小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月6日

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千様「ちょっとー 少しは休んだら?」


魄哉「昨日の春の人事で色々とまとめとかないといけな「あーはいはい。倒れても知らないわよー」




家康「毎度の事とは言えねえ」うーん。

千様「そりゃ頭が全部やってりゃ色々把握しやすいかも知れないけどー

いい加減脳ミソぶっ壊れるわよ」



家康「だねえ。昔も何度か戦場から帰還するなりぶっ倒れて
一週間くらい寝っぱなしとかよくあっ
千様「それは軍師使い過ぎよ。」きっぱり


家康「Σだって!こんな風に言う事聞かないんだもん!!」

千様「何をどうしたらこの体力オバケが倒れるまで使い倒せるわけ!?」

家康「使ってるのは主に脳ミソ!
負荷かけすぎで気が緩むとスリープモードに入っちゃうって事らし



魄哉「すみません。五月蝿いんで他所でやって下さい」





家康・千様(Σ圧が凄い!!)びくっ



鏡子「大丈夫ですよ。お二方」どろんっ

千様「あら鏡子ちゃん」




家康「あれ?
今日は蒼月が 騙くらかしてデートに誘いだすとか抜かしてたけど?」

鏡子「帰さないと此処で鏡にヒビいれて自決しますって言ったら帰してくれましたねー」ふっ




千様・家康(まーた地雷踏んだんだ。)納得。

鏡子「さて、そんな事より

あちらをご覧ください」小声っ


千様「そんな事なのね」

家康「ん?天井? Σあ」

鏡子「しーっ!」



家康(今ちょっと開いたね)ひそっ

千様(成る程ねー 毎度強制的に眠らせるしか無い物ねー
今なら書き物してるから上とか解んないわ)ひそひそ

鏡子(そういう事です。
ここは戦場ではありませんから)ひそっ


家康(うん。かすかに見えてるの吹き矢だけどね。)ひそっ

鏡子(ああでもしないと仕留められる人じゃありませんので。)こそこそ







魄哉「てい。」

ぼむっ


家康・千様「Σ煙玉!!」ひいいっ




挿音「ぶはっ! 何すんだクソ親父っ!!」げほごほっ

魄哉「人に吹き矢向けといて何ぬかしますか」ふんっ

家康「Σうわ。正論っ」




魄哉「だいだい毎度毎度毎度毎度!!
こっちは仕事なんです!!
僕がやんないと幕府回んないって何度言えば解るんですか!」くわっ

挿音「だっから毎度毎度毎度毎度毎度
ぶっ倒れたら代わり出来る奴いねえんだから 雑用は下に任せとけっつってんだろが!!」




魄哉「年寄りなんで細かい事は忘れました!!」どやあっ


挿音「秒でバレる嘘つくな。」クナイじゃきんっ




一二三「毎度こんなんやってるだか」あくびっ

鏡子「残念ながらやってます。」きっぱり

家康「あー お昼寝してたのにごめんね」





魄哉「全くこの忙しいのにっ

親に刃物向けるとは何事ですか!!」くわっ



千様「あ。ヤバイわ
総員待避ー。」

家康「はいはいはい。一二三ちゃんおいでおいで。
あ、鏡子ちゃん Σうっお。本体鏡でかあっ!」ずしっ










家康「ーーーという事で

今 あいつの部屋行っちゃ駄目だよ」ぜーぜー。


千様「そうそう ルール無用の忍術合戦始まってるわよー」

シロ「そうか。忘れておったが忍の師弟かあいつら。」

小太郎「忍なのに忍んでないもんな」うんうん。



石燕「つか 大丈夫っすか?」

家康「いやー。家具抱えて幼児だっこって結構大変だね」ぜー


粋「あれ?鏡子って 他の鏡に乗り移ってたら本体割れてもノーダメなんじゃねえの?」

白「うん。」即答。


家康「Σ私の努力!!」


鏡子「あ。でも出来たらこの大鏡は割らないで欲しいですから助かります 父母に貰った物ですし

そもそも骨董品で今だと結構なお値段だとかで」

粋「へ?いくらくらい?」


鏡子「えーと。
今のお金の価値が解らないんですが 確か千両箱が
あれ?何個?」うーん。

千様「でかしたわ。殿。」きりっ




蒼月「その価格のをポンッと買ってきちゃうジジイも怖いけどね

ま、鏡子ちゃん無事で良かったよね」

鏡子「・・・。」


シロ「ん?どうした?」





怨ッ!!





千様「蒼月君。いったい何したのよ」

蒼月「えー。箱入り娘にはグイグイ行くもんでしょ?」

シロ「本人が嫌がればただのセクハラだからな。」






彬羽「アレは放置でいいのか 魑魅魍魎の裁判官。」
一二三の耳塞ぎっ


白「じゃ、取り敢えずイエローカード? か?」

蒼月「Σぎゃー!粛清対象にされちゃう!!やめろよバカラス!!」ひいいっ


彬羽「一二三の教育上良くねえ」真顔。

蒼月「Σお前それが全てかよ!!」


一二三「?」




石燕「はい。どうどうどう

こっちでまで喧嘩してどうすんすか
それより アッチのお二人放っといていいんすか?」

千様「あー大丈夫大丈夫

てかむしろ多少暴れた方が疲れて爆睡とかなるからありがたいわよー」へらっ


石燕「あっしが心配してんのは挿音さんの命なんすけど。」

シロ「いや。それこそ大丈夫だろう」

小太郎「勝つのも想像できないけど負けるのも想像できないよなー」わおんっ


石燕(あれ?あっしと同じ人間では。)うーん。

粋「すっげえ解るけど なんかそんななんだよ。」肩ぽん。



石燕「はあ。それならいいんすけどね

どつき合って解決とかあの人ららしいっちゃらしい





ドドドパンパンパン!!すぱぱぱーん!!

