小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月12日

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家康「今年もこの季節だねー」

蒼月「だねえ 鬱陶しい」ため息



彬羽「仕方ねえだろ!暑いもんは暑いんだ!
蒼月 お前は冬の間の手前棚上げか!?」氷のう乗っけ

蒼月「俺は変温動物だから仕方無いもん」ふんっ


千様「昨日の夜暑かったものねー」

小太郎「寝てる間に熱中症かあ。
辛いな」わおんっ



シロ「氷水なら幾らでも用意しよう
存分にひっかぶれ」桶いっぱいっ

彬羽「お前が熱中症にならないか?」

シロ「いや。他の奴等はお前ほど暑くないからな?」


白「家にかき氷機があると便利だな」うんうん。

シロ「Σ待てい それは俺の事かっ」むかっ




家康「ごめんシロ お前のひんやり感普通に夏場重宝してるよ」

シロ「Σ俺は冷房機器ではないわ!!」


ひやっ


粋「お。怒らせると冷気漏れる」おおっ

白「よしガンガン怒らせろ」




彬羽「精神的に暑苦しいから本気でやめろ。」



一同(そういう問題?)あれ?




一二三「相当参ってるだなー」うーん。

石燕「前々から思ってたんすけど 皆何処まで本気なんすか?」

白「何処までも何も 常に本気でふざけてるぞ。」えへん。


シロ「全く とことんたちの悪い!」ぷんすかひんやりっ

粋(今年も夏の間兄貴に苛められるんだろな こいつ)哀れみの目。




ばささっ


飛天「ちわーす。

あ。やっぱ暑がり伸びて


Σだああああ!?」

石燕(与一)「ちっ!外したか!!」



飛天「Σえ!?何っ なんでいきなり弓!?」ひいいっ

千様「え?え? ちょ飛天君 与一さんで変な薬でも試したの!?」

飛天「いやいやいや!ないない!!
あいつの体石燕のだしっ 耐久ないから実験するわけ無いって!!」




ゴッ!





石燕「すんません。
与一さん飛天さんの親父さんに恨みがあるみたいで」血いダラダラッ

飛天「Σワケ解らねえけど頭かち割ってまで妨害しなくていい!避けるからっ」ひいいっ

小太郎「Σタンスの角に頭突きはやめろよおお!」ぎゃいいんっ



白「石燕 体力無いけど根性凄いよな」ほう

粋「加減解ってねえから その内くたばりそうで怖えよ」うわあ。



石燕「与一さんはひ弱な体に慣れてないっすからね。
これくらいでもダメージもろに食らって軽く失神するんすよ

あ、すんません。血止めいくらっすか?」くらくらぼたぼたっ

飛天「いやこれはサービスしとくから
つかうちの父上何したんだよ」薬箱がさごそ


蒼月「幽霊失神させるって怖いよアンタ」ドン引き

石燕「あっしの体で殺戮されるよりマシっす」ぼたぼた




家康「あ、そっか

確か与一ちゃんの生前のモンスター上司に稽古つけて鍛え上げたのが飛天のパパ上だっけ?
確かにそれ聞いて逆恨みしてたけど」うーん。

千様「本当にやるとはおもわなかったわねえ」うわあ


石燕「執念深い餓鬼っすよホント」けっ

白「失神してると思って本音凄いな」

石燕「とり憑かれた時点で全部筒抜けっすけどね」


飛天「なんでそれで上手くやってられんの?お前ら」





一二三「あのー。暑さにやられた彬羽さん診に来てくれたんでねえんだか?」

飛天「Σあ。忘れてた」

彬羽「おい。」イラッ



石燕「すんません。
あっしに全力処置しちゃったからっす きっと。」頭ぐるぐる巻きっ

彬羽(Σ見るからに暑っ!!)



飛天「えーっと
お前ホントなんでそこまで暑がりだろなあ

水は飲んでるよな? 水分足りねえと血液ドロドロになるぞー」



彬羽「さっき氷水を桶一杯。」真顔。

シロ「ちょっと待て。さっきのアレを飲んだのか」


飛天「うん。胃腸に負担かかるからやめような」



粋「お前 頭いいし細かいのに自分の事になると雑だよなー」

彬羽「頑丈さに自信があるからな」ふんっ


石燕「頑丈な割に暑さごときで参ってるっすよね?」

彬羽「Σう」



蒼月「ひ弱な癖に無茶する人が何か言ってるね」

千様「端から見たらどっちも大概よねえ」



飛天「ま、とにかく 暑さにやられそうと思ったら『常温の水』!
んでキンキンに冷えた氷はでかい血管冷やす事に使え
体の中から冷却! 基本はこれな」



彬羽「間違ってねえはずなんだが
お前が言うと何処かに落とし穴があるような

飛天「おいコラ 頭でっかちの癖に昔っから膝擦りむいただけでパニクってた奴が言うかそれ」



家康「Σこらこらやめなさい!! ちゃぶ台は武器じゃありませんっ!」ひいいっ

千様「え?なに?彬羽君てそういう子供だったの?」わくわくっ

飛天「典型的なお勉強は出来るけど 経験値の足りないボンボン「よし。くたばれ」







白「暴れると噛みつかれるぞ」

粋「がうっ!」くわっ


家康「Σ久しぶりの四足歩行!!」ひいいっ

彬羽「Σ鬼かお前は
弟をけしかけるな!つか人型に戻してやれ!!」




どろんっ

粋「あれ? 皆どした」きょろっ


白「なんだろな。」麦茶ずずー





飛天「うわ。兄貴に無理矢理勾陣にされたら記憶無くなるのか」うわあ。

飛天「そりゃ 有る意味乗っ取られてるような物だもんなあ」


石燕「お仲間っすね。」肩ぽん

粋「Σ何が!?」




飛天「まあ何だ。
今みたいに頭に血上らせて暴れると余計暑いから気を付けろよ」どやっ

彬羽「手前が言うか」




一二三「ん?でも
さっきより元気になったみたいだな」あれ?


石燕「あ、それなら」




蒼月「セルフで頭かち割ったり、恥ずかしい子供時代ばらされたり、仕舞いにゃ身内に妖怪化させられる誰かさんとか見て
雪ん子が呆れ倒して冷気だだ漏れだからだね」


シロ「誰が雪ん子か」馬鹿を見る目っ




彬羽「成る程 途中で楽になったのはそう言う」はっ


千様「あら?それなら夏の間 殿がさむーいダジャレ連発してたら暑さ対策によくない?」

家康「嫌だ 私が良くないよそれ。」きっぱり




飛天「よし。暑くなったらシロ揺さぶれ
今年もどうにか生きろよ」びしっ

彬羽「せめて医学的なアドバイスしろ」







粋「あの、兄上

身内に妖怪化って何「記憶に無い。」しれっ






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