小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月14日

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シロ「よし、晴れたな。」うむ。

小太郎「だな
あー昨日まで雨だったのに やだなあ」



蒼月「晴れると嫌なの?
雨うっといじゃん?」




シロ「本日は2週間前より予約を入れていた 特別鍛練の日だ!!」どやあっ


蒼月「さーて。街で女の子ナンパしてこよ」すたすた。



千様「最近大人しかったのはこういう事だったのねー」納得

家康「なんでこんなのが楽しみなんだか」うーん。




彬羽「運動会前のガキだろ。」きっぱり

家康「Σすっごい納得した!!」


彬羽「じゃあ俺はバイト行ってくる」すたすた。

家康「へ?特別鍛練てお前じゃないの?「鍛練で命落としたら洒落にならねえだろ」



千様「あら
て事は」ふむ。



魄哉「はいはい。晴れて良かったですね」いそいそ

家康「Σ鍛練てお前!?」

魄哉「僕がやるとメンタルが挽き肉になりますけど?」

千様「違うのね。あー良かった」ほっ






粋「つまり、今回稽古つけるのは 一番やべえ兄貴っすわ」遠い目。

白「ルールあるから死なない死なない」しれっ


家康「Σいやダメでしょ!!」ひいいっ


千様「ルールって!
白君ルールとか覚えられないでしょ!
シロ君が消し炭になるわよっ」あたふたっ

白「失礼だな。
めちゃ簡単だから覚えたぞ」むっ



魄哉「はい。ではここで改めてルールの説明を。

これより白君には全力で逃げて貰います
シロ君はそれを捕まえる

なお、シロ君は何を使っても可ですが、白君からは攻撃一切無しでお願いしまーす」


挿音「様は鬼ごっこじゃねーか。」キセルすぱー

千様「鬼が捕まる気がしないんだけど。」うわあ




魄哉「なお。今回特別ルールとして

探索追跡に小太郎君、長距離攻撃に与一さんをシロ君サイドの助っ人と致します。」


粋「Σ小太郎はともかく長距離ヘッドショットー!!」ひいいっ

白「本気で狩りに来てないかこれ。」



小太郎「ともかくって。」どんより


シロ「始める前に助っ人の心を折るな!!」

石燕(与一)「どうせ山の中に逃げるのだ
犬の鼻は貴重だぞ」

粋「Σあ。成る程」




白(どっちかと言うと俺の鍛練じゃないかなこれ。)うーん





魄哉「では双方準備はいいですか?
お互いの能力をフルに使って頑張ってくださいね

それと粋君 死傷者出さない為にもお兄さんの助っ人は認めませんので。」ちらっ

粋「Σはいい!!」ぎくっ






魄哉「では。
よーい」



コマ「カタタッ」

ぱーん!!




一二三「コマちゃん今度は お手てクラッカーだべか。」

コマ「カタタタッ」こくこく。



家康「お前が一番ノリノリじゃない?」

魄哉「こうやってやる気の鉾先用意して無いと シロ君の朝練付き合わされそうで。
僕も大概危ないってのに」ふっ

蒼月「このイベントスケープゴートかよ」




粋「つーかもう見えねえけど。

色々大丈夫かよ」

挿音「あいつらだってイベントで人にケガさせねーだろ 馬鹿じゃねえんだし」


粋「あの面子で?」真顔。

挿音「やっべ 馬鹿しか居ねえわ。」




一二三「ケガ少ないといいだなー。」

コマ「カタカタ」こくこく。




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石燕(与一)「す、すまん
体力の限界がっ」ぜーぜー


シロ「Σ開始3分経っておらんが!?」


小太郎「そっか。
なんで長距離反則の与一と思ったらスタミナか

使う所考えろって事だな。」ふむ


シロ「くっ まさかの頭脳戦とはっ」

石燕(与一)「私は使いにくい便利アイテムか。」イラッ




シロ「ふむ。仕方無い

与一 お前人道に反さない限り勝てば善しであったな?」

石燕(与一)「・・Σへ?」





シロ「ここに置いていくので回復したら火矢でも撃って教えろ!

小太郎行くぞ!」だっ


石燕(与一)「Σ要するに使えんから置いてきぼりだろがああ!!」




ぽつん。







石燕(与一)「・・ここ。熊が出たような」冷や汗








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シロ「こらああ!!降りてこーい!!」

白「嫌だ。」木の上だらだら



小太郎「そっか。 鬼ごっこだもんな
見つけるんじゃなく捕まえないといけないのか」うーん。



シロ「だああ!小賢しいっ
こうなったらよじのぼっ」

ばきっ

めきめしゃどさあっ!!





