小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月10日

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白「これが本当の達磨落とし。」ぼそっ

家康「あーダメダメ
もっとこう リアクションは大きめに

『Σこれが本当の達磨落としッー!!』」のけぞりっ



彬羽「心底何やってんだお前ら。」


家康「いや白が駄洒落言ったんだけどさ
ボソッと言ったら悲しいだけでしょ?
こう言うのは勢いが大事ーって事で「純然たる公開処刑じゃねえか」



白「滑って無いぞ 気が付かれて無いだけで。」えへん

家康「だね。だからやるからにはもっとこう

てか、お前 駄洒落とか言うんだねー」

白「いろいろ顔面に出ないだけだぞ。」

家康「表情筋って大事だねえ」ふむ。



彬羽「で、なんでまた達磨落としだ
まさかと思うがモノボケの特訓か?」

でかい達磨ごろんっ



白「また挿音がいらん事言って 千様に達磨で殴られたから」

家康「うん。打ち下ろす様な見事な一撃でねえ」うんうん。

彬羽「手前ら 地雷原でタップダンス踊り倒してるの気付いてるか?」




白・家康「Σあ。」





間。







魄哉「殿 頭にクナイさ刺さってますよー
僕お仕事なんで あんまキレさせないで下さいね」すたすた。

家康「Σドライにも程がある!」血ぃダラダラっ

白「こういう時は畳返しだぞ ああいうのって真っ直ぐしか飛んでこないし」


粋「いや兄貴。頭、刺さってる刺さってる」



蒼月「畳に彼岸花咲いたね」あーあ。

シロ「鉄錆び臭い彼岸花だな。」うむ。





家康「うん。具体例は出すのやめよう
次来るとしたら催涙玉だろし」

粋「Σいきなりえげつなさアップ!!」ひいいっ

蒼月「初撃クナイの時点で大概だよ」


家康「と!言う事で

笑いは文化! 笑いは勢い!!
やるからには徹底的にノリノリで行こう!」びしっ




石燕「え? でも家康さんのノリノリオヤジギャグ 毎度駄々滑りっすよね。」

家康「」ずーん。


蒼月「Σ破壊力えげつなっ!!」ひいいっ



石燕「ジョークだったんすが」あれ?

シロ「お前ホント征夷大将軍相手に遠慮無いな」ドン引き

石燕「えー。ここじゃ上も下も無いって本人が言ってたんすよ?」

粋「いやそうだけど 度胸凄えな」うわあ。


白「石燕って やっぱ人間ってより妖怪ぽいよな」ふむ。

彬羽「だな。
というか 人間社会で生きてける気がしねえ」

石燕「一生此処でお世話になるんで問題無いっす」きっぱり。

家康「良いと思うけど 石燕ちゃんホント人間どうでも良いんだね「人間は面倒臭いんで嫌いっす」けっ

家康「Σ将軍として辛い!!」




シロ「まあ 化物より化物じみとるからそれも有り か?」うーん。

蒼月「普通の人間は体内で化物飼えないもんね」うん。

石燕(与一)「Σ飼われとらんわ!!」

蒼月「あれ?出てきたのサナダムシ」

石燕(与一)「Σサナダ!?」がーん。




彬羽「サナダでも瓜実条虫でも良いが

お前もプロの芸人なら寄席とか行ったらどうだ?
石燕みたいに馴染めねえならともかく 人間社会には色々と芸の肥しになる物が有るだろ」



石燕(与一)「瓜実・・」ずーん。

粋「それってなんかヤバイ物?」

彬羽「調べん方が良いぞ」きっぱり。



家康「あの、彬羽なんか今日変な感じで攻撃的じゃない?」

蒼月「さっき一二三ちゃんの積み木にダメ出しして 大っ嫌いて泣かれたからだろね」うん。

家康「Σどんだけ心乱されてるの!?」




白「えーと。つまり寄席で爆笑しろって事か?」

シロ「それはそれで恐ろしいな」

蒼月「普段が無表情の極みだもんねー」

彬羽「いや表情筋は仕方ないとしても 感性磨くのには良いだろうと」

白「つまりお前は寄席で爆笑してるのか」

蒼月「Σうわ怖っ!!」

彬羽「Σ嗜み程度だ嗜み!!」



粋「いや 実はよ 兄貴結構そういうの行ってんだよ。
つーか、芸人って狭い世界だから 結構色んなジャンルの奴らと交流とか有ったりで
兄貴もあの芝居小屋の看板だし行かなきゃいけないっつかさ。」

蒼月「うわ 面倒くさっ」



白「で、頼み込まれて出禁にされた。」

シロ「Σ何故に!?」

粋「無表情の極み過ぎて 咄家が自信無くすんだよ
座ってるだけで営業妨害なんだよ」ふっ



白「普通に楽しんでるんだけどな?」

家康「えっと。
勢いとかそういうの以前に表情筋から鍛えようか?」

蒼月「どう頑張っても この人にお笑い担当は無理だと思うよ?」




石燕「人間ってホント面倒っすねえ」はーやれやれ。

シロ「お前は何処のポジションで物言っとるのだ?」







千様「アタシはこの子らのやりとり見てたら勝手ににこにこしちゃうけどねー。」にまにま

挿音「あーそうかよ
つーか手前 鈍器はやめろ鈍器は」頭ずきずき。

一二三「なあ、何言ったら達磨さんでどつかれるんだべ?」はて。