千様「寒いと更にだけど おっきいと肩こるわよねー」肩こきこきっ
地獄太夫「ほんざんす。あちきも生前は悩まされたものでござんす」
一二三「なあなあなあ おらも大きくなったら そんなボンボンなるだか？」わくわくっ
挿音「他所でやれや女共。」
千様「えー。 これくらい別にいいじゃない」
挿音「お前らには恥じらいってもんがねえのか。」
地獄太夫「おんや。まさかのうぶでありんすか？
気にしんせん事にありんす
そもそもあちきの場合は 所詮死者の戯れ言
挿音「お前の客だろが 逃げんなこら」
白「地獄太夫の言葉解らないし」むう。
地獄太夫「そこまででありんしょうかえ？」
粋「あーその。えーと」
千様「馴れれば結構解るわよ？」
挿音「微塵も解らねえもんどうやって慣れろってんだよ」
千様「やんちゃばっかりして全く勉強してこないからそうやって困るのよー
ほら、一二三ちゃん。あれがつっぱって悪ぶってたヤンキーのなれの果てよー」
挿音「おいこらやめろ。
餓鬼にいらん事教えんな」
一同(完負してる。)うわあ。
挿音「だあくそ これだから女は」けっ
蒼月「確かに恥じらいは欲しいけどねー これはこれで役得「お前は黙ってろ。」
家康「まあ、居づらいっちゃ居づらいかなあ
事ある毎にセクハラって騒がれちゃうご時世だし」
地獄太夫「それは自意識過剰というものでありんすなあ
男さんにはちゃあんと色街というものがあるといわすのに」
シロ「直球か。」ドン引き。
白「お前外国語解るのか」
地獄太夫「わっちらの言葉でありんすが。」
家康「あのー。日本語ですけどって言ってますけど」
一同「Σなんで解るんだ！！」
家康「そりゃー 大人だし」へらへら
挿音「あー 付き合ってらんねえ
ん？また珍しいのが」
白「あれ？どこの鳩だこれ」
挿音「春一に置いてる伝書鳩だな。
いつもなら何かあっても彬羽のカラスが来るから出番ねーんだよ
なんだなんだ？」手紙がさっ
蒼月「ん？どしたの？」
挿音「ちょっと行ってくるわ 」すたすた。
家康「へ？
あー。持ってっちゃった 何た書いてあったの？」
白「漢字読めない。」きっぱり
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庵「誰あれ。」うわあ。
ひな「石燕さん のはずなんですが」うーん。
石燕(与一)「食事処で暴れるな 下賎な輩共が」ふんっ
彬羽「お前な。
人の体でよくそれだけ暴れられるな」
石燕(与一)「筋力は無くても 使い方によってはこの程度なら造作も無「人の話を聞け。」
ひな「あのー。石燕さん ひょっとしてストレスでおかしくなったりとか？
芸術家はおかしくなりやすいとか聞いたような
元々おかしいと言えばちょっとおかしいかな？って人でしたし」おろおろっ
石燕(与一)「オロオロしながら凄まじい事言うな この女」
彬羽「どこから説明文すりゃいいんだこりゃ
簡単にいうと 悪霊に体乗っ取られてるだけだ。」
庵・ひな「成る程！」おおっ
石燕(与一)「私が言うのも何だが 受け入れるのが早すぎんか？」
朱禅「Σげ。マジかよ
石燕の奴が錯乱したのかと思って つい伝書鳩飛ばしちまったわ」
彬羽「まあいいんじゃないのか？
さっさと回収された方がいいだろ」
石燕(与一)「人を何だと思ってる お前ら。」むっ
彬羽「所詮は石燕の体だぞ
下っぱチンピラの数人ならともかく。この手のがうじゃうじゃ沸いて出たらスタミナ持つと思ってんのか？」くわっ
石燕(与一)「Σう。」
ひな「彬羽さんもケンカする前提やめて下さい。」
がららっ
挿音「あいよ。回収来たぞー」
彬羽「動けるからってはしゃいでかなわねえ。この自縛霊しばらく出てこないようにしとけ。」
石燕(与一)「Σ誰が自縛霊か！！」
挿音「あー解った解った悪霊だな。
つかまーた面倒なのやったもんだなあ」うーん。
庵「このチンピラ達知ってるの？」
挿音「指名手配の賊の一味。
手前からケンカ売る癖に侠客ぶって敵討ちだなんだとうっせえんだよあ」
彬羽「石燕の寿命が縮まりかねねえな。」
ひな「与一さんって事は弓ですよね
遠距離向きならフクロにされたら終わりですよ。
自分で処理できないならあまりトラブルに顔突っ込むのは自重しましょうね」めっ
石燕(与一)「Σくっ 正論過ぎるっ」
朱禅「ひな。なんてもんに説教してんだよ」
挿音「んー。そんでもまあ いっそ指名手配で良かったか」
彬羽(嫌な予感しかしねえ。)ため息。
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家康「なんか町で捕物あったみたいだねー」
千様「みたいねー
アンタ一体何して来たのよ」
挿音「ストレス発散。」すっきり。
石燕「あの。意識返して貰ったと思ったら
足の骨折治ってるみたいなんすけど」
小太郎「Σおおっ！与一凄いっ！」わおおんっ
粋「やっぱ武将って生命力強えんだなー」感心っ
蒼月「とっくに死んでるけどね。」
