小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月11日

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家康「あれ?どしたの?」

魄哉「いえちょっと。」うーん





千様「季節外れのサンタさんが来たらしいわよ」

家康「Σぎゃああ激務押し付けてホントごめん!!
今からでも病院行こう!
精神科!?あ!獣医のが良





魄哉「ボケてませんから。」

家康「」畳にめり込みっ


千様「大概にしなさいよ 殿の頭のが壊れるわよー」



魄哉「しかし何故に盆栽

しかも『ボケの花』て。」うーん。


千様「品種が解らなかったのか ワザとなのか微妙な所ね」





鏡子「・・・。」じーっ

魄哉「?」

鏡子「Σわっ私は何も見てません!!」びくううっ



魄哉「すみません。解りやすいです」

千様「何を見ちゃったの?

てか鏡子ちゃん夜の間は鏡に分厚い布かけられてんじゃ無かったかしら?」



鏡子「それがその

私ほら幽霊じゃないですか。
寝なくて良いもので夜の間暇で暇で
たまに布の隙間から何か見えないかなーとか

魄哉「Σすみません! 僕が寝てるの見てるんですか!?」

鏡子「清々しい程寝返りうたないので たまに生きてるのか不安になります。」




千様「アンタ なんでタメなのにそんなじじむさいのよ」うわあ。

魄哉「メンタルまで爺ならここまで恥ずかしくないんでしょうがねっ!」うわあああっ



家康「何が恥ずかしいのか殿理解出来ないけど
嫌なら他の部屋に鏡子ちゃんの本体置くとか」復活っ



鏡子「1人ぼっちだと寺院の納屋に放り込まれていた数百年のトラウマがああっ」ひいいっ

魄哉「あと。僕の目が届かないと蒼月君が全力で口説きに来るので危険です」真顔。


家康「Σあーはいはい ごめんなさい!!」



千様「アンタ 自分も生物学的には雄なの理解してる?」

魄哉「なんですかその言い回しは オカマじゃありません失礼な」むかっ

家康「どうどう。誰も言ってない言ってない」




鏡子(偏ったこだわりと被害妄想気味なのは完全にお年寄りですね)




千様「あーもう
偏屈爺の相手疲れるわっ

話戻って 今日何かあったかしら?
アンタの誕生日 じゃないわよねえ」うーん。


魄哉「そもそも自分の誕生日なんて覚えてませんね

千年生きてるとどうでも良くなります」

千様「来月よ。そこは覚えてなさい」即答。


家康「女の人はこういうの細かいよねえ
野郎はその辺適当だから」うんうん


鏡子「千様さん、記念日忘れたら右ストレートかますタイプですねえ」

家康「Σもうちょい適当になっていいんじゃないかな!?」ひいいっ


千様「えー、普通でしょ」




魄哉「あ。そういう

今ので解りました」納得

一同「へ?」


魄哉「確かに誕生日ではないですね

しかし、喜んでいいものか」うーん



千様「えー。何なに?
勿体ぶらずに教えてよ」

家康「誕生日じゃない? えっと 合戦で大勝した日とか?」
魄哉「んなもん僕ら以外の誰が知ってるんですか」



鏡子(全部見てましたが 言わぬが花ですかねえ。
御本人は御気付きのようですし)くすくす






白「あー。 蒼月に頼まれてたのやっぱそう言う事だったんだな」すたすた。


粋「だなー マニアが喜びそうなボケの花って母の日にどんな注文だよ あんのめんどい反抗期

つーか兄貴遅れる遅れる 今日出番早えぞー」すたすた



鏡子「Σ情け容赦ないネタばらしっ」ひいいっ




千様「・・成る程ねえ。」ふっ

家康「デリカシーも配慮もないね トルネードブラザーズ」



鏡子「おそらく母の日当日にあげるのこっ恥ずかしかったんだとっ」おろおろっ

魄哉「想像はつきます

しかし『母』なんですか。ありがたいですがねえ」うーん。





一同(だって 言動が完全にオカンなんだもん。)

魄哉「揃って目で物言わないで下さい」






挿音「成る程な

そんであいつら昨日の晩飯やたら豪華だったわけか」

魄哉「Σあれそうだったんですか!?」





家康「台所担当の彬羽までオカン認識と」

挿音「ちなみに食材はさっきの要らん事言い兄弟な」


魄哉「何が何でもオカンなんですね
いい加減慣れましたが

あ、そういえばシロ君も肩叩きしてくれましたし 小太郎君は庭のトカゲくれましたねえ」うーん。



挿音「まともな幼児期送ってる奴等じゃねえからな

過保護=母親なんじゃねえの?
深く考えんなって」



家康「ちなみにお前は?」ひそっ

挿音「本人が嫌がるなら父の日にすべきだろ?」ひそっ

千様「意外と孝行息子よねえ」うんうん。




石燕「あのー。ほのぼのしてる所すんませんが」ひょこっ

家康「ん?ほのぼのしてたっけ?」


石燕「ほのぼのしてもしてなくてもこの際いいっす

あの、わざわざ白さんに頼んで取り寄せて貰った盆栽が 普通なわけ無いと思うんすが 大丈夫っすか?それ」


一同「」




石燕「あっしにはなんかヤバイもんに見えるんすけど」


魄哉「殿、刺激しないように背中を向けないでそのまま後ずさって部屋から出てください」

家康「Σら、らじゃ!」ずりずり


千様「あ、アタシはどうしたらっ」おろおろっ

魄哉「い、位置的に無理があるんで 咄嗟に座布団でもかぶれるように



鏡子「Σあああ!雲の隙間から強い日差しがっ!!」

反射ピカーッ!!


石燕「Σこのタイミングで!?」ひいいっ








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粋「なあ兄貴、珍しいのをって頼まれたって言ってたけど
結局どんなの取り寄せたんだよ」

白「ん? えーっと

音や光に反応して 爆発的に大きくなるとか確かそんなんだ」


粋「Σえ」

白「物凄く珍しいらしいぞ

捕まえようとすると走って逃げるし 酒かけると絡み付いて来るし、月の光で踊るらし 「Σ珍しいに重点置きすぎ!!」ひいいっ






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千様「ちょっとおおお!アンタ1人で逃げたわね!!」きいいっ

挿音「仕方ねえだろ!こんなもんどう対処すりゃいいんだ!!」


魄哉「殿!石燕さん生きてますか!?」葉っぱかきわけっ

石燕「な、なんとかっ」よろろっ

家康「」きゅうっ






蒼月「Σうわ!これ何!?何があったの!?」



魄哉「Σななななな何でしょうねホント!!」びくううっ

鏡子「オカンとしてとても言えませんよね そしてすみませんっ」








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