小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月27日

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彬羽「字が汚い。」見下しっ

白「個性的だと言え。」むかっ





家康「今更?」せんべいぼりぼり

彬羽「手前も昼間からゴロゴロしてるなら 読める字の1つも教えとけ!!」くわっ!

家康「Σ私の役目なの!?それ!」



小太郎「荒ぶってるなあ」

千様「ねえ。白君の字がこう・・ アート寄りなのは今に始まった事じゃないのにねえ」



粋「それが
総大将手書きの回覧板が読めねーで 納豆小僧が解読頼みに来たの気が付かねえで思いっきり踏んづけて滑って転んで納豆飛び散って店内大惨事になったとかなんとか。」

シロ「どこから突っ込めばいいのか解らんが
まず妖怪の世界に回覧板とかあるのか。」


小太郎「Σ中身出てるけど それ納豆小僧大丈夫なのか!?」ぎゃいいんっ

彬羽「問題ねえ
納豆追加して藁補修したら元通りだ。」

蒼月「アン●ンマンかよ」


千様「だとすると。問題は 店内に飛び散った納豆ねえ」うわあ。

家康「忘れた頃に干からびた豆出てきそうだね」うんうん




一二三「んじゃお習字するんだべか?

よし!おらと一緒にやるだ!」

白「へ?」



一二三「石燕さんに筆りてくるだ」わーい


白「・・え?」きょろっ

シロ「助けを求めるな。」

小太郎「一二三と一緒に頑張ろうな。」わおんっ



家康「よし。頑張れ先生」肩ポン。

彬羽「Σちょっと待て!俺が教えるのか!?」

蒼月「他居ないだろ言い出しっぺ。」きっぱり






間。









彬羽「『字を書け』と言わなかったか?」

白「だから書いたろ」むっ


彬羽「なんで紙が縞模様なんだ!!」

白「何書けばいいか解らなかったから一二三の名前だ。」どやっ



家康「あー。うん。

無茶苦茶元気よく書いたら縞模様になる。かなあ」うーん。

千様「問題は紙から両端飛び出しちゃってるから 横棒の長さが解らないって辺りねえ」



粋(やべえ 畳が紙面になってる)墨だらけっ


シロ「成る程。 あの細かい魄哉がこやつに字を教えたがらんのはこういう事か。」

小太郎「家真っ黒になりそうだよな」うんうん




一二三「白さんダメだべ

元気なのはええけんど ちゃんと紙に収まるのように書かねえと。」

白「難しいな」うーん。



千様「あら。一二三ちゃんひょっとして教えるの向いてる?」

蒼月「いや。幼児に習字習うってダメでしょ」





彬羽「この際一二三に任せるか。」ぼそっ


蒼月「お前も一瞬で疲弊すんな。」

彬羽「じゃあ代われ 疲れるどころじゃね「やだ。」きっぱり





白「よし。疲れたし休憩」ごろんっ

家康「早い早い早い早い」


白「座ったまんま何かするとか 肩凝るし」ごろごろ落書きっ

一二三「寝転がって書くと墨こぼすだぞ」


蒼月「んで、何描いてるの?」

白「たんぽぽ。」落書き書き書き

粋「あーうん。すっげえバケモノにしか見えねけど 兄貴の頭には咲いてんだろなあ」






襖すぱーん!!



小太郎「Σぎゃいん!なになに!?」びくうっ

千様「石燕さん!何?どうしたの!?」


石燕「さ、さっき一二三さんに貸した筆 変な事に使ってないっすか?」冷や汗だらだら


粋「Σへ?どれ!?」

一二三「あ。白さんが使ってる奴だべ」指差し

白「ん?」




石燕「Σだあああ!なんで絵書いてんすかああ!!」ひいいっ

粋「Σすげ!一瞬で絵と認識した!!」

蒼月「さすが絵描き!!」おおっ



白「そんな酷いか?」

シロ「お前のは全く何か解らんのに精神だけ抉られる物体Xだな。」きっぱり




彬羽「ひょっとして 高いものだったか?」

石燕「いやいやいやそういうんでなく!!」

千様「ちょっと落ち着いて 顔色真っ青よ。

あの筆何かのあるの?」




石燕「ぶっちゃけ。この前妖怪温泉で会った 毛有毛羽現の毛で出来た筆っす。」



にょきっ


粋「Σぎゃああ!!紙から何か生えた!!」ひいいっ!!


※毛羽毛現・・・全身毛むくじゃらなだけの謎妖怪。






石燕「効力は見ての通りっす」ふっ

家康「いや 何貰ってんの。」

石燕「最近生え際後退して来たそうで 髪の毛洗ってたらごっそり抜けたらしくて。
絵描きなら使う?とか気前よくくれたんすよ」

小太郎「ハゲの毛羽毛現か。」うわあ



石燕「はじめはいい物貰ったと思ったんすけどね

考えたら あっしの絵柄だと」

千様「普通に魔王が生まれちゃうわね。」納得。




シロ「で、封印していたら存在忘れていたという辺りか。」

石燕「Σうおう!バレバレっ!!」





蒼月「うわー。巨大タンポポ踊ってる」ドン引き。

びよんびよんっ




家康「でもさ。 別に害はないみたいだね
書き手が脳ミソ平和なせいかな?」

千様「害はないけど 何と無くどうしたらいいのこれ?」うーん。


石燕「いや。それが
あっしが聞いた説明では

書いた人のメンタルとタッチ両方が反映されるとかなんとか」





千様・家康「つまり

何するか解らない と。」




ばく。

ごくん




小太郎「Σぎゃいいん!!粋が食われたああ!!」ひいいっ



石燕「あ。やっぱし」


千様「Σきゃああ!よく見たら口みたいなの出来てる!!」

家康「Σなにこれこっわ!!」後ずさりっ








白「歯は書いてないから 丸飲みだし大丈夫だと思う。」

シロ「Σまずタンポポに口を書くな!!」





彬羽「で、どうやれば消えるんだ コレは。」

石燕「なんでも普通に倒せばいいらしいっすよ。

だから使わなかったんすよねえ」うーん。


シロ「何処がどうなっとるか全く解らんのに戦えと!?」

蒼月「つか。普通に怪獣なんだけど。
キモイし触りたくないし勝つ自信無いよこんなの」

小太郎「てか下手にたたっ斬ったら中の粋に当たるんじゃないのか。」オロオロ


石燕「なお 強さは作者の腕っ節に左右されるとか何とか。」




一同(芸術的なヘッタクソ最強か!!)ちいっ

白「なんか今傷ついたぞ。」






一二三「よし!叩くも斬るも駄目なら引きちぎるだ!!」腕捲りっ


タンポポ「Σ!!」びくっ!




蒼月「ひょっとして コレ作者の性格に似るとかあってりする?」

石燕「あ。そういやそんなのも言ってたような」



千様「成る程。じゃ一二三ちゃんに任せとけば安心ね
絶対攻撃出来ないわ」ほっ





一二三「だおりゃああああ!!」

ぶちぶちぶちぶいいっ



白「ごめんな。タンポポ」南無。



粋「いや。少しは俺にも謝ろう?」ずるっ

小太郎「おお。生きてた生きてた」







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