小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月31日

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挿音「えーとなんだ?ここはこっちのを っと」



蒼月「ん?何してるの?」


挿音「下手に寄ると爆発すんぞ?」

蒼月「Σ本っ気で何してんの!?」ひいいっ




千様「火薬扱ってるのよー
だから特に火気は厳禁ね」

蒼月「また徳川の?
何どこにぶち込

挿音「なんでそう物騒な方に持ってきたがんだよ」

蒼月「だってアンタ物騒じゃん」きっぱり




家康「作業してる忍にちょっかい出すと ろくな事ないよ?」

蒼月「だね。」逆さ吊りっ


千様「蒼月君ホントお仕置きされ慣れてるわよねえ」





小太郎「なあなあなあ じゃ何作ってるんだ?
煙玉か?催涙玉か?」わおんっ

挿音「そう思うなら寄ってくんな
お前が一番ダメージ負うだろがよー

Σおいこら尻尾振るな 火薬が散るっ!」



蒼月「?
なんかほのぼの?」ぶらーん。

家康「だねえ。
兵器の類いじゃないからね」にこにこ

千様「あら珍しい 歩く弾薬庫なイメージなのに」



挿音「はあ?そこまで物騒じゃねえわ」けっ

千様「えーと確か

普段 全身に刃物弾薬その他巻き付けてる上、忍服の時は手甲にも短刀。額当てにも鉄板兼カミソリ入っててー、脚絆にもあらやこれやそれや
髪紐に毒針も仕込んでるわよね?」

挿音「甘えな。まだまだそんなもんじゃねえぞ?
ついでに手甲は短刀だけじゃねえわ。」にやり。


一同(弾薬庫じゃなくて武器庫です)うわあ。



魄哉「はかどってますかー?」ひょこっ

挿音「はかどらねえから こいつら撤去頼むわ」


蒼月「ん?ジジイからの依頼?」

魄哉「ええ。ちょっと・・ なんで吊られてるんですか?」

蒼月「お宅の忍に仕事人みたいな真似されちゃったんだよ」

魄哉「察しました。うろちょろされると危険なのでそのまま吊られといて下さいね」すたすた。

蒼月「Σこんなんで察すんなよ!!」ぶらぶら




家康「確かに邪魔だし向こう行ってよっか
夜に間に合わないしー」

千様「夜?」


挿音「おう頼むわ
全く緻密な作業だってのによ ん?」



白「この変な色の粉なんだ?」じーっ

一同(Σ火気の塊来ちゃった!!) ひいいっ



粋「なんだこれ 土?
粘土でもねえし何だこれ」うーん。

家康「Σうおう!火気追加されたああ!!」ひいいっ





じゃらららっ

粋「Σん!?」


魄哉「粋君すみません!!大人しくしてて下さい!!」

粋「Σうっぎゃー!」逆さ吊りっ



蒼月「よ。お仲間」ヤケクソぶらーん。

粋「Σ何!?何事だよこれ!!
え、ちょ なんか封印されてるしっ」じたばたぶらぶらっ



魄哉「言い忘れてましたが 僕の鎖は人妖共用ですので
巻き付つかれてる間は御札全身に巻かれてるのと変わりありませんよー」

粋「Σなんだそれ!製造法がめちゃ気になる!!」ぶらーん。

魄哉「企業秘密です。」きっぱり




家康「白は逃げたね」うーん。

小太郎「あーあ。 一度興味持つとしつこいからなあ
気を付けとかないと」わおんっ






彬羽「黒蜜くずきり。
水饅頭もあるぞ」

白「貰う。」しゅたっ


小太郎「Σはやっ!!」


挿音「おお。さっすが敏腕補佐。
マジで助かるわ」

彬羽「一二三にねだられて買いに行ってて正解だったな」ふっ


千様「彬羽君 甘いの駄目なのにね」

家康「なんだかんだ過保護なんだよねえ」うんうん





挿音「よっしゃ
んじゃ 今の内にちゃっちゃと片付けちまうか

っとその前に一服」




家康「Σこらこらこらこら!ちょっそれキセルー!!」 ひいいっ

千様「火気!! それ火気だからああ!!」ひいいい





じゅうっ




コマ『火気厳禁。』筆談。


挿音「おう。悪かったから 素手で火種掴むなよ」

コマ『人形なので 多少焦げてもパーツの取り替えで オールオッケーです。』筆談。

挿音「・・マジで悪かったって」





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シロ「花火と言うのは 素人に作れるものだったか?」

石燕「確か 専門の職人の人が何年も修行して作るもんっすよねえ?」うーん。



挿音「火薬の扱いに慣れてりゃ結構いけんだよ

ま、プロのに比べりゃイビツだがよ
あー。バテたバテた」キセルぷっはー


魄哉「打ち上げ台は 昔使ったこの大砲で行けますね」よっこらしょ

家康「兵器の平和利用だねー」うんうん。




一二三「わーい!花火花火っ」わくわくっ


魄哉「じゃ白君 着火お願いし Σまだ食べてたんですか!?」

白「くずきりって癖になるぞ?」ちゅるんっ



彬羽「こんな事もあろうかと多目に買っておいて正解だったか。」ふむ

シロ「手慣れ方がおかしいぞお前。」





蒼月「・・花火だってさー」ぐてんぐてん。

粋「へー。
頭に血が登ってそれどころじゃねーわ 気持ちわり」ぐたー






九尾「着火係おらんなら わちの狐火でいこうかの?」

魄哉「おや。九尾さん こういうのに出てくるとは珍しい」

九尾「ほほほ。花火の夜という美味しいシチュエーション見逃せんわ
のう?だーりん?」

白「ん?」くずきりもぐもぐ




挿音「シチュも何も着火係だけ偉く遠いけどな

この場でぶっぱなすわけに行かねーし」

九尾「Σはっ!!」


白「九尾が火つけするのか?

頑張れよ」ちゅるんっ


九尾「Σうおお後に退けぬ!

ま、任せておくがよいわっ!!」おほほほほっ




石燕「夏っすねー。」しみじみ

シロ「だな。一段と頭沸いておるな」うむ。






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