小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月19日

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石燕「雨の日ジメジメ嫌すねえ」ぱたぱた

家康「だねえ。 部屋干しで家の中までジトジトだし」

石燕「人数多いから狭く感じちゃうっすよねー」しっしっ

家康「だねえ。
家自体はバカでっかいのにねー」

石燕「そっすねー。 お手伝いさん無しでこんだけの家よく手入れ出来るもんだと関心っすよー」にこにこ。

バシッ


家康「スルーしきれません。
何!?私に見えない虫でもいるの!? めっちゃいるの!?」顔面蒼白っ





石燕「あれ、ご存知ないっすか?
化け物と呼ばれる以前の何か邪気的なものが形持ち始めると 虫っぽくなるんすよ。

こんな風に」ひょいっ

家康「なんか摘まんでるっぽいんだけど、私見えないからね? てか虫なの?」



石燕「顔面だけ赤ちゃんとお爺ちゃんを足して2で割ったようなカマドウマサイズの羽虫が飛んでると思えばだいたい合ってるっす」

家康「Σ心っ底見えなくて良かった!!」ひいいいっ






粋「うええ。そんなの持ってんのかアイツ」引。



蒼月「あの人って常に全部見えてんの?」

白「みたいだな。
見えないようにするとか人間には無理だと思う」うん。

彬羽「・・地獄だな」




シロ「おい。妖怪が引くレベルらしいぞそれ。」

石燕「Σまさかの!!」



小太郎「俺らは細かいのは意識しなきゃ勝手にフィルターかけれるぞ

例えるなら えーと。コバエいっぱいの所で寛げないだろ?」わおんっ

石燕「あー。成る程
生まれた時からこうなんで これが普通なんだと思ってたんすよ。」頭かきかき。


蒼月「よく精神持ったよね」


石燕「あっはっは。目おっぴろげたら更ーに色々見えるんで もはやどうって事無いっす。」


シロ「開き直りか」
彬羽「開き直りだな。」





家康「私は見えなくて良かったよホント。
錯乱して腹斬る自信あるよ」

粋「あーうん。 聞くだけでなあ。うん」うんうん。




白「そんなお前らに 不思議な眼鏡があるんだけどな。」

家康「絶対ヤバイよね
この流れでお前が出してくるとかヤバイよね?」


シロ「その前に お前眼鏡いらんだろが、視力原住民レベルだろう」

白「俺のじゃないし」


粋「あ、ますますヤバイこれ
絶対かけちゃいけな
Σうぎゃああ!兄上 そっと近づけないでええ!!」

白「まあまあ物は試しだ」ぎりぎりぎり






千様「あら?腕相撲?
じゃないわね 男の子って力比べ好きよねー」すたすた。


シロ「くおらやめんかバカ兄弟!!
腕に血管浮き出ておるぞ!とんだけだっ」




白「と、見せかけて。」

家康「Σあ。」

粋「Σまさかのそっち!?」




家康「Σいっやあああ!! オギャアでシワシワでうじゃうじゃーっ!!」ひいいっ


白「昨日教えられた事間違ってたぞ

わざとだろお前。」ぷんすか。

蒼月「Σ仕返しがえげつない!!」



小太郎「なあ、あのメガネなんだ?

流れで虫が見えるのは解ったけど」






白「雲外鏡。」

家康「Σメガネまで動いたあああ!!」ひいいっ


粋「Σまさかのそれも妖怪かよ!!」



蒼月「あれ?雲外鏡てそんな小さかったっけ?
イメージ的にはもっと大きいのかと」

白「酔っぱらってコケて割れたから今代わりに眼鏡の枠に入れられてるんだ」

彬羽「成る程 補強か

ちょっと待て。 この眼鏡のフレームは」




魄哉「あ!居た!

雲外鏡さん 下手にウロウロすると粉々になりますよっ」

彬羽「やっぱお前か。」



魄哉「破片繋げそうなんで戻りましょうねー」すたすた。

蒼月「一時しのぎの補強
絶対そこらにあった自分のメガネで代用したよね」


小太郎「ちょいちょい荒いからな」うんうん。





粋「で、のびてる家康は安定のスルーか」

家康「」白目っ


シロ「いつもの事だからな。

しかし、 またなんで雲外鏡の修理等
出来るから良いが どこで聞き付けてやってくるのだ」


白「あ。皆知らないのか」


シロ「む?」




白「あいつ妖怪相手のの医者始めるらしいぞ」

彬羽「Σ何故にいきなりそうなった!?」




白「飛天が漢方から何だかんだ詳しくなって
薬の方じゃ出番無くなって来たから 変に負けず嫌い出したらしい」

彬羽「Σあのバカの影響か!!」

シロ「だいたい医者ってそんな暇あるのか!?

あやつ今でも過労でぶっ倒れ ん?蒼月?」








襖すぱーん!!!



蒼月「くおらクソジジイ!! マジで過労死するからやめとけよ!!」





魄哉「Σうわああっ!」びくっ


パキッ


鏡子「Σきゃああ!雲外鏡さーん!!」ひいいっ






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