして貰ったりとかお布団入り込んだり出来ないでしょ!』くわっ

石燕「Σそっちの意味でべったりなんすか!?」

ねこ『当たり前だろ!こっちは子猫から大事に大事に育てられてんだからそりゃそうなるわっ』にゃー!



石燕(恐るべし 白さんの天然タラシっぷり)ドン引きっ


ねこ『それに。

ほら。他にもやっぱ色々と問題が』にゃん


石燕「ん?これ以上の問題があるんすか?」







九尾「おのれあんのケバ幽霊っ

わちのだーりんにまーたベタベタベタベタベタベタとおおおー!」きしゃああっ
千様「Σ九尾ちゃん落ち着いてえええ!」ひいいっ

家康「そもそもどっちのでも無いでしょ!!
地獄太夫食べたらそれこそ白に怒られるよ!!」


九尾「Σうっ!

だああ!今度!今度やったら食う!食らう!!
許さんぞおおっ!!!」がるるるるっ







石燕「・・鳴る程っすね。」納得

ねこ『ライバルに食われるのは嫌だにゃあ』ぶるるっ



石燕(なんであの人こういう系にばっかモテるんすかねえ) 遠い目。






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