小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月15日

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【割烹 春一】





粋「へい らっしゃい!!」

家康「いつからこの店居酒屋になったの?」





ひな「庵さんが急用で 人数的に辛いかなー?となったので一日バイトお願いしました」

家康「あーそかそか。
お前色々バイトしてたんだっけ」


粋「そういう事 はいよ此方トトロソバーっ!」



ひな「残念ながらコッテコテの飲み屋とかその辺しか経験無いようですが。」耳塞ぎっ

家康「うん。
くっそ五月蠅いね」鼓膜じんじん


彬羽「怒鳴るな五月蠅え!
普通にやっても聞こえるってんだ!!」

粋「Σはああ!?万一聞こえねーと困るだろ!
つーかお前のが煩えよっ!」



ひな「大丈夫?」

朱禅「・・鼓膜って破れたら再生するっけ?」耳じんじんくらくらっ

家康「するけど破れたらめちゃ痛いよ」

朱禅「Σうげ!?」耳塞ぎっ

ひな「破れた事あるんですか?」

家康「うん。猿が前触れなしに真横で大砲ぶっ放して鼓膜ふっとんだよ」ふっ

ひな・朱禅(Σ豊臣秀吉絶対ワザとだ!!)




粋「あれ?俺らって大砲レベル?」

彬羽「・・少しボリューム下げるか」


家康「で、いおりん急用って珍しいね
具合でも悪いの?」



がららっ

白「いや。芝居小屋でちょっと事件があって
出勤前に楽屋で駄弁ってた皐月と二人取調べられてる」

家康「Σいったい何があったの!?」

ひな「白さんまた舞台衣装でうろうろですか」

白「パシリが居ないから昼外食だ
屋根通ってきたし目立ってない

あ、うなぎ食べたいうなぎ」



彬羽「シーズンオフだ。」きっぱり

朱禅「何?疲れてんのかよ?」


白「パシリが居ないから」むう

家康「必要とされてて良かったね」

粋「下僕としてとか嬉しくねーんだけど」ふっ



白「さっきのアレもな
お前が居たら丸投げ出来るのに 番所の奴等と話しなきゃいけなかったし何言ってるか解らないし疲れた」ふう。

家康「いおりんが事情聴取受けてるアレだね

ほんと何があったの?」



白「女の客にちょっかい出しまくる傍迷惑な客が居たんだけどな

物凄い力で壁に叩きつけられ・・ 叩きこまれた状態で見つかったんだ。
ギリ生きてた。」


彬羽「Σこっち見るな!
俺はずっと厨房居たろが!!」


ひな「成る程。 それなら 庵さんか皐月さんがしつこく絡まれてぶちのめしたと思われても仕方無いですねえ」ふむ

粋「あー。 あいつのバイオレンスっぷり店の名物みたいな物だしなあ
有名過ぎたか」うーん。


家康「いや。そもそも壁に叩き込むってどんな状況?」




白「俺もその時出番だったしアリバイとか言えないし」うーん。

家康「確かにいおりんクラッシャーだけど 人の職場で大暴れはしないでしょ

他にそれが可能な犯人の心当たり無い?」



白「今日つつじが休みなんだ。」 ぼそっ

粋「皐月がウザ絡みされてるの見かけて そっとぶちのめしたに1票」



彬羽「ふむ、だとすると困ったな」

ひな「おそらく力加減間違えただけですし
つつじさんを真犯人として突き出すのも
てか舞台に穴あきますね」うーん。





つつじ「誰が暴行犯やねん。」

粋「Σうおおおお!何処から生えた!!」びくううっ


つつじ「昔とったなんとやらや。
気にしたらあかん。」しれっ

粋「Σわざとでいいから足音出せ頼むから!!」心臓ばくばく。



一同(やはり元アサシン)うーん。




白「あれ?お前の犯行じゃなかったのか?」

つつじ「犯行言うな。
わてが職場汚すような真似するわけないやろ?」

朱禅「あー確かに
となると犯人別か」


ひな「Σえ!それじゃ犯人は今も野放し!?
そんなのやっちゃう犯人怖くないですかっ」





がららっ

挿音「おう。なんか腹にたまるもん頼むわ」


粋「あ。そんなの出来ちゃうこっええ人居たわそういや。」



挿音「お。そうそう

芝居小屋の所に追っ手一匹シバいて捨てたの忘れてたわ

親父に言ってっから回収ともみ消し有るけどよ
早めに言っとくな」


白「全然早くない。」きっぱり



つつじ「なんや。今度はどこに潜入してはったん?」

挿音「言えるわきゃねーだろ

あ。茶はほうじ茶でな」





粋「兄上 衣装汚れるんでうどん啜るの控えめで。」

白「なんか 午後の部あるのに疲れた。」ため息。







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