小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月15日

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シロ「今日も雨か」ふむ

千様「やーねえ。髪の毛うねるわー」






白「よし。暇だから面白い話しろ」

彬羽「Σ初っぱなから馬鹿高いハードル持ってくんな!!」

一二三「おらもおらもーー!」 わーい。






千様「彬羽君 大変ねー」うだうだ

蒼月「いいんじゃない?
2人纏めて一般常識教えてるみたいだし」


粋「うちの兄貴の知識は幼児レベルなのかよ」







彬羽「面白いかどうかは知らねえが
今回は『月と太陽』についてだ。」

鞠二つスタンバイっ



蒼月「ノリッノリじゃんかよ」


白・一二三「おー。」ぱちぱち




彬羽「まず、天体には数種類ありーーーーーー」




粋「すっげえなあ。
俺がやると兄貴の『え?じゃあそれってなんでだ?』のなんでなんで攻撃でどうにもなんなくなるのによー」

蒼月「アンタの場合 8割わざとだろうね
からかわれてんだよ」

粋「Σめっさ真面目に考えてたのに!?」がーん


シロ「いい加減兄貴の性格を把握せんか」ため息。





千様「ねえねえ、ひょっとして彬羽君って 寺子屋とかの先生出来るんじゃない?

難しい所ちゃんとはしょってるし」

蒼月・粋・シロ「いや子供が泣くと思う。」



小太郎「でかいし目付き悪いもんなあ」わおんっ




白「バカラス 青筋浮いてるぞ」頭指差しっ


一同(Σ聞こえてたー!!!)







一二三「えーと。つまり
お日様は 自分で燃えててお月さまはぷかーって浮いてるだけなんだな。」

彬羽「だな。
太陽の光が当たって俺らにも見えてるってだけだ」


白「へー。
じゃ 鏡みたいなものか」ふむ


鏡子「呼びました?」どろんっ

白「呼んではないけど つまりこうだろ?」


手鏡ちかちかっ



彬羽「やめろ。曇ってるからいいが直射日光は目に向けて反射させるな。」

鏡子「ですよー。目にダメージ与えちゃいます」

白「そうなのか。」ふむ


一同(幼児よりこっちの授業みたいになってる!!)







鏡子「では、特に御用ないなら私は大鏡に戻りますねー」


蒼月「え。鏡子ちゃん 暇ならちょっと


鏡子「滅。」ぼそっ


蒼月「」硬直。


鏡子「ではではー」どろんっ





白「めちゃめちゃ嫌われてるな」

蒼月「くっ 一度下がった好感度を上げるのってホント難解っ」くううっ


粋「上げてもどうせすぐマイナスになんだろ 諦めろよ」



一二三「蒼月さん。本命の居ないタイプだからなあ」うんうん

彬羽「Σ待て一二三!?そんなのどこで覚えてきた!!」


千様「彬羽君落ち着いて。女の子は耳年増なものよー」







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【魄哉の部屋】


魄哉「おや。お帰りなさい」書類書き書き

鏡子「ただいまです

はー。やっぱり住み慣れた鏡が落ち着きますねえ」のびのびっ


魄哉「むこうは何の御用だったんですか?」書類ぱらぱら

鏡子「えーと。

お勉強会? みたいでした」

魄哉「はい?」

鏡子「私も千様さんの手伝い越しにぼやーっと聞いていただけなんですが
月は光らず太陽の光が当たってるだけ。というお話でしたね」

魄哉「あー。一二三ちゃんのお勉強ですね
さすが彬羽君」にこにこ


鏡子「いえ。どっちかと言うと白さんのです。」きっぱり

魄哉「・・さすがですねえ」困惑。


鏡子「で、思ったんですが

魄哉さんて江戸城の人達から 『徳川の月』とか呼ばれてるの知ってます?
どんだけヤバい真っ暗夜でも何とかしてくれそうなお月様とか何とか」


魄哉「Σはいい!?なんですかその大袈裟な呼び方っ」

鏡子「戦国まっただ中の時の『徳川のブラッディエンジェル』のが万倍どうかと思うんですが」

魄哉「Σそれはこのバカ殿のズレ倒した感性と悪ノリの産物です!!だああ恥ずかしいっ!!」ひいいっ


鏡子「そもそも家康さん なんでここで雑魚寝してるんですか?」はて

魄哉「この部屋風通し良いですからね

床が冷たくて気持ちいいんだそうです」けっ


鏡子(床で涼む征位大将軍) うーん



魄哉「全くこっちは政務中だと言うのに 踏んづけてやりましょうかね」ぐちぐちぶちぶち


鏡子「そもそも何で この家康さんと長年タッグ組んでるんです?
タッグなのに 片方しか動いてませんよね?」


魄哉「たまーにめちゃめちゃ辛口直球ですよね」うわあ。

鏡子「だって、私なら面倒見切れませんもん」きっぱり

魄哉「いえ。これでもマトモな所はあるんですよ

僕が言うのもなんですが」





挿音「ま、アレだ。
親父は千年妖怪だからなんだかんだでスレてっし割り切れんのよ

けど、家康はガキの頃から割り切れねーっつか。
言わばずっとガキなんだよなあ」


鏡子「あの 天井から出てくるのはもう何も言いませんが
挿音さんのが年下ですよね?」

挿音「俺はスレまくってっかんな。」きっぱり



鏡子(Σコメントしづらいっ!!!)


挿音「ま、親父も昔は長生きし過ぎて人生つまんねって感じだったしよ。
今くらい充実してた方がいんじゃね?」にやにや

魄哉「充実てかほぼ仕事なんですけどね。」


鏡子「Σえ。魄哉さんて常に人生ウッキウキのイメージだったんですが!?」

魄哉「千年常にウッキウキ出来る程 幸せな脳ではありませんねえ」うーん。





挿音「しっかし、そうなるとよ」キセルふー。


魄哉「はい? 」





挿音「こっちが月なら
こっちでヨダレたらして爆睡してんのが太陽かよ?」怪訝っ

魄哉「認めたくありませんねえ。」眉ひそめっ




鏡子「ちなみに挿音さんはどこポジションですか?」

挿音「たまに月にクレーターこさえる でけえ隕石とかじゃね?」

魄哉「Σダメージ与えてる自覚有るんですか!?」

挿音「おうよ。
まあアンタなら耐えれる耐えれる」


魄哉「Σいやいやいや!少しは控えて下さいよ!!」







家康「つまりは私て子供オッサン?」

鏡子「あらお目覚めですか。

うーん。要約するとそうなりますが
いいんじゃないですか?」

家康「煩くて寝てられません

いいんですか。ならいっか寝直そう」ごろんっ



鏡子「Σたった今寝られないっていいましたよね!?」




蒼月「あのさ。鏡子ちゃん
こいつらの話は適当に聞いとくのがいいよ

戦国時代に真面目使い果たしてるから」こそっ

鏡子「あ。成る程 そういう

てか 寄らないで下さい。伝染ります」しっしっ

蒼月「Σ何が!?」







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