小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月4日

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小太郎「ん?」耳ぴく




ぷーん。



シロ「・・」息潜めっ






粋「うっお!蚊!
えっもうそんな季節うわ耳元プーンて気持ちわりいいいっ!!!」


小太郎「Σあああ!仕留めようとしたのに!!」

シロ「おのれ何処にいったあああ!!」





家康「元気だねー」

蒼月「こんだけムシムシしてたらそりゃ蚊も出るよ

あー。だっる」

家康「虫だけに?」ぷぷっ


蒼月「・・・・。」生ゴミ見る目。




千様「蚊取り線香いるわねえ

あら?そう言えばこの家ってあんま蚊取り線香焚かないわね。」ふむ


魄哉「それがですねえ
白君が煙ダメなんですよ
ケホケホなっちゃうんで極力焚けませんねえ」苦笑

千様「あら?あの子ノド周り弱いの?」



粋「いや兄貴の場合野生だから」

千様「システム解らないけど 動物と考えたら納得行ったわ」



魄哉「煙の少ないタイプなら大丈夫かな?と思いまして
今ちょっと開発してるので 蚊取りは手動でお願いします

コマ、引き続きお手伝い頼みますねー」

コマ「カタタッ」こくこく




挿音「休みで手持ちぶさたなのは解るけどよ
部屋締め切って殺虫剤煙の研究とか普通ヤベエよな

コマが助手してくれて助かったわホント。」キセルすぱー

千様「白君が煙嫌なのアンタのせいじゃないでしょうね」

挿音「は?こんなん大した事ねえだろ」


シロ「すまん。結構煙い」きっぱり

小太郎「うん。」こくこく

粋「俺もぶっちゃけたまにムセるわ」






挿音「・・・・。」

千様「・・・・。」



千様「吸うなら外で。」玄関ぴしゃん!

挿音「Σ問答無用か!!
てめこら開けろ!!家でくらいゆっくりさせ Σうお!蚊半端ねえ!」しっしっ




粋「姉ちゃんつえー。」うわあ。

千様「一人のいっぷくより皆の肺のが大事よ」ふんっ


小太郎「蒼月は平気なのか?」

蒼月「んー?そりゃあね。夜の街って大概煙いもん」ふふんっ

小太郎「威張って言う事か。」






白「ん?何かあったのか?」ひょこっ

千様「なんでもないわよー。
でも今は玄関行っちゃダメよ」にっこり

白「?」



粋「しっかし蚊かー。

暑くなって来たよなマジで」

シロ「うむ。こまめに水分補給を・・」


一同「Σ!!」








だだだだだだだだ


襖すぱーん!



シロ「彬羽生きとるか!?

Σうおこの部屋暑つ!!」びくっ

粋「Σぎゃー!!やっぱり!伸びてる伸びてるっ」ひいいっ


千様「Σきゃああ!こっちに一二三ちゃんも倒れてるー!!」


白「冷却!」びしっ
シロ「心得た!」

びゅおおおおおっ


蒼月「うっわー。室内なのにブリザード」物陰っ

家康「Σうおう!何々何事!?」

小太郎「熱中症患者2人だ。」わおんっ



家康「Σまさかの一二三ちゃんも!?」ひいいっ






間。





彬羽「すまん。手数をかけた。」


千様「それはいいけど。頭の上 雪積もってるわよ?」

彬羽「いや。これで調度いい。」ひんやり



白「一二三大丈夫か?」

一二三「ぷっはー!!

大丈夫だべ。山童は頑丈さが取柄だっ」麦茶ごくごくっ


蒼月「お前さあ
なんで暑いの苦手なのに締め切って寝てたんだよ

つーか。一二三ちゃんまで巻き添えとかさあ。」

一二三「おら巻き添えされてねえだよ?

彬羽さんが起きて来ねえから こりゃ熱中症だべって様子見に行ったら思ってた数倍暑くて一瞬で気が遠くなっただ」

小太郎「立派に巻き添えだと思うぞ それ」うわあ。



粋「お前シロと真逆で体から熱波でも放ってんの?」

彬羽「熱が籠りやすい体質ではあるみてえなんだが。」うーん。



家康「とにかく窓閉めっぱはやめようね
暑さ弱いんだからさ」

彬羽「いつもは閉めてんだがな

なんせ昨日の夜はついに蚊が出てきやがって閉めなきゃとても寝てられねえ

ん?どうした」





白「・・少しくらいなら蚊取り線香大丈夫だぞ。」ぼそっ


一同(Σ自覚してた!!)





家康「えっと。魄哉の研究手伝って来ようかな」すたすた

千様「やめといた方がいいわ。
殿がやると邪魔にしかならないわよー」



蒼月「襖しめときゃ他の部屋にはさほど煙行かなくない?」

彬羽「いや。部屋隣だからな」うーん。


粋「なんで喧嘩コンビ隣なんだよ」

シロ「家の被害を少しでも少なくする為であろうな。」ふっ










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魄哉「Σえ。そんな事があったんですか」うわお。


千様「そうよ。大変だったんだから」

家康「んで?できたの?煙の少ない蚊取り線香

魄哉「いえ。まだそこは途中なんですが

そうですか。
では完成までの繋ぎとしまして。」

千様・家康「?」





魄哉「コマに蚊取り線香の匂い染み付いちゃったので 窓辺に置いとけば蚊なんて入りませんよー

優先順位的に彬羽君 窓辺にいかが

彬羽「すまん。遠慮する」即答。




シロ「そういえば お前木製であったな。」うーん

コマ「カタタタ。」強めに薫る蚊取り線香のにおいっ










石燕「Σうおう!挿音さん 玄関前で何やってんすか!!」びくううっ

挿音「うっせえな。ほっとけや」イライラっ



魄哉「何があったか知りませんが
隣置いときますね。」そっ

コマ「カタタッ」

挿音「Σうお!? なんだどしたコマっ

いつから香木になったお前!!」




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