小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月16日

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杜和「メリークリスマスですわっ!兄さまっ」じゃんっ



小太郎「・・ 挿音なら年末江戸城の警備で出っぱなしだぞ」引。

杜和「ちっ
江戸城ですわね 行きますわよ赤兎。」くるっ


シロ「Σ待て待て待て待て!!そのド派手なカッコで江戸城に殴り込む気か!!」

杜和「あら?知りませんの?こすぷれと言うんですのよ」ふふんっ
シロ「Σ何でもいいわ!嫁入り前の女が足出すなああ!!」



杜和「嫁入り先なら決まっておりますので問題ありませんわっ」どやっ

小太郎「お前の脳内でだよな?」

シロ「そもそも兄妹は無理 だああもう突っ込みきれん!!」




杜和「一人で喧しいお子様ですわね。」


小太郎「Σ相手は女の子!!丸腰!!刀抜いたら武士の名折れ!!」ぎゃいいんっ

シロ「くっ・・!」ぷるぷるっ




蒼月「あーもーうっさいなあ
何叫んで お、杜和ちゃんやほー」

杜和「足に向かって挨拶やめて下さいます?」


シロ「見ろ!だから出すなと言っておるのだ!!」






白「子蛇生みたくなかったら程々にな。」すたすた


蒼月「Σ俺何だと思われてるの!?」



杜和「何か足首まで隠れるもの下さる?」

蒼月「Σ信用ゼロ!!」






間。


粋「えーっと。その
兄貴の発言の8割は 脳ミソ通してないからその
セクハラとかじゃねえので」冷や汗だらだら

杜和「細かすぎますわよ。
危険なら危険とズバリ言って貰った方が助かりますわ」どやっ

粋「Σほんっと神経太いなお前!!」

杜和「男の癖に細かすぎるんですわよ」




小太郎「すっごい会話。」


蒼月「確かにバッサリやられたね。」ふっ

シロ「お前は日頃の行いがな」



白「そもそも今江戸城行っても会えないと思うぞ
年末で警備が凄いって話だし」

一二三「んだんだ。
おらも危ないからって魄哉さんの娘のフリお休み中だ。」

杜和「何してるんですのあの人」

一二三「お見合い回避だ」

杜和「察しましたわ。」納得。



シロ「まあ確かに
こんなド派手な格好の不審極まりない女が 筋骨隆々の馬かっ飛ばして来たらその場で取り押さえられるな」ふむ。

杜和「あら?赤兎をなめてらっしゃいますわね。

軍勢のひとつふたつ蹴散らして突破ぐらいわけありませんわよ」


シロ・粋・白「絶対やるな。」



シロ「この女どうにかならんかっ」

蒼月「一途で可愛いと言えば まあ可愛いんだけどねえ・・ うん。黙ってれば」

小太郎「蒼月でもちょっとキツイのか」

蒼月「容姿だけならストライク。」ふっ




白「もうちょい離れとけ。」

杜和「ですわね。」すすすすす







粋「あのなあ。お前の兄貴は昼夜問わず部下の指示して江戸城警備してんだぞ?

それを蹴散らしちまったら その頑張りお前がぶっ壊す事になるだろ」

杜和「Σはっ それはいけませんわ!!」ガーン




小太郎(ひょっとしてアホなのかな。)うーん。




粋「よっしゃ。説明通じた!」

シロ「お前の根気には感心する」

粋「そりゃー馴れてるもんよ」


白「なんでこっち見る」






シロ「まあそれにだ
職場に家族が来ると言うのは あやつの性格上キツイものがあるであろうな

考えても見ろ?忍頭だ 威厳と言うものがあろう」


小太郎(不安すぎてダメ押ししてる)



杜和「んー。確かにそうですわねえ
忍の皆さんにも可愛い嫁が居るとアピールして 周りから固めて行こうかと思ったんですが」ふむ。

小太郎「Σ計画的反抗!?」きゃいいんっ




杜和「兄様がお仕事しづらくなっては嫌われてしまいますし
判りました。やめておきますわ」ため息。




白「よし、これで俺らも怒られなくて済む。」

蒼月「だね。 なんで引き留めなかったって偉い目に遭わされるよねー」


シロ「お前らな。」





一二三「あれ?そもそもクリスマスって1週間くらい先じゃねえべか?」


杜和「世間がクリスマスしてるので多少のフライングはいいのかと」

小太郎「それはクリスマス商戦で儲けたい店だけだぞ」わおんっ


シロ「こういうズレとる所は箱入りのお嬢か」ため息。






一同「・・・・・・。」







家康「私が言うのも何だけど
大名の姫様が将軍の住居に殴り込みって発想がどうなの?」

杜和「イエティ 江戸城に居ないじゃないですか」


家康「Σイエティいいい!?」





一二三「家康さんて雪男だったんだべか?」きょとん。


シロ「Σおい!一応将軍将軍!!
お前らのてっぺんだぞ!!」



杜和「あら?魄哉さんからそう呼ぶと喜ぶと言われたんですが」

家康「Σあ。ヤバイ
天海 年末激務でテンションおかしくなってるねそれ」

蒼月「そろそろ強制的に休ませないとだねー」


シロ(またひと波乱か。)





杜和「仕方無いですわ

出直しますので クリスマスには兄様休みにしてくださいね?」

家康「いや私シフト管理してないし」



杜和「年末ドッキリイベント 江戸城薙ぎ倒し単騎駈けしますわよ?」

家康「どうにかするからマジでやめて。」






シロ「さっきまでの会話無かったことになってないか?」

小太郎「目の前しか見えないタイプ なんだろなあ」うーん。

蒼月「女の子はねー。こういう所あるよね
好きだけどさ」ふっ

白「そうそう無いだろ」きっぱり






ーーーーーー


江戸城






挿音「ぶえっくしょい!!あーちきしょっ」


魄哉「おっさんですか。」




挿音「やっべえ。まさか風邪ひいたか」ぶるるっ

魄哉「Σえええ大丈夫ですか! 風邪って何年ぶりです!?」



挿音「解らねえ 半端じゃねえ悪寒が。」ぞわぞわっ




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