小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月17日

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魄哉「本格的に人手が足りないっ」頭かかえっ



家康「本日 春からの幕府の新人さん採用の面接だったんだよ。」

千様「あー。 相当人集まんなかったのねー」




魄哉「いえ、その 集まるには集まったんですがね」

蒼月「好き嫌いしてないで採用しちゃえば?
阿呆なちゃらんぽらんでも雑用くらいにはなんじゃないのー?」




魄哉「ぶっちゃけ意見言えるだけ蒼月君のがマシなレベルです。」

一同「Σそりゃ駄目だ!!」


蒼月「待てこら。」




家康「最近の子は目立つの嫌がるからねえ」うーん。

魄哉「しっかし引っ込み思案で江戸城勤務が勤まるわけないですし

雑用ばかりわっさわっさ採用してもやることありませんて。」ため息

千様「あー 皆そんな感じなのねえ」



家康「ウチは 実力とやる気さえあれば家柄関係なく出世出来るのにねえ 勿体無い」

シロ「ん? そこそこの家柄の奴等が面接に来るのでは無いのか?」




魄哉「どんだけ名家だろうと 無能は落とします。」きっぱり


家康「天海サマ ノブノブの政策参考にしてるからねー」

千様「信長さんね。
へー。 あの人有能だったのねー」


魄哉「そもそも無駄にお世話する程 財政に余裕ありませんしね」




シロ「江戸城では常にこんななのか?」

挿音「おうよ。仕事中はドライでブリザードだ。」キセルふー

蒼月「どんなんだよ。」





白「質問。」挙手

魄哉「はい?なんでしょう」

白「今の話だと 面接っての実際見に行ってる感じだけど


お前、存在が幕府のトップシークレットじゃなかったっけ?」


一同「Σそういやそうだった!!」


挿音「とっくに色んな所でバレッバレなんだけどな。」



魄哉「外部にはさほど漏れてないのでいいんじゃないですか?

面接に関してですが御心配無く。
こはちゃんと黒子セットフル装備で 審査員Aとして出ています」

蒼月「どんな面接だよ」

粋「黒子が審査員やってる方が不自然じゃねえ?」

魄哉「金髪の僧侶よりは地味と判断しました」

家康「あ、派手な自覚あったんだね。」



千様「この中じゃ地味なシロ君だって 目が金色よ?」

シロ「そりゃ この面子ほぼ人外だからな」



魄哉「まあ、一応海外との貿易も規制してますんで、異人は目だつし黒子のがマシって事です」

蒼月「本来黒子は目立たない為の物だけどね」


粋「なあ、気になってたんだけど なんで外国と関わりたがらねえの?」



魄哉「キナ臭くなるからです。」きっぱり

粋「Σすんません!英断ですっ」ひいいっ



魄哉「ビビる事はありませんて、今の人間の技術では この国にちょっかい出すのは無理ですよ」


シロ「海に囲まれておるから か?」




魄哉「半分正解です。
海坊主さんと船幽霊さん達に不法入国はびんびんに泣かして下さいとお願いしてます」

シロ「Σえげつないな!!」



白「船沈めるのは無しだよな?」

魄哉「ですねえ。 救助したとしても妖怪に矛先向けられそうですし
この国近寄ったら呪われそうとか思って貰えればオッケーです。」



粋「兄貴も協力してんのかよ」うわあ。

白「一応大将だし
こっちが何かしたら揉み消して貰えるし ぎぶあんどていく だ。」



一同(Σ意外とちゃんと大将やってた!)


白「お前ら 顔に出てるぞ」




蒼月「ふーん。 じゃ国防は問題無いわけだ」

家康「だねえ。こんなんにケンカ売りたくないない」へらっ




魄哉「て事で 蒼月君。
枠空きまくってるのでそろそろ就職しません?」


蒼月「公務員は固いから嫌だってば。」きっぱり





家康「今年初の玉砕どんまい。」

魄哉「能力はあるのにっ!」くっ

シロ「必死か。」



粋「あれ?ちょっと待てよ

蒼月でもいいんならさ

人間に化けれりゃ何でもよくねえ?」


挿音「それもそうか。」ふむ


粋「能力があれば 家柄も関係無いんだよな?」

家康「あ。成る程。」







魄哉「白君。」

白「頭良くて人に化けれる奴な。伝達しとくから
目が怖いぞお前。」




蒼月「まっすますバケモンと人間がごちゃ混ぜになっちゃうねコレ」

家康「だねえ。
人間も頑張らなきゃ 国民妖怪ばっかになっちゃいそう」苦笑






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【カラス天狗の里】





飛天「求人情報って
うちの里 ほぼ年寄りなんどけどな」うーん。

粋「んじゃいっそ お前がダブルワークとか。」

飛天「Σ里の頭が掛け持ちしちゃダメだろ!!」





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