粋「お。家康丁度いいや
ちょっとバタバタしてんで魄哉の奴に伝言頼んでいい?」ひょこっ
家康「んー?何?
天海が帰ってから伝えるんでいいならねー」
粋「んじゃ頼むわ えーと
半ギレの兄貴が屋根の上ガチ走りでホシ追っ掛けてるからそこらの屋根つか瓦砕け倒してると思うけど
そこは経費で宜しく。って」
家康「Σホシって犯人!? 何?何が起きてんの!?」ひいいっ
粋「いや詳しくは知らねーけど
少しでも被害抑える為に俺も行かなきゃ」ふっ
蒼月「トラブルその物よりも お宅のお兄ちゃんが怖いよね」うん。
千様「そっか。あの子のスピードでガチ走りしたら瓦くらい砕けるのね」ふむ。
小太郎「何気に脚力凄いからなあ」わおんっ
粋「いや、仕事終わりにそのまんま行っちゃったから 重さも偉い事に
蒼月「毎度毎度衣装何キロ有るんだよ」
小太郎「茶菓子でも取られて怒って追い掛けてったのか?」わおんっ
粋「お前は兄貴を何だと思ってんの?
魚くわえたドラ猫追っかけてんじゃねーんだよ」
千様「じゃその辺は真面目なお話なのね。」ふむ
粋「真面目っつか 詳しく知らないけどしょーもない話らしいんだよなー
で、仕事終わりでようやく一息ついた所にしょうもない捕物で 兄貴ムカついたぽくってさ。
あんなのに追われたら相手も必死こいて逃げるだろ?」
家康「町中の瓦が粉っ々になりそうだねえ」うわあ。
小太郎「そもそも何で屋根の上走るんだ?」わおんっ
粋「兄貴に跳ねられたら暴れ馬に跳ねられる万倍危ねえからだよ。」きっぱり
シロ「一般人吹き飛ぶな」うむ。
千様「あー。粋君も暴走してる時 突進だけで全部薙ぎ払う感じだものねー」
粋「へ?」
千様「Σあっ ほほほやーね。あれ違ったわ
キレてる時の彬羽君とごっちゃになっちゃったー」おほほほほっ
シロ「まあな。意識降っとんでる時折四足歩行してるは襲ってくるわ噛みついてくるわ吠えるわ等 本人が知ったら大ダメージだろうからな」うむ。
千様「そうね。 危ない危ない」ふう。
粋「?
カラスとごっちゃてどんなだよ 俺あんな怪獣じゃね Σん?」びくっ
シロ「どうし Σはっ!」
蒼月「千ちゃん逃げてえええ!!」
千様「Σきゃー何々っ」飛び退きっ
粋「グルオオオオッ!!」勾陣化っ
シロ「Σあんのアホ兄貴 焦れて弟のリミッター外しおったな!!」
蒼月「成る程。なかなか捕まらないんだね
その何かしょーもない事した小物妖怪」こそこそ物陰っ
小太郎「Σそんな理由で災害レベルの化け物を!?」ぎゃいいんっ
だだっ!
千様「あら? 粋君普通に走り去ってったけど?」おそるおそるっ
シロ「意識降っとんでいても己の主は解るようだからな。追い掛けて行ったのだろう」ふむ
蒼月「日々主従関係叩き込まれてるもんねー」ふう。
小太郎「兄弟ってそんなんだっけ?」
千様「Σあら!?殿が居ない」はっ
石燕(与一)「おい、廊下に家康吹っ飛んで来たのだが。」
小太郎「Σ跳ねられてた!!」ぎゃいんっ
千様「あら?今中身与一さん?」
石燕(与一)「石燕はみぞおちにコイツの頭突きくらって意識吹っ飛ばしたわ」けほっ
蒼月「ねえそれバカ殿生きてる?」
石燕(与一)「知らん 私も胃袋ひっくり返りそうになって数秒気絶しておったんでな」
シロ「顔色悪いぞ 厠は向こうだ」指差しっ
ーーーーーーーーーーーー
彬羽「こりゃ被害額とんでもないぞ」ソロバン弾きっ
家康「あーあ。これ天海に言うの嫌だなあ」うーん。
シロ・千様・小太郎(Σさらっと復活してる!!)
家康「ん?どしたの?」
シロ「化け物か お前は」引。
家康「いや化け物はあっち。」指差しっ
彬羽「もっとこう どうにかなら無かったのか?」
白「だって放置してたらしてたで怒るだろ」正座っ
彬羽「Σ当たり前だろ!つか大将はお前だぞ自覚持て!!」
粋(俺なんで怒られてるんだろ あれ?記憶がっ)巻き込まれ正座。
千様「ちなみに何やったの追っかけてたの?」
白「食い逃げ」
シロ「は?」
白「ぬらりひょんが相手が気にしないのいい事に 正月気分で無線飲食で豪遊して とんでもない金額になってさすがに人間にバレた。」
蒼月「いや、あいつ普通バレないじゃん
つか居ても居ないと錯覚させる奴でしょ
それでバレるってどんだけ豪遊したんだよ羨ましいな」
白「だから捕まえられなくて苦労したんだぞ」くわっ
蒼月「Σそりゃイラついたよね!ごめんごめんごめん!!
無表情で思い出しキレやめて! 目だけくわって怖い怖い怖い怖いっ!!」ひいいっ
小太郎「ひょっとして白って彬羽よりキレやすいのか?」わおんっ
彬羽「なぜ俺を比較対象にする?」
家康「あーそりゃないって
確かに見た目よりは沸点低いけど コイツのが万倍単純馬鹿でしょー」あははっ
千様「殿、学習しましょ」
家康「」きゅうっ
小太郎「どうせすぐ復活するんだろけどさ」うーん。
蒼月「つーか凄いなぬらりひょん。
この人の追撃から逃れる続けるって 持って生まれた能力めちゃ使いこなしてんじゃん」
彬羽「最終的に恐怖で自分から捕まりに来たがな」
粋「あー。その辺は知ってる。
なんか泣きながら捕まえてくれー!って
無表情で追っ掛けるからそりゃこえーわ。必死にもなるって話だよなあ」
白「俺に表情出せってのが無理だぞ」きっぱり
蒼月「それに加えて猛獣乱入かよ
うわ怖っ そりゃ泣くって」
粋「猛獣?そんなの居たっけ?」
千様「うん。さすがだわ。」頭なでなで。
白「そんな怖いか?」うーん。
鏡子「表情豊かにする練習します? はい笑って笑ってー」どろんっ
白「お前相手ににこにこしろって事か?」むう。
鏡子「鏡ですから。」
シロ「すまん。それはそれで恐ろしいので他所でやってくれ」
白「そもそもやらない。」きっぱり
蒼月「えー俺なら喜んでやるけど?
ね?鏡子ちゃ「本日の営業は終了しました。」どろんっ
蒼月「Σ営業って何!? ねえちょっと応答無し!?」
千様「他の鏡に移動したんじゃないかしら?」
シロ「年末年始酔っ払ってウザ絡みしておったからな 仕方無かろう。」うむ。
蒼月「ちえー。つまんないの」ちっ
襖がらっ
石燕「あー 気持ち悪っ
あれ。白さん何してんすか?」
白「顔が怖いって言われたから」
小太郎「表情筋ほぐしてるんだぞ」わんっ
石燕「肉球でぺちぺちするとほぐれるんすか?」
白「さあ?とりあえず犬くさい。」
小太郎「Σ!!」がーん。
千様「あー。寒いから犬シャンプー控えめなのよねえ」あらまあ。
彬羽(後で丸洗いするか。)ふむ。
家康「しっかし最近鏡子ちゃんのドライっぷりが凄いねー
お前そのまんまじゃホントに嫌われちゃうよ?」お茶ずずー。
蒼月「マジで復活早いなムカつくな」ちっ
千様「最近変な所しか見せてない上に ちょっとしつこいものねー
蒼月君の事だし本気とかそういうのは置いといて。
良い所見せないとホントに嫌われるわよー?」
蒼月「うわグサッとくる。
え?何?良い所って
ジジイの手伝いしてるよアピールでもすりゃいいの?」
彬羽「お前の手伝いは主に文書偽造だろが。」
シロ「それこそ真面目な鏡子が見れば幻滅しかねんな」
白「じゃさっきのぬらりひょんみたいに 自分の特技磨けばいい。」
蒼月「Σあ。成る程 って何で犬が一二三ちゃんに代わってんの?」
一二三「小太郎さんに代わり頼まれたんだべ。」
粋「なんだこの状況。」
一二三「おらいつまでお顔揉んどきゃいいんだか?」
白「さあ?」はて。
シロ「そもそもその行為に意味は有るのか」
彬羽「普通に無いだろ」きっぱり。
蒼月「よし、スルーしよ
んーと。俺の能力って事は やっぱ幻術だよね
能力としちゃレアもんだし」
千様「Σえ。そうなの!?」
蒼月「レアだよ。
狸とか狐には結構使えるの居るみたいだけど
それでも高度なのはそうそう居ないよ」
粋「何気に自分は高度って言ってねえ?」
蒼月「そりゃ高レベルだもん」どやっ
一二三「それって石燕さんにも効くんだか?」
石燕・蒼月「Σえ」
石燕「・・・どうなんしょ?」※生まれつきの霊的な物を見る、見破るのに長けた目。
蒼月「いや、言っても人間 だよね?アンタ」※対象に思い通りの幻覚を見せる事の出来る蛇眼。
彬羽「そういや正反対の能力か。」ふむ
白「あれこれ面白いかも。」ほう
粋「なあなあ、こういうのって 何で勝敗決まんの?」
シロ「精神力 ではないか?」
小太郎「へー。 どっちも頑張れっ」わんっ
石燕・蒼月(Σ何となく負けられないっ!!)
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魄哉「で、
こういうワケですか。」うわあ。
石燕(与一)「こやつはひ弱な分 気合いで生きとるからな。」
魄哉「で、石燕さんは?「気力使い果たして意識飛びおったわ」うんざり。
千様「はいはい。蒼月君 すねないのー」コタツめくりっ
蒼月「寒いから開けないで」どよーん。
小太郎「泣くなよ」
蒼月「泣いてないよ!!」
魄哉「まあ、メンタル面で勝てるわけ無いですよね」
白「蒼月根性無いもんな」うん。
魄哉(そもそも気合い云々でなく 蒼月君のは格上には効かないんで 霊感の塊みたいな石燕さんに勝てるわけが って
あれ?石燕さんて人間ですよね?
え?あれ 人間が修行も修練も無く混ざりけ無しの妖怪にっ?)混乱っ
家康「あの、混乱してる所悪いんだけど こちら彬羽が計算してくれた本日の損失だよ」
魄哉「Σ本日何が有ったんですか!?」
白「食い逃げ。」
魄哉「Σえ。この額食い逃げって
え まさか君
白「濡れ衣だ」むっ
一二三「お顔に出ないと ごめんなさいしてるのに反省してないみたいで可哀相だなあ」うわあ。
粋「いや兄貴食い逃げしてねえから。
ごめんなさいしてねえからな?」
千様「Σあ。ちょっと凹んだわっ」
小太郎「Σおおっ これは解る」おおおっ
白「怒るぞお前ら」むかっ
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徳川忍「頭目! 町に化け物が出たそうです!
茶色い鬣に紅の紋様
挿音「あーうん 大陸のめでたい獣だな
正月5日に出るとか縁起がいいんじゃねえの?」棒読みっ
徳川忍「Σマジっすか!?
一緒になんか白いのも「あーうん、それもだわ。
ダブルでお目見えたあ幸先良いなー」キセルすぱー。