小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月4日

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家康「忍軍は標的の意識を引き付けて 天海その間に民衆の避難よろしく!」


挿音「あいよ 久々命賭けだなこりゃ」

魄哉「実践慣れしていない今の侍では無駄に犠牲が出るだけですからね
ある程度避難が進めば僕もお手伝い行きます」錫杖じゃらん


石燕「Σえ?なんすかコレ
なんで戦の前みたいになってんすか?」オロオロっ


シロ「非常事態 いや災害と言うべきか」鬼切装備っ

石燕「マジで何が起きてんすか!?」



家康「一言で言うとムカデが出たよ。」

石燕「すんません。射っていいすか?」弓キリキリッ

家康「Σ今中身与一ちゃんじゃ無いよね!?」ひいいっ


魄哉「落ち着いてください。ただのムカデなら僕らもわざわざボケに付き合ったりしませんて」どうどう。

石燕「へ?あー確かに
ん?ちょい待ち このメンツが真面目に戦闘体制入るムカデって」



一二三「昔話にもちょいちょい出てくるオオムカデだべ
山に巻き付く大きさだそうだよ」

石燕「Σ昔話しつか神話っすよねそれ!!」ひいいっ

千様「あーもう!夏はイヤー!!」鳥肌ぞわわっ


シロ「今小太郎の奴が 白と彬羽に知らせに行っとるのでな
最低2人が追い付くまでは足止めせねばなるまい」むう。

石燕「うわ、2人共今日に限ってお仕事っすか」あちゃー。



テオドール「民家に攻撃をして居るのですか?」

蒼月「攻撃つか なんか町に向かって爆進してるぽいね
大きさは見た奴がビビって多少盛られてるにしても 通過されたら町も人もペシャンコだろねー」

テオドール「Σ成る程日本は高温多湿!!」はっ

シロ「いや こんなの頻繁に出てこんからな」




千様「徳川トリオ行ったわよー

ケンカ出来る子はケガしない様にお手伝いお願いねー」



石燕(与一)「仕方あるまい。
昆虫標本の様にしてくれるわ」どろんっ

テオドール「わわわ私も何かお手伝いをっ」オロオロっ


コマ『皆さんが帰ってくるまでにスイカを冷やしておきましょう』筆談っ

テオドール「Σおお!おもてなしの心!!」おおおっ



蒼月「お。コマちゃんさすが。」

シロ「そもそも昼間外に出たら灰になるがな其奴。」

石燕(与一)「神話級のバケモノか。
久々に血が騒ぐではないかっ」わはははっ



千様「なんでこの子達 こんな余裕あんの?」

コマ『味方のがバケモノバケモノしておりますから。』筆談っ




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だだだだだっ


小太郎「あーもう!なんではぐれるかな!!なんで迷子になるかなあっ!!」がうっ

白 「りんご飴の屋台があったから「Σ状況考えろよ総大将!!」




白「だから悪かったって
で、バカラスと粋は先行ってるのか?」

小太郎「お前探してたらいつ着くか解らないからな
徳川忍軍だけでどうにかなるとも思えないしっ」

白「だな。
で、誰かそのムカデが怒るような事何かしたのか?」

小太郎「いや解んない
でも そんなバカでかいムカデにちょっかい出せる人間居ないと思うぞ」



白「そっか。

じゃ急ぐか」すたたたたたっ

小太郎「Σえ。ちょ 速っ!!どこ行くか解ってんのかよおおおっ!!」ぎゃいいんっ






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彬羽「おい、何だこりゃ」

粋「マジかこれ」うわあ。



徳川忍A「Σお頭無理です!! 動きが止まりま Σぎゃー!!」

徳川B「Σ三郎が引きずり込まれたああっ!」うわああっ


挿音「力で勝てると思うな 煙幕と閃光弾! ちっとでも時間を稼げえええ!!!」



粋・彬羽(怪獣大戦争。)うわあ。



粋「え?これ 何これ
こんなデカイの何処に潜んでたの?」えええ

彬羽「そんなのうちの裏山にも居るだろが」

粋「いや犬神はもちょい小さいって
え? え?実物はそこまで無いだろってお前言ってなかった!?」

彬羽「Σ普通に考えてこんなの居ると思わねえだろ!!
何だ俺のせいなのか!?」

粋「違うけど! え?これどうすんの?

