小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月21日

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蒼月「くたばれ バカラス」けっ

彬羽「いきなり何なんだ手前は」むかっ



シロ「今度は何があったのだ?

いや、蒼月か。何をやらかしたのだ?」真顔

蒼月「Σどういう意味だよ!!」



家康「そりゃ彬羽には何かやらかすイメージないからねえ」



一二三「彬羽さん。どしただ?」

彬羽「いや 思い出したく無い物がっ」※元ごりっごりのテロリスト




シロ「で、結局どうしたのだ?」

蒼月「実はさ

あー その

ちょっとねー。お店で可愛い子がいてさー 」

シロ「何の店だ。」

家康「はい。一二三ちゃんは向こうで遊ぼうねー
」そそくさっ



千様「なに?
まーた 女の子にちょっかい出してたの?」うわあ。

蒼月「そこは男のサガってもんだよ」ふっ





白「だ、そうだぞ鏡子」

鏡子「嫌ですねー
見境がない汚らわしい汚らわしい汚らわしい汚らわしいっ」けっ

蒼月「Σあああ!コツコツ積み立てた好感度が!!」ひいいっ



白「他にちょっかい出すなら鏡子一人に嫌われてもいいんじゃないのか?」

蒼月「Σいやいやいや!同じオスなのに解んない!?」
白「解らない」きっぱり


千様「きゃーさすが!と言いたいところでなんだけど
この子単に花より団子なのよねえ」ふっ

シロ(見事に変な大人しかおらん。)うーん。



蒼月「あのー
鏡子ちゃん? あのね理解しずらいかもしれな


鏡子「寄らないで下さい 何か感染りそうです」

蒼月「Σ近寄るだけでアウト!?」ひいいっ



千様「あ。これ 巻き直すの無理ね」



彬羽「で、俺が絡まれたのは何でだ?
お前が女に袖にされるのはいつもの事だろが」

蒼月「Σフラれる前提で話すんな!!」

彬羽「なんだ。違ったのか?」

蒼月「あーはいはい!フラれました!
好みじゃないってフラれましたよ!!」




シロ「お、おい。そういう所が好みで無いと言われるのでは」ちらっ



鏡子「ご自由にとうぞ。」 ウジ虫を見る目っ

一同(Σちょっと心開きかけてただけに怖っ!!)




白「怖いから鏡子向こう行こうな」

粋「悪い。怨念怖すぎるからな」手鏡撤去すたすた。

鏡子「Σああっ 媒体が無いと移動できないっ!!」きゃー!



千様「ナイスだけど 粋君最近式神みたいね」

シロ「調度のタイミングで生えおるな」うむ。






白「さて。

鏡子怖いからやるならちゃっちゃとやれ」 びしっ



蒼月「了解。

ザックリ言うと 俺よりお前のが好みだからと
フラれた上紹介しろって言われたんだよ!」額に青筋っ

彬羽「Σ待てそりゃその女が地雷なだけだろが!!」

蒼月「うっさい!こっちは男のプライドボロッボロなんだよ!!」




シロ「凄まじい女もおるものだな。」引。

千様「フッといてそれは無いでしょ

蒼月君、単に見る目無いんじゃないかしら」うーん。






石燕「あー。彬羽さん 何気にファン多いっすからねえ」ひょこっ

シロ「Σそうなのか!?」



白「ファンって 役者でも無いのにか?」はて。

石燕「いわゆる下町のアイドルっすよ

色々と目立つんすよねえ。」



シロ「アイドルという響きがここまで似合わんのも珍しいが」

彬羽「自分でも有り得ねえと思うな」

蒼月「は?何気取ってんの?
喜べよ」イラッ



石燕「ぶっちゃけ
顔面整ってる、背高い、腕っぷし強い、バイトでありながら厨房任せられる板前並の腕前! んで真面目!更に文才もあり 才能の塊っ

と、瓦版屋の娘さんがごっつい熱く語ってたっす


白「誉められてるのに嫌そうだな」

千様「ホントこういうの苦手よねえ」

彬羽「Σ五月蝿え!!」くわっ


石燕「ちなみに その変なシャイっぷりもウケてるっす」

彬羽「Σ!?」



シロ「おい。その辺でやめておかんと失踪しかねんぞ」

蒼月「なんでだよ ワガママだな
つか瓦版屋の娘ってあの子かよ腹立つ」ぎりりっ
シロ「おのれは女ならどれでもストライクゾーンだろが。」きっぱり






白「お前は好かれて嫌なのか? 変な奴だな」


彬羽「いや。はっきり言ってどう考えたらいいのか解らねえ

自分では人に好かれる要素なんぞ全く無いと思っているだけに。」真顔っ

千様「なんでそんなに自己評価低いの?」



シロ「真面目が過ぎて 己の至らぬ点のみ気になるタイプ か?」ふむ


彬羽「出来たら目立たず生きて行きたいんだが」悩。

蒼月「背丈2メートルの時点で無理だろそれ」




白「あのな。バカラス」ため息。

彬羽「ん?」



白「何も特技持たないで イマイチぱっとしないで
誰にもきゃーきゃー言われない家康や粋みたいになりたいのか?」

彬羽「Σう」



家康・粋「Σなんでそこでどもる!?」襖がらっ!

千様「あらお帰りなさい」




白「ワガママ言うな

派手には派手で生きる道があるぞ」扇子ぱたぱた

彬羽「派手さ極まって役者になった奴が言うと 説得力半端無いな。」うーん。



粋「Σいやスルーすんなよ!!」

家康「ちょっ 私そんなにパッとしない!?」

千様「ごめんね殿。
少なくとも華やかさはないわ」きっぱり



石燕「ただ。
頭カチカチ過ぎて 会話続かなさそうとか。
付き合ってもおもんないだろなーとか その辺は不評っすね
付き合いたくはないタイプとか何とか」

彬羽「良し!」おおっ


家康「Σお前それでいいの!?」





千様「まともそうに見えて大概変な子なのよね」うーん。

白「目立ちたく無いのにテロリストなんて目立つ事やってたんだな」

一同「Σ確かに!!」


彬羽「いや。認められなかったのがムカついたので暴れはしたが 目立ちたかったわけじゃね「なんで自己評価低いのに認められると思ったんだ?」



彬羽「・・・・。」



粋「おい。寄りによって兄貴に口喧嘩で負けんな」


家康「考えすぎて暴走する系の真面目君だね 完全に」

蒼月「Σ俺そんなのに負けたの?」


シロ「そんなのも何もお前が勝っている所があるとも思えんが」きっぱり

蒼月「Σ断言!!」がーん。



白「シロ 結構やるな。」ほほう

千様「責め立て方が最近白君に似てきたわねえ」うわあ。






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魄哉「対比物がおかしいだけで
うちの子達って全員めちゃめちゃ目立ちますよねえ」御茶ずずー


挿音「いや。一番目立つのアンタだかんな?」キセルすぱー




魄哉「という事で 鏡子さん?

あのー 蒼月君の軽口を真に受けるとこのような事になりますので気を付け

鏡子「真に受けた覚えはございません」
魄哉「Σは、はいっ!」びくっ




挿音(つーか まさかの脈ありだったのかよ。
蒼月アホじゃねえ?)



魄哉「怨念で皮膚がピリピリします」ボソリ






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