小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月26日

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蒼月「さあーって! 大掃除頑張るか!!」よっしゃあ!


小太郎「Σぎゃいいん!いきなり空が真っ黒に!!」

シロ「Σタライをぶちまけたような大雨がっ!!
こら蒼月!珍しい事を言うな!!」くわっ

蒼月「Σ怒られなきゃいけない事!?」





千様「どういう風の吹きまわしかしら?
蒼月君よ?」

家康「千ちゃん。あれあれ」ちょいちょい

千様「どれ?」




蒼月「ま、いっか。
雨でも鏡拭くくらい出来るしー」

鏡子「えーと。ありがとうございます。」

蒼月「そろそろ惚れた?」

鏡子「そういう所が無理です」きっぱり




家康「鏡子ちゃん周りしか掃除する気ないからあの子。」ふっ

千様「てか、さらっと凄い事言ってるわね 二人とも。」


シロ「しかし何故にまた急に鏡子に目がいったのやら
外に出られんから室内で、となったか?」うーん。

小太郎「今までも好みではあるとは言ってたけどな

あいつメスなら大概好みだけど。」


家康「いやー。それがね

思うに 蒼月子供だからねえ」

千様「? どういう事?」

家康「精神的に未熟だからこそ 鏡子ちゃんみたいに見た目より落ち着いてる ほんわかして見えて言うべき事はズバッと言う。
所謂お姉さん系? に安心感を覚えんじゃないかなーって」

シロ「そういう物なのか? 」


小太郎「あー。解るかも。」
※実は彼女持ち

千様・シロ「Σすっごい意外な所から同意が!!」 ひいいっ



家康「そいやカヤちゃん元気?」

小太郎「元気だぞ
遠距離だから基本文通だけどな」わおんっ



千様「小太郎君 大人だったのね。」ふっ

シロ「これが人間の女と付き合ってとるのが信じられん」うーん。


家康「えーと、蒼月の話に戻るけど

つまりは 大概ただれた若者やってたから
幽霊って言う触れ合うのは出来ない精神的な物に惹かれるようになったとしてもおかしくはない



と、天海サマがガチ分析してました。」


千様「途中からそんな気したわ。」

小太郎「魄哉って思考が大概ロマンチストなんだよなあ。」



家康「まあね。そこらの乙女よりロマンチストだとは思うよ Σあいたっ」

小太郎「家康 頭に鳥の羽刺さったぞ」

家康「Σぎゃああ聞こえてた!!」ひいいっ

千様「お仕事一通り終わったら ストレス発散サンドバッグコースね
御愁傷様。」

家康「Σぎゃああ見捨てないで!!」



小太郎「そう言えばさ

この流れだから言うけど」

千様「ん?なあに?」



小太郎「俺さあ 結構最近まで千様って 魄哉の元カノかなんかだと思ってたんだよなあ

見てたらただの地元のタカリだったな。ごめん」


家康「Σ千ちゃん!しっかり!!」ひいいっ

シロ「Σそういう事をヘラヘラ言うな!!」



千様「地元のタカリ・・ 否定出来ないわっ」ふっ

家康「いや そこ?」





がららっ





魄哉「小太郎君。 確かに普通に考えて そういうの関係無くこの歳で人の家に住み着いてるってのは有り得ませんが
そもそも普通じゃありませんし、何より色々とあり得ません!

誤解ですし、何よりそれは侮辱です!僕に対しての!!
絶対あり得ませんからご安心ください!!」くわっ


千様「刺すわよ 生臭坊主。」






蒼月「ジジイ さすがにそれは失礼なんじゃないの?

てかアンタ絶対恋愛経験少ないだろ」ふふんっ

魄哉「なんで威張ってんですかこの子は。

と言うか。鏡子さんから離れなさい
しつこいと周りに魔封じ結界張りますよ」しっしっ

蒼月「Σうわひどっ! 若い二人を引き裂く気!?」

鏡子「あの。私の意思ガン無視ですか?」








白「なあなあ。思うんだけどな」ひょこっ

魄哉「? 何ですか?」



白「実体が無いのが蒼月が盛り上がってる理由なら
実体作れば落ち着くんじゃないのか? 」

千様「実体を作る?」




家康「あー。これだね。

飛天の注射練習用の 脈打つ腕。」

どっくんどっくん。


小太郎「Σ相変わらずこっわああ!」ぎゃいいんっ!!


シロ「そんなもの保存しておっ Σこらこっち持ってくるな!!」ひいいっ

魄哉「作ったは良いものの処理に困ってまして」


千様「そもそも何あれ。 ゴミで出していいの?」うーん。




白「さっき後ろから粋の肩に置いたら失神したぞ。
凄い出来良いよな。」

家康「あー。手のひらに何か当たると握るんだよねこいつ」

魄哉「大人しかったのはそれですか。」納得。


小太郎「誰か粋の心配してやろうよ」

千様「・・漏らしてないかしら。」うーん。



シロ「もう細かい事はこの際どうでも良い

つまり、鏡子がとり憑く本人にそっくりな体を作る
という話か?」




石燕「そんなんしたら蒼月さんの被害に遭うだけじゃないすか?」

蒼月「Σいきなり出てきてそれかよ!!」


石燕「犯罪が起きる可能性は最小限に留めないと駄目っすよ」

蒼月「Σお前 人をなんだと思ってんの!?」

石燕「エロ蛇っす。」きっぱり

蒼月「Σ否定出来ないな畜生!!」





魄哉「すみません。ボツで」

家康「白にしては捻った面白い案だったんだけどね。危険だね」

白「そうか。」うーん。






鏡子「あの、そもそも私とり憑くとか出来ないんですけど。

鏡から出られないのにそれは無理ですよ?」


千様「そうね。 出られなくて心底良かったわ」ため息。

鏡子「なんだか疲れてません?」

千様「いっそ鏡のみの方が健全かもねえ
無神経野郎の居ない世界に行きたい」ふっ

鏡子「Σさっきの効いてたんですか!!」



シロ(Σどれだ!? まっったく解らんっ)






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