どむっ




ずずん。









千様「あらやだ 爆発音。」

家康「目眩ましのカンシャク玉と爆竹もあったね」うわあ。





石燕「すんません。家は大丈夫なんすか」

粋「すっげえヤベエっす。」きっぱり





蒼月「さて。どうする?」

彬羽「火薬使ってる時点で理性ぶっ飛んでやがるな
下手に割って入ったら 黒焦げか針鼠ってところか。」

小太郎「Σうっわ 笑えないっ」

粋「あの二人 もうちょい理性的だと思ってたんだけどなー」うーん。

家康「いやいや。片や人の姿してても本来戦闘目的の人造獣。
片や血の気の多さ最高レベルの元ヤンだよ?

下手な戦場よりあの親子喧嘩のが怖いよ」



シロ「成る程。キレたら終わり か。」ふむ。




白「いっそ攻撃はバカラス盾にして「捻るぞ手前。」

白「最後まで言わせろ」むっ



蒼月「ごめん。聞かなくてもしょーもない案なのは解ったよ」


小太郎「不意打ちで氷漬けとか出来ないのか?」

シロ「不意打ち出来る相手では無いわ」きっぱり



千様「困ったわねー。

なんか柱ミシミシ言い出したし。」

蒼月「家が潰れる前にどうにかしないとねー」





一二三「お喉乾いただ。」裾くいくいっ

彬羽「根性あるなお前は」


粋「あー そんならコマに。
おーいコマ 茶ぬるめで 俺にもー」



白「Σあ。」

一二三「へ?」

コマ「カタタッ?」






ーーーーーーーーーーーー









魄哉「しばらく見ない内に腕を上げたじゃないですか」ふっ


挿音「おうよ。いつまでもガキと思ってんなよ」中指びっ!




魄哉「この際仕事とかどうでもいいです

久々に上達っぷりを見せてみなさい!!」くわっ

挿音「政治家として駄目な事言ってる気もすっけど

上等だ!びんびんに泣かせてやらあ!!!」くわっ







襖がらっ



魄哉・挿音「へ?」




てくてくてくてく。


コマ「カタタッ」


『熱いバトルは喉を潤してからどうぞ。』メモびらんっ




挿音「お、おう。」

魄哉「あ。お茶どうも。」





コマ「カタカタカタカタ」

襖ぱたん。





魄哉「・・・・。」

挿音「・・・・。」







茶ぐびーっ!



挿音「よっしゃ仕切り直し!!

泣いて詫びろやコラァ!!」ばっ


魄哉「いいからちゃっちゃとかかってきなさい!」びしっ








ばたーん!!×2




白「よし。かかった」にやり


シロ「Σ鬼かおのれは!!」




家康「成る程。 真正面から眠り薬飲まされるとは思わないよね」うーん。

蒼月「いや 普通やんないだろ。」




白「こんな事もあるだろって 飛天が多目に眠り薬くれてて良かった良かった」

粋「Σうおう!またヤッバイ人にヤッバイのを!!」



シロ「没収だ」

彬羽「だな。」ひょいっ

白「Σあ」

シロ「ふははは!残念だったな お前の背丈では届くまい!!」

千様「シロ君。自分も辛いなら言わなくていいのよ」哀れみの目。





蒼月「さーてと。

うわ。ほぼ消し炭になってるじゃん

名簿? この辺のまとめりゃいいんだよね?」


彬羽「だな。
メモレベルのリストは無事だ
こっちの資料と合わせて こちらの指示書と

ふむ。いけるな」



粋「へ?」




蒼月「じゃ。清書だけ真似るからよろしくー
ちゃっちゃと片付けちゃお」

彬羽「また面倒なのを」ため息。



石燕「あの、それ魄哉さんじゃなくても出来るんすか?」

蒼月「ん?
いや俺は仕上げしかやんないけどねー」





白「あれ?知らなかったのか

蒼月最近 ぶんしょぎぞう?覚えたぞ」

蒼月「ジジイの筆跡完コピしちゃった」どやっ



石燕「ほんっと器用っすね」うわあ




千様「あー。あいつ自分でやらないと気がすまないから」

蒼月「そうそう。
自分の字なら あれ?これ終わってるやってなんでしょ?

ジジイやる量多いから疲れてるんですかねーっとかで片付いちゃうしさ」





彬羽「問題は 蒼月が気が向いた時しかやらねえって事だ。」

家康「だねえ

蒼月さえやる気スイッチ入ったら寝てる間にやってました!って小人の靴屋出来るのにねえ」




白「やれば出来る奴って 結局やってない奴の事だもんな」

蒼月「だから今やろうとしてるでしょ

ちょっとはオブラートに包んでよ」






白「頑張ればイエローカード1枚取り消しだぞ」

蒼月「らじゃ!」びしっ



石燕「あー。そういう。」納得。








白「・・で。
イエローカードで何枚で赤だっけ?」黄色の札ごっそり

粋「あの、蒼月とっくにレッドカードじゃね?」






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