小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月28日

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家康「と、いう事で
本日はここの池の水を全部ぬくよー」へらっ

一同「Σなんで!?」



魄哉「ちょっと苦情が相次ぎまして。

牛が引っ張りこまれそうになったり 畑の作物が荒らされたり」


シロ「カッパだな。どう考えても」

小太郎「夏じゃないからキュウリ見つからなかったんだな」うんうん。



石燕「あのー そんなら白さんが渇入れれば良くないっすか?

大将がダメと言っても従わないなら 強いもんが正義の世界なんすよね?」


白「それで池に逃げ込まれたから困ってるんだ」むう

石燕「あー イタズラすんのはカッパの習性っすからね」納得。



粋「つーかよ。 水に入れとは言わねえけど
それこそ全部蒸発させちゃ良くねえ?
兄貴なら出来るだろ」


小太郎(カナヅチ云々に触れないように気を付けてるなあ)

千様(顎蹴りあげられるものねえ。)うんうん。

シロ(こやつの場合他に気にすべき事が山盛りの気がするがな。)うーん。





魄哉「粋君 甘いです」

粋「へ?」




魄哉「これだけの水量を蒸発させるとなると かなりの熱がいります

ぶっちゃけそこそこ民家近いんで 一般人の命の危険があるの事は避けたいのですが。」

粋「Σやっべえ蒸し焼きが出来る!!」ひいいっ



白「山の中とかならいいんだけどな。」むう

シロ「山火事を起こす気か。」

千様「火事もだけど、水蒸気で雨降るんじゃないそれ?」うーん。




蒼月「あー 成る程。系譜的には水神だね」

家康「何そのピタゴ●スイッチみたいな水神。
てかお前 寒いのダメなのに来ちゃダメでしょ」
蒼月「暇なんだよ。」きっぱり




石燕「で、どうやって抜くんすか?」

魄哉「そこは勿論


バケツリレーです!」くわっ


石燕「Σ池の水を全部!?」ひいいっ

蒼月「アンタほんとに軍師かよ。」





魄哉「じゃあこっちの土手掘って用水路に繋げます?」

千様「どう考えてもそっちのがいいわね。」



家康「ごめん。1発目にボケ入るけど応用は効くから。」

小太郎「ボケててよく戦国時代乗りきったな」わおんっ

家康「調子が出るまで時間かかるタイプなんだよねえ」苦笑。





石燕(与一)「なんだ。体を動かすのなら石燕ではキツいかと思ったが

一人で行けそうだな。」

粋「Σなんで俺見んの!?」

石燕(与一)「狭い場所に大人数だと余計に時間がかかる」しれっ


白「どう考えてもお前向きだな。」うんうん。





粋「どちくしょおおお!!!」ざかざかざかっ

魄哉「おお。さすがっ

そのままこっちに掘り進めて下さいねー」

小太郎「犬が穴掘ってるみたいだな。」わおんっ

粋「Σ犬に言われたくねええ!!」





千様「与一さん ひょっとしてバケツリレーやりたかったの?」

石燕(与一)「この体は筋力が無さすぎる
少し鍛えておかんと中身交代した時 上手く動かんだろ」

シロ「乗っ取っておいて上から目線な。」ため息

家康「あははー 筋肉痛なるから程ほどにね」





蒼月「皆 すっごい寛いでるね。」

粋「言うな」ドロッ泥




魄哉「すみませんねえ。

手伝いたいんですが足場が不味い物で おっとと。」ずるっ

粋「あーもう構わねえよ
泥で滑るしこりゃ本当に一人のがやりやすいって


Σあ。どじょう見っけ!!」ぱしっ


魄哉(逞しい。)


白「なんだ 寒いのにどじょういるのか?」

粋「いるいる。寒いから大人しいけどな
よっしゃもう一匹!!」


蒼月「なんか趣旨変わりそうなんだけど。」


白「居るのか。」ふむ



家康「こらこらお前はやめときなよー

落っこちたら大変でしょ」


白「何が大変なんだ」むっ

家康「Σあれ?これ私死亡フラグ!?」



魄哉「いえ猛獣じゃないんですから

水場で遊ぶと危ないんですよ」めっ

千様「アンタのそれもどうなのよ」




白「なんか物凄く気を使われてるような」はて。

蒼月「うん。 そりゃあね」




白「まあいいや。危なくない所に上がってればいいんだろ」よじよじ

家康「うん。頼むから大人しくしててー」ほっ

シロ「ほぼ幼児だな。」ため息






石燕(与一) 「おい。そちらはさっき退けた泥が山積みに


ずるっ


ばしゃーん!!



家康「Σやっぱり!?」ひいいっ!!

魄哉「Σなんでこうポロポロ落ちちゃうんですかああっ!!」ひいいっ




粋「Σぎゃああ浮いてこない!! ヤバイ!早く水路繋がねえと!!」ざかざかばしゃばしゃっ

小太郎「Σいやいや間に合わないって!!」ぎゃいいんっ



シロ「だああ!落ち着け馬鹿者!

退いておれっ!」くわっ



千様「Σげ。シロ君ちょっと待っ

蒼月「千ちゃん逃げて巻き込まれる!!」








ぱきーん。









魄哉「あの。コレ白君の回収どうするんですか?」

シロ「で、溺死するよりはマシかとっ」

家康「池一個凍ったね。」うわあ







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白「寒い。」はくしゅんっ

彬羽「当たり前だ馬鹿野郎」




千様「まっさか業務用鍋にお湯はって来るとは思わなかったわ」

彬羽「そりゃバイト先にアホ過ぎる内容の矢文が飛んで来りゃあな。」うんざり



小太郎「Σここから春一まで矢文!?」ぎゃおんっ

石燕(与一)「石燕に意識を戻して 目を使った上でなら充分に可能だ。」ふふんっ

千様「器用ねえ」ほう。




魄哉「お鍋があったおかげで粋君が追加のお湯沸かせましたし 良かったですよホント」ほっ


家康「ポロポロ落ちるんだから水に近付くのやめようね」

白「家に池あるのにか。」

シロ「池にはヌシがおるのである意味安心だろうが」

白「たまに食べられかけるけどな」ぶるるっ


魄哉「ちゃんと餌あげてるんですがねえ」うーん。

粋「いや 人や犬食わねえように躾るべきじゃね?」







彬羽「で、手前らなんでこんな所で何をしてたんだ?」

白「あ。 カッパ忘れてた」

一同「Σはっ!!」

小太郎「Σまずい!
カッパも氷付けだああ!!」ぎゃいいんっ





蒼月「めちゃお湯沸かさないとダメだね こりゃ」

千様「どの辺で凍ってるのかしら」うーん。









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