俺等居ても何をどうしたらいいわけ!? こんなデケエの下手に手出しても忍軍の邪魔になるだけだっての!!」



彬羽「胴体は無理でも足ぐらいなら気合いで千切れ「ムカデって漢字で足百本て書くよな」

彬羽「Σやるしかねえだろが!!」





シロ「こらお前ら!来とるなら遊んどらんで手伝わんか!!」

石燕(与一)「圧倒的に数が足りん!! せめて移動速度を緩めねばっ」



粋「おお!先来てたんだ
俺等どうすればいい!?」


シロ「全く解らん。」即答。

石燕(与一)「刀も弓もまっったく通じん
どうしたら良い?」

粋「Σ虫強え!!」ひいいっ




彬羽「成る程通常サイズであの固さだ
この大きさになると殻も鉄壁の鎧兜みたいな物か」ふむ。


挿音「どうするよ 親父でも来りゃ其処らごと吹っ飛ばせるかも知れねーけどよ
人里に近寄っちまったらそれも出来ねえぞ?」

彬羽「だな。何にせよ どうにかして動きを停めねえと

はっ!蒼月居るか! 力で駄目なら幻覚見せ

蒼月「あの、ムカデのメンタルに利く幻て何見せたらいいの?」困惑っ

彬羽「Σま、間違った道を見せて誘導 「虫って複眼じゃ無いの?全部の目玉に幻見せてたら俺の精神が焼き切れるよ?」

彬羽「Σぐ!」

石燕(与一)「お前の幻は目玉媒介にするのではなく 目玉自体にかける物なのか?」

蒼月「両方? 目から脳ミソにかける呪いだけど
目玉複数有るなら全部にかけないと上手く見せらんないって言うかさあ

半端な真似してもこのレベルだとすぐ弾かれるね」うーん。


彬羽「ちっ ムカデの生態飛天の奴に聞いてくりゃ良かったか」頭がしがしっ

粋「マジでどうしよう
兄貴早くううう!!」ひいいっ



シロ「あやつが着いたとて このムカデが言う事聞くかは解らんがな」

蒼月「ま、ここの誰よりも足止めにはなると思うよ
あの人キレたら俺等も生きてる補償無いけど。」



挿音「手前等!何時でも逃げれる準備しとけ!その上で目眩ましだ
ほれ 使えねーバケモン共もコレでも投げてろ」ちっ

石燕(与一)「Σうおお火薬投げるなっ!」わたわたっ

シロ「Σ使えんで悪かったな!!
今回は相性が悪いと言う奴で「生きて帰ってから言い訳しろや餓鬼」けっ


蒼月「この状態で内輪揉めすんなよ!!
てかバカラス お前も意地になんな!踏まれたらヤバイってー!!」






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【ほぼ同時刻 山2つ3つ隣】



白「あれ?」きょろっ

小太郎「Σだから何処行くか解ってんのかって聞いたんだよおおお!」ぜーぜー



白「どっちだ?」はて。

小太郎「Σ今!?

えーと あーあっちあっちほら!なんか曇ってるだろ土煙上がって Σうお何かでかいの見えたっ!!」きゃいんっ



白「思ったより大きいな
アレ 誰も手つけられないんじゃ」むう。

小太郎「ほらだから急いで行かないとっ!
大将命令で大人しくなるかもっ」

白「ならない奴だったらやり合わないとか
巻き込まない自信無いな」ボソッ


小太郎「お前が1番怖くないか?」



白「行かないとどうもならないか
あっち町見えてるし」背伸びっ

小太郎「Σあ。マジだ ヤバイいいい!」ひいいっ



白「ん?」空見上げっ

小太郎「へ?へ?どした?」はわはわわたわたっ


白「山のカラスが旋回してるな」ふむ。

小太郎「あ。ホントだ
彬羽かな? 何の合図
Σぎゃいん!?」びくっ


白「怪我人出ないと良いな」

バチバチぃっ!!





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蒼月「Σぎゃー無理無理! こっち来んな Σあー!!」

石燕(与一)「Σ蒼月いい!」ひいいっ


挿音「いんやセーフ 釣り上げた。」鎖分じゃらん

蒼月「潰れたかと思った」心臓ばくばくぶらんぶらんっ



彬羽「全くらちがあかねえな」ちっ

シロ「お前も大概ヨレヨレだな
さっきから皆が致命傷にならぬ様動いてくれておるので助かるが」

彬羽「足止めになってる気がしねえけどな」


挿音「あっちはあっちで速攻のびたしよ」

粋「」きゅうっ


石燕(与一)「瓦礫クリーンヒットしたからな」うむ。

蒼月「色々ぶっ飛ばない辺りさすがって言うか何て言うか 役立たず」けっ。





シロ「む?急に天気が悪くなってきたな
ムカデは雨に弱いとかそういうのは無いのか?」

挿音「詳しく知らねえけどよ あの大きさなら大して気にもならねえんじゃねーの?」

蒼月「むしろ足場がズルズルになったら俺等のがヤバイよねー ついてないなあ」


彬羽「ん?天気?」はっ



石燕(与一)「お?何だ? まさか本当に雨が弱点とか

彬羽「手前等 全員此処から離れろ!! 巻き込まれたら終わるぞ!!」くわっ

徳川忍軍「Σへ!?」


挿音「何か知らねえが
とっとと退散だ!デケエのが来るぞ!!」



蒼月「へ?へ?何っ」

彬羽「手前等も早く! 出来るだけ此処から離れろっ」

石燕(与一)「Σえ。ちょ 待て待て!」わたわたっ


シロ「何となく察した!撤収だ急げー!!」








挿音「あ。やべ 粋の奴忘れた」はっ

一同「Σあ」


彬羽「いや。それでいい」

蒼月「Σ良いの!?」





ガラピシャーン!!

石燕(与一)「Σピンポイントで落雷食らっとるぞおおお!!」ひいいっ







しーん。





大ムカデ「?」




彬羽「良しお前ら 絶対巻き込まれるなよ」冷や汗っ

蒼月「なんで今もっぺん言うの?」

シロ「おい、まさか」変な汗ぶわっ





粋「ガルルルルアッ!!」炎ぶわっ


一同(Σやっぱリミッター外れてる!!)ひいいっ



彬羽「合図出しといて何だが 100%制御無し勾陣だ。本気でどうなるか解らん
最悪念仏でも唱えられる様にしておけ」

蒼月「お前が逃げ腰になるって何それ 怖すぎだろ」



徳川忍「あの、お頭 何がどうなって」
挿音「聞くな。 見つかったらバラバラじゃ済まねーぞ」こそっ

徳川忍「Σえ」




石燕(与一)「おい。確かに危険かもしれんが 一匹でどうにかなるものか?
味方を囮にするような真似は 武士として納得しがた
シロ「いや めちゃめちゃ互角にやりあっとるな」物陰からコソッ



大ムカデ「シャギャー!!」

粋「グルルルルルアッ!」炎ぼばばばばっ





石燕(与一)「Σそれはそれで自信無くすのだが!?」

蒼月「うわマジかよ 最初から暴走させてたらあの人1人で良かったんじゃん」こそっ



彬羽「いやあくまで最終手段だ
何せ理性飛んでるからな
何処に矛先を向けるか解らん上 目につけば俺等らもちろん そこらの人間でも即座にバラバラだろう」

蒼月「あの人アホの癖にとんでもないの飼ってんな」



彬羽「だな。とんでもねえからな
制御出来る馬鹿が来るまでは解放しないって話だったんだが」



白「ごめん。迷った」クモの巣だらけっ

彬羽「コレだ。」ふっ



小太郎「なんで先導してるのにはぐれるんだよおおっ」ぎゃいんぎゃいんっ!

白「なんでだろうな?」はて。


石燕(与一)「という事は
お前ならアレを制御出来るのか

ならば 足止め役としてはひと安心と言ったところか」ほっ


白「いや無理だ
あんなの言うこと効かないし。」しれっ

蒼月「Σえ」

白「俺なら互角にやりあえるって話だぞ?」

石燕(与一)「Σ怪獣2匹になっただけか!!」


彬羽「ムカつく話だが 俺は耐久なら出来るが、ああなったあのアホ叩きのめすのは不可能に近い
炎で護られて下手に手出し出来ねえからな」

蒼月「いや耐えれんのかよ」


挿音「ってーと何かよ

お前ら兄弟2匹で足止めか?」

白「んー 粋1人で行けそうだし
あいつが他攻撃した時の為に俺待機かな?」むう。



徳川忍「あの、1人で互角にやりあえるのなら 2人で此処で仕留めてはいかがでしょうか?」おずおず挙手っ

一同「Σ確かに!」

彬羽「足止めにこだわる理由はねえな。そういや」ふむ



シロ「お前も大概疲弊しとるな」

彬羽「だな。頭が働かねえ」むう。



白「よし。じゃ 行くか」ずいっ


蒼月「うわ怖っ 下手に顔出すと焦げるよ皆伏せて伏せてっ」ひいいっ

石燕(与一)「しかし 妖大将とその弟の全力か
凄まじく見たいぞ」どきどき。

シロ「Σこら!焦げると言うに!」

挿音「やべちょっと俺もワクワクするわ」そっと覗きっ

徳川忍「Σお頭!?」




飛天「はい。ストップ 眠り香」

すいっ

白「ぐう。」

ばたーん!



彬羽「Σこら馬鹿何してくれてんだああ!!」



飛天「バカはお前だ。ケンカってのは多かれ少なかれ原因があんだよ」たんこぶたんこぶたんこぶ。

一同(Σめちゃ殴られた!!)




挿音「お。すげっ
ムカデも暴走勾陣も爆睡こいてら」へー。

彬羽「Σお前の薬とんでもないな!」

飛天「だろ? 殴る必要無いだろ?」

彬羽「Σぐ。 わ、悪かった」





シロ「原因? 人間に対する恨みとか
もしくは 食欲。 ではないのか?」

飛天「ガキの頃虫博士のてんちゃんと呼ばれた俺をなめんな

ムカデの食料は他種の虫。
わざわざ人間食らう理由は無いんだよ」

蒼月「ん?じゃーなんで人里まっしぐら?」




飛天「原因はコイツだ」虫カゴッ


石燕(与一)「Σうお顔に近付けるな! ムカデの子か!?」

シロ「偉く変わった色をしておるな」ふむ。

飛天「虫ってのは突然変異起こしやすいみたいでさ
こういう変わった色とか 形とか結構出るんだよなー

で、コイツみたいな色ってそうそうないだろ?
ムカデでも珍しさが勝って連れ帰っちゃうマニアが居るんだろな」


彬羽「ん?ちょっと待て まさか」


飛天「ぶっちゃけ あのでかいの母ちゃんな
お前ら 子供奪還しに来た肝っ玉母ちゃんになぎ倒されてたんだよ」


挿音「マジか。」

飛天「マジ。
基本ムカデってのは母子家庭だからなあ
妖怪化したら知能上がるし そりゃうちの子返せってなるよ」はーやれやれ。



一同(罪悪感半端ねえ!!)ずーん。





シロ「し、しかし良く解ったな

俺等はお前に相談すらしておらなんだのに」

飛天「それが お前らの所に新しく居候に来たって外国の兄ちゃんよ

曇ってる間に医者も用意しておいた方がと思ったとかで診療所に来てさ
半分くらいちょっと何言ってる変わらなかったけど だいたいの事情飲み込めてー

で、この辺のカラスにムカデの情報聞いたんだよ」

蒼月「Σまさかのヘタレ吸血鬼ファインプレー!?」



石燕「あー 飛天さんと彬羽さん瓜二つっすから
まだ会話できたんすねえ」苦笑。

挿音「成る程な ん?与一はよ」

石燕「戦闘終わりっぽいんで なんか疲れたって引っ込んだっす」

蒼月「マジで戦闘民族だな 鎌倉武士」





飛天「ほれ行け。かーちゃん寝てるだけだから安心しろよ」虫かごパカッ

ちょろろっ



シロ「始めから飛天に相談しておけば良かったな」ため息。

蒼月「だねー。ボロボロ損だよ」




彬羽「ちょい待て。お前さっきの情報だけでなんで子供が居るって解ったんだ?」

飛天「ん? ムカデはつがいで行動するとか有名だろ?

正確には親子なんだけどな。 常にって言うくらい2匹1組で行動すんだよ
で、聞いた話だと暴れてるの1匹だし オス単品で人襲う理由も無いし、あーこれは。ってな」



シロ「つがい?聞いたことあるか?」

石燕・蒼月「知らない。」頭ふるふるっ



挿音「虫マニアってえのは マニア度変態的だかんなー」キセルふー。

彬羽「俺も勉強が足りんか」

挿音「何ヵ国語か話せんだから充分じゃね?」





家康「なんか。めちゃダラダラしてるね?」あれ?

魄哉「白君と粋君転がってるんですけど
なんでこんな 寛ぎモードなんでしょう?」困惑っ



蒼月「あ!こら遅いよジジイ!!」

魄哉「すみませんねえ。 術式だけで行けるか不安だったので 昔使った大砲とか持ち出してたもので」

家康「そっかー 片付いたなら良かったけど
この辺の大名達に支援要請出しちゃったねえ」

石燕「Σえ」


魄哉「恐らく皆さん苦戦して居るだろうと
いや皆の腕を侮ってましたね」うんうん。

小太郎(効いたのほとんど飛天の薬だけなんだけど。)きゅーん。




テオドール「皆さんご無事ですか!?勝手ながら国に援軍を
シロ「Σうおすまん もう終わった!」

テオドール「Σなんと!」


杜和「兄様ご無事ですか!? ピンチと聞いて藩一同決死の覚悟で駆けつけまし
挿音 「悪い 終わったわ。」





飛天「ムカデ1匹で んな大騒ぎする事無いのにな」あーあ。

彬羽「いや。大騒ぎするだろこんなの。」


魄哉「また後片付けが大変なパターンですねえ」あーあ。

家康「いんじゃない?私ら今回何もしてないし





白、粋、大ムカデ「すやー」くかー。


テオドール(どういう状況でしょうコレ)うーん。





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