白「剣術ばっかやってるから木にも登れない」ふふんっ

シロ「Σ喧しい野生動物めが!!」いらああっ


小太郎「頭に血が上ると余計どうにもならないぞ」おろおろ


シロ「Σう。
成る程 頭を冷やさねば

・・冷やす?」ふむ。


白「!」はっ





シロ「木ごと凍らせてしまえば捕まえたと言えるでは無いか!!」くわっ

パキパキパキーン!!


小太郎「Σあああ!せっかく春迎えた杉の木がっ!!」ひいいっ




シロ「ちいっ! 寸でのところで逃げたか!!」

杉カチーン。


小太郎「ごめんなスギの木。」あわあわっ


シロ「しかしこの調子で行けば

全て凍らせて逃げ場を無くしてやろう!!」くわっ

小太郎「Σお前はお前でスタミナどうなってんだよ!」ぎゃいいんっ





白「自然破壊反対。」ちょろっ


シロ「なら逃げるな!!」ぱきーん!!


白「はずれ。」うろちょろ

小太郎「煽るなああ!山が凍るっ!!」ひいいっ




白(さて、どうしよ
こっちから攻撃駄目だし
下手に氷に触ったら そこから氷漬けかも。)ふむ



石燕(与一)「私の前で考え事等 笑止!」

シロ「Σうお!復活しておったのか!!」びくっ




弓ひゅんっ!!




白「Σ!!」


小太郎「Σ与一それ 矢じりついてる奴!!」ぎゃいいんっ!

石燕(与一)「Σあ。」








ぼっ!


ぼぼぼぼ


ぱさり。


小太郎「・・燃えたな。」

与一(石燕)「うむ。 訓練用のと間違えたからまあ良いが」



白「攻撃してない
攻撃されてガードしちゃいけないって言われてないし。」

シロ「Σたっ 確かにそうだが!!」





石燕(与一)「おい。これは無理ゲーじゃないのか?

私達が何やっても 最悪捕まえるのに近付いても炎のガードがあるぞ」


小太郎「だよなあ。

(魄哉だし、負けて次に繋げさせようって訓練か)」



シロ「 詰んだ」ずーん。


石燕(与一)「もう諦めろ
焦げる気があるなら別だがな」あっさりすたすた。

小太郎「与一ドライだな」

石燕(与一)「実戦でもない物に命かける気が起きん」

小太郎「あのさ。 実戦でもないのになんで血の臭い


石燕(与一)「お前らが置き去りにするから冬眠明けの熊に食われかけたんだ!!」

シロ「Σよく生きておったな!!」

石燕(与一)「だから近距離駄目だと言ってるだろが!!
近づく前に目玉に一本撃ち込んでやったわ!!」

小太郎「お、おおお。セーフ」ぱちぱち





白(ダラダラしてるし終わりかな?)ふむ。



シロ「仕方無い
今回は敗けを認めるか」しぶしぶ

小太郎「だなー。
なんか手を考えて再戦かな

・・手があるのかな。」







石燕「いやー

武力で行くから駄目なんっしょ?」

小太郎「Σ中身変わった!!」




白「Σん?!」きょろっ


薄暗っ






ばさあっ!!


白「!?」


シロ「Σバカでかい投網っ!?」

小太郎「何処から何処からっ!?」ぎゃいいんっ



石燕「はい。つーかまえたー!」 よしゃあ!





白「毛有毛現の毛の筆か。
ずるいぞ」むう。

シロ「Σ描いたのが実体化するアレか!!」



石燕「各自能力をフルにって魄哉さんも言ってたじゃないっすか。
こっちの勝ちっすね」にっこにこ。

小太郎「成る程。
不意討ち過ぎて燃やせなかったし 今更正当防衛で燃やせないから出られない かあ。」



シロ「ようやく一勝!!」感涙っ


石燕「次はタイマンで勝てるといいっすねー」

シロ「Σう」


小太郎「石燕、それこそ無理ゲーだからな?」わおんっ






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魄哉「ルール違反につき シロ君チームの敗けです。」きっぱり

シロ「Σ何故にいいいい!!」



魄哉「今回 助っ人として認めたのは『小太郎君と与一さん』であり
石燕さんの力を借りた時点でアウトです」

石燕「Σあ。そう言えば」




シロ「結局敗けか。」ずーん。

小太郎「石燕居ないと捕まえられなかったし
どっちにしても敗けだからな?」どうどう




魄哉「残念ですが 負けちゃったものは仕方ありません
今回のあれやこれやを生かして第二回に備えましょうね」にっこり。



一同「「「もう嫌だ。」」」







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