粋「嫌だ嫌だぜっったい嫌だあああ！！」ひいいっ
シロ「なんだ また弟虐めとるのか」ため息。
白「煩いのが来た。」むう
粋「Σいやいや よくある風景みたいになってないで助けろ頼むから！」
シロ「よくある所か最早日常だ」きっぱり
小太郎「で、今回は何だよ」わおんっ
白「じじいのコレクション
『オバケがみえーるメガネ』だ。」
シロ「お前の爺はなぜそれを収集したんだ」
白「さあ？」
小太郎「で、オバケ苦手な怖がりの粋にかけさせるっていう嫌がらせか」
白「こいつ鏡子や地獄太夫レベルじゃないと全然見えないから
あれば便利かなと思ったんだぞ
親切だ。」
粋「Σ兄上 御気遣いはありがたいんすがむしろ見たくありません！
よってそれは必要無いかと「見えないとケンカ売られた時に困るぞ」
シロ・小太郎(Σ幽霊にケンカ売られるって何だ！？)
白「俺の身内なら最低限見えとかないと 何があっても知らないぞ」すたすた。
粋「Σえ。ちょ 見捨てられた！？」
小太郎「成る程。白が種族無視した人外のまとめ役だからか」
シロ「そうか下手打てば恨みも買う、か。」ふむ
粋「うう、皆が皆幽霊全開の見た目ってわけじゃないよな？」びくびく
小太郎「ほら。ちゃんと答えてやれよ
良いトシして『おにいちゃーん！』とか泣かれたら嫌だろ」ずるずる。
白「それ嫌だな。」ずるずる引きずられっ
シロ「小太郎 普通に狩ってきたな。」
白「結構首なかったり半分腐ってたり崩れてたり なんか取れてたりするけど基本は人型だ
ビビる事ない
たまーに原形とどめてないの居るけど」
粋「Σビビるわ！！」ひいいっ！！
白「面倒くさい
慣れればいいんだからさっさとかけろ
怖さで死なない死なない」ちゃきっ
粋「Σメンタルが昇天するって！
ついでに何だよこのデザイン
家康のクソダサちび丸メガネを若干でかくしただけだろ！！こんなんかけたくねええ！ 」
家康「あっはっは でっかい声で酷いなあ
撃つよ？」銃じゃこんっ
白「・・・・」
粋「・・・・」
家康「ん？」
白「試しに。」
メガネ装着っ
家康「Σあっぎゃああ！！なんかいっぱい居るううう！！」ひいいっ
魄哉「Σうおうっ！殿何事ですかっ！？」
家康「たたたたたすけっ」腰抜けっ
白「あ。駄目っぽいな」
粋「打たれ慣れてる家康でアレなら俺ショック死すると思うなあ」うわあ。
シロ・小太郎(この兄弟鬼だ。)
小太郎「あ。家康失神した」
白「仕方無い
襲われたら気合いでどうにかしろ
あと、メガネはじじいに見つかる前に返しとく」
シロ「Σ勝手に持ち出しておったのか！？」
白「うん。
あの家散らかってるし ひとつふたつ持ち出してもばれないばれない」
小太郎「とんでもない孫だなあ
あれ？何して」
ちりーん。
白「よし。繋がった。」
襖がらっ
シロ「Σ居間が他所の家に！！」ひいいっ
白「知らないか？ マヨイガっての
じじいの家 その辺しか漂ってるんだぞ」
シロ「知るか！
家が漂うって何だ！！」
白「俺もよく解らない」きっぱり
小太郎「えっと。
とりあえず 場所が決まってないからどこにいても繋がる的な？」わおんっ
白「だいたいそんな感じだ
家の気分によっては繋がらない」
シロ「家の気分とは」
白「マヨイガ自体が妖怪だ。」きっぱり
シロ「お前の爺さんは妖怪の体内に住んどるのか」ドン引き。
粋「あの。兄上
それ全部初耳なんすけど」挙手。
白「あれ？」
小太郎「Σお前もうちょい大事な事は教えてやれよ！！」
白「マヨイガは腹が減ると 侵入者をこっそりじわじわ消化
シロ「びびらす方向で教えるな！！」
小太郎「Σうおう！粋の逃げ足はやあっ！」ぎゃいいんっ
白「まあ 勝てないと思ったら襲ってこないけどな」すたすた
シロ「家とのケンカ等どうやるのだ」
白「焼く。」きっぱり
小太郎「成る程。 お前らの一族絶対負けないな」納得
白「・・あれ？話してるあいだにメガネどこ行った」きょろっ
シロ「ん？さっきまで持っておったろうが？」
白「？
あれ？」きょろきょろ
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千様「さあ！石燕さんっ
中身与一さんにチェンジしてっ！」メガネ装着っ
石燕「嫌な予感しかしないから断る
だそうっす。」きっぱり
千様「Σええええ！見せなさいよおおっ！！
室町時代の少年武者っ！絶対いいじゃないっ！！」くわっ
石燕「そうやってハードル爆上げするから更に出たくないそうっすよ。」
