小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月15日

f:id:t00c:20191215094907j:plain






九尾「のう。鳥よ」

魄哉「鳥って
鳥類なら彬羽君もですが」

九尾「あっちはカラスじゃ
お前は品種謎じゃろ」

魄哉「はあ。まあ言わばキメラですからねえ」




千様「珍しい組み合わせね」

家康「だねえ。
てか徹夜明けだから寝かしてあげて欲しいんだけどなあ」

千様「アニマルセラピー?」

シロ「あれほど癒されん動物も珍しいがな」





魄哉「で、何でしょうか? 眠いんですが」ぼーっ

九尾「いやー。ちょっと前にな聞いたのじゃが

お前。安部の奴等と知り合いだったりするかの?」

魄哉「めっちゃ距離とってますけどメンタル大丈夫ですか?」




九尾「だって殺生石すっごい辛かったんじゃぞ!
動けないし何より暇だし!!

意識あるのがえぐいわ!!」きいっ

魄哉「Σ平安時代から意識あったんですか!?」

九尾「そうじゃよ!! えっぐい封印し腐りおって!」きいいっ


一度(Σ陰陽師安部家こっわあ!!)





蒼月「俺 その時代悪さしてなくて良かったよ」

家康「あれ?生まれてはいたりする?」

蒼月「知らない。 人と絡みだしたの最近だしー」

千様「考えたら妖怪って凄いわね」



魄哉「ですよ。確かに年寄りですが、千年そこらで僕が長寿ってのもそんな言うほどでは

蒼月「いや。4桁は大概だよ」きっぱり



小太郎「俺らの世界じゃ相当根性無いと喧嘩に負けたら終わりだからなあ
千年はまず生きられないって」

シロ「成る程。野生の王国か」納得。




千様「あら?安部さんと言えば
あんた知り合いに居なかった?」

魄哉「さん付けだと近所のおっちゃんぽいですね

陰陽寮の同期ですが?」

シロ「Σ九尾落ち着け!天袋が抜ける!!」

小太郎「Σ押し入れ壊れる!!そのサイズじゃ入れないって!」ぎゃいいんっ


蒼月「何?ジジイ陰陽師やってたの?」

魄哉「一時期ですね
ちょっと酔っぱらって記憶飛ばして暴れてた所を安部さんに見つかりまして そこからガチバトルからの素面に戻りスカウト と。

いやはやお恥ずかしい」苦笑


千様「アンタの人生濃すぎるわよ」引。

家康「酒乱は若い頃から変わんないんだねえ」納得。



蒼月「それって人外なのバレッバレじゃん
よくそんなんスカウトする気になったよね」うわあ。


挿音「マジで喧嘩してこそ解るもんもあるってもんだろ?」

蒼月「いやアンタが言うと怖いから」

千様「なんでこういう話には加わるのアンタ」



魄哉「誤解のないよう言っておきますが
挿音の思うような殴り合いの喧嘩ではありません」真顔。

蒼月「いや、誰も誤解しないよ」


魄哉「それに安部さんは人外には寛容なんですよ

ごりっごりの半分妖怪ですから」

九尾「うむ。狐の血筋じゃ」

シロ「成る程。狐同士の縄張り争いか。」



九尾「おい。抜けんようなったぞ」天袋からぶらん

シロ「小型の物に化けろ」きっぱり



家康「一体どんな狐同士のガチバトルがあったんだろうねえ」うーん、

千様「今の九尾ちゃん見てると想像もつかないわよね」

九尾「そりゃ 今尻尾しか見えんじゃろからな」ぎっちり




魄哉「まあ 九尾さんを封印したのは安部さんの子孫ですからね

本人とは違いますし そもそも狐の血なんて薄めに薄め倒してちょっと混ざってるかなー?くらいだったと」

挿音「感覚マヒってるみてえだけど
普通は一滴も混ざってねえからな?」



魄哉「・・・・ですね。」ふっ



家康「周りに人混じりの子が多いからねえ」

千様「白君、粋君、飛天君くらいでしょ?」

蒼月「千ちゃん千ちゃん。普通はそんなん複数居ないんだよ」


魄哉「そういう人によくよく御縁があるんですかねえ」ふむ




シロ「しかし安倍晴明か。あ奴等と同じ人外ミックス
どんな奴だったのだ?」

千様「あ。アタシ会ったことあるかも」


魄哉「ありますね。当時もわざわざ陰陽連までたかりに来てましたからからね」けっ

一同(Σ仮にも職場っ!!)



千様「過ぎたことグチグチ言わないのー

確かねえ
こいつがもう一羽いるような細かくて真面目で頭カチカチのうっさい男だったわねー」

家康・蒼月「Σうっわ!めんどくさっ!!」

魄哉「はい?」にっっこり



挿音「あー。こりゃめんどくさいわ」キセルすぱー


シロ「ま、まあ 不真面目であるよりは気があったのではないか? 」



魄哉「それが
鳥野郎 狐野郎と呼び合う犬猿の仲でした。」

蒼月「なんでそんなんでスカウトのったの?」

魄哉「ノリです。」きっぱり



魄哉「あ。ちなみに 子孫の方は普通に徳川の陰陽連に居ますけど ちょっかい出したら怒りますからね?」

九尾「Σ誰が出すか!!
そもそも、まだ陰陽連あるのかえ!?」ひいいっ


家康「そりゃ良い物は残しとかないとね」





千様「なんだかんだで凄くいい友達だったみたいね」お茶ずずー。

家康「だね。
安部さん子孫 いきなり『天海サマ』に話しかけられてビビってたし」

シロ「馴れ馴れしいが普段会わない親戚のノリか?」うーん。





蒼月「つまり アンタ今も昔も大差無いよね」

魄哉「Σ確かに!!」はっ



一同(Σ数百年キャラ変わってない!!)


九尾「なんじゃ。成長しとらんのか」ぶらん

挿音「お前は退化してねえ?」







>サイトトップに戻る