小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月17日

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小太郎「雨だなー
今日障子貼り替えたかったのに」きゅーん。


千様「いっそ今のうち外に出しとく? 神がふやけて剥がしやすくなるわよー」

家康「あのー それだと晴れて新しいの貼るまで 外と中とが筒抜けになるんだけど」




蒼月「この時期にそれは俺が死んじゃう。」真顔。

千様「ごめんなさい。最近コタツの中だから頭からすっぽ抜けてたわ」





シロ「さすがに年越しまでには晴れるだろ

しばらく俺も手伝えんしな。」

家康「そういや気になってたけど お前腕どうしたの?」

千様「あら、殿と打ち込みの練習でもしてて痛めたんじゃないの?」




シロ「こ、この前 畑の手伝いをしていた時に うっかり全力で地中の石に鍬をだな」目そらしっ

千様「Σまさかのあの時の!?」

家康「Σ私が腰いわした時のか!!」


蒼月「つかバカ殿 治るの早くない?
腰って一度やると長いってジジイが言ってたよ?」

家康「ふっふっふ。私の七つの特技の1つ

一度寝て覚めたら大概のケガは存在忘れてるよ」どやっ

小太郎「治るわけじゃないんだな。」

千様「たまーにそれで 傷口ぱっくり空いて危篤になってたのよね」

家康「Σうおう!バラされてた!!」

シロ「それは阿呆と言うのではないか?」





白「なんだ。やっぱケガしてたのか」

千様「あら。白君おはよう

今日は彬羽君に叩き起こされなかったのね。」

白「雨でほんのり暖かいから
無言で踏まれた。」あくびっ



一同(Σ荒いにもほどがある!!)




シロ「やっぱりとはなんだ やっぱりとは。」むっ


白「お前大概どんくさいし」


家康「いやいや。地中の石はしゃーないでしょ
予期せぬ伏兵だよ」



白「当てちゃったならいっそ割れば大してダメージ受けないぞ」ばっきり

シロ「寝ボケ眼で漬物石割るな 腹の立つ。」



蒼月「バカラスが無茶苦茶だから忘れがちだけどさ」

千様「白君も大概破壊力おかしいのよね」うんうん。




粋「正月前に漬物石割ったらヤバくね?

てかさ。前々から思ってたんだけど
人とバケモンって 細胞の作りとかその辺もやっぱ違うのかな」破片拾い拾いっ

家康「半分ずつの体でもやっぱ解んない?」

粋「むしろ自分が半分ずつだから解らなくねえ?」


シロ「普通に自分の体の構成など自分で解らんだろ」




千様「どうなのかしらねー
人より強度があるは確かなんだけど」

蒼月「あー。 バカラス見ると解りやすいよね」




白「・・・細胞?」じっと手を見る


粋「いや。見えねえと思う」




飛天「細胞というか。体の造りの問題だな

同じ走るのが得意なものでも
犬は長距離向け、牛は短距離で破壊力あるだろ?」




家康「最近当たり前のように混ざるね」

飛天「て、事でお邪魔してます。
ずっと話に入るタイミング測ってたよ」



シロ「ふむ。解ったような解らんような」


飛天「その辺よく解らないから 俺らは化け物なんだよ」

小太郎「成る程 で、いいのかな。」うーん。





白「で、また見合い話から逃げてきたのか

ほんと断るの苦手だなお前」

飛天「俺と言えばそれしか無いの?」

シロ「ん?違ったのか?」





飛天「お歳暮。」

千様「あらー。立派な新巻鮭」


一同(Σまさか獲った!?)




飛天「そりゃうちの里山奥だし

近くの川によく鮭が帰ってくるんだよなあ」


シロ「Σうおう!読まれた!!」


飛天「いや。普段から獲ってそうなの居るし
なんとなーくそんな気がなあ」





白「バレたか。」

粋「見事なベアクローで獲ってるの見た時はビビったビビった」うんうん


蒼月「マジで何してんの。」


白「おやつ確保?」


蒼月「Σ普段あんだけ食べて更におやつにシャケって何!?」





シロ「成る程。わけ解らんから人外か 納得した」


飛天「俺はあそこまでワケ解らなくないからな?」




千様「さてと。 ジメジメ鬱陶しいしー
今日大掃除無理ね ゴロゴロするわよー」

小太郎(いつもしてるけど。)



飛天「Σうえ!大掃除!?
タイミング悪かったか!?」

小太郎「いや大丈夫。雨で障子張り替え出来ないなーって話してた所だし」

飛天「雨?

えーっと。今日貼り替える予定ではあるんだよな?」

家康「?
そうだけど
いや無理でしょ」






飛天「いや。 何も水ぶっかけなくても。」

霧吹きで水しゅっ


一同「Σその手があった!!」おおおっ





飛天「・・あれ?

ひょっとして全員脳ミソまで筋肉?」


白「脳ミソが人外なんだな。きっと」うんうん。

飛天「いやそれお前いや何でもない」






千様「あ。替えの障子紙買ってくるの忘れてたわ」


蒼月「Σうそおおおお!!」ひいいっ

家康「Σもう剥がしちゃったのに!!」びりっびりっ




白「全力疾走な」財布ぽいっ

粋「了解!」だだだっ


飛天「Σあの石段を!?」

白「お前の言う走るのに向いてるタイプだ」

シロ「あれはただの熟練のパシリだ」きっぱり






魄哉「おや? 誰か漬物石知りませんか?」



飛天「Σ逃げ足はやっ!!」

シロ「Σこらああ!せっかくの身体能力いらん事にばかり使うな!!」





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