小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月12日

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鏡子「はー。そんな事があったんですか」ほうほう


白「うん。 だから石燕が性格違う時は中身別人な」

鏡子「了解です。 霊媒体質も大変ですねえ」





石燕「本当にそうっすよ」よれっ

鏡子「あ。今は石燕さんですね。」

白「ん?れいしょう って奴か?」

石燕「あっしの体質でいちいち霊障くらってらんないっす

意識取られて戻ったら筋肉痛と疲労が凄いんすよ」ため息。





石燕(与一)「体力が無い上に肩凝りが酷くて不快だ
少しは鍛えておくべきだろ」ふんっ

白「いきなり変わるな。」




鏡子「えーと。はじめましてですか?
こんにちは この鏡にとり憑いております鏡子と申します」

石燕(与一)「いや。今までも意識はあったのでな
平安幽霊 死人としては先輩か」ふむ。




家康「あのー この部屋幽霊率高くない?」

白「石燕が言うにはどの部屋も同じらしいぞ」

家康「Σえ。ちょ待ってそれって」ひいいっ




鏡子「なぜ私達は怖がられないんてしょう?」はて。

石燕(与一)「恐怖とは未知であるが故に生まれる感情と聞いたような
害は無いと判断されていると考えれば納得は行く」



家康「あの、なんでんな冷静に自分の事分析出来るの?」

石燕(与一)「弓は刀と違い対象と距離が有る
すなわち 自分を含めた周りをよく観察すると言う


白「こいつも頭カチカチか。」むう

鏡子「時代的に仕方ないかもしれませんねー」苦笑





家康「まあ こうやってちゃんと会話できるし怖くないのは解ったけどさ

石燕ちゃんの知らない所で変なことしちゃダメだよー?」

石燕(与一)「ん? 普通に記憶は共有しているが?」

家康「へ?」

石燕(与一)「なので、後々覚えがないとかの問題は無いので問題ない
あくまでも私が強奪出来るのは意識の所有権のみだ。」

鏡子「えーっと 待ってください

つまり、石燕さんの今まで生きてきた記憶とかも?」



石燕(与一)「正直知りたくもない物まで知っている」

家康「プライバシーの侵害どころの騒ぎじゃないね」うわあ。

石燕(与一)「そりゃプライバシーどころか体乗っ取っているからな。」どや




鏡子「うわ。石燕さん辛すぎるっ」引っ

石燕(与一)「いや もともとこいつは幽霊共にガン見されながら生活しておったし 今更Σあっ」



石燕「問題ない事ないっすよ!!」くわっ

白「おお。意識取り返した」ぱちぱち


石燕「だいたい何なんすか!!
あっしに話したいなら別に乗っ取らなくても話せるでしょ
出たいなら出たいって一言 Σだああ!なんでそんな所ズボラなんすかっ!」いらあっ


家康「成る程。与一さんは意識で話せるけど
石燕ちゃんは実際口に出さなきゃ会話できないと。」ふむ

白「石燕 ますますヤバイ奴に見えるな」


鏡子(そんな事より 年季の入った幽霊から意識の主導権強奪って
バケモノですか。)うーん。





家康「あのー 石燕ちゃん

一人でケンカしてるところ悪いんだけどさ」

石燕「一人じゃ無いっす
なんすか?」


家康「めちゃめちゃ普通にしてるけど、その乗っ取られる事自体は抵抗無いの?
私ならちょっとキツいんだけど」

石燕「本人の前でよく言うっすね。

んーそうっすね

まあ、ルームシェアと考えれば良くないっすか?
住み分け出来れば問題ないっす」



家康「・・無いんだ。」うわあ

石燕「意外と無いっすね。」うんうん




鏡子「白さん並に柔らかい人居ましたね」おおっ

白「俺でも嫌だ。」きっぱり







石燕「て、事でお仕事するんでしばらくあっしの番でお願いしやす
あ。話しかけるのも無しで え?そーっすねとりあえず昼くらいまでで
午後は予定無いんでお貸しするっすよー」ブツブツてくてく。





蒼月(Σ解っちゃいるけどこわっ!!)びくっ


小太郎「石燕 引きこもり系なのに適応力高いよな」

シロ「高すぎて怖いわ